【★栗ノ木洞バリルート★丹沢山塊★屁ノ玉洞〜イネゴ岳〜栗ノ木洞〜櫟山〜綱立丸★】
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 669m
- 下り
- 663m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:14
/斉狎邯足柄上郡松田町
⊃斉狎邯秦野市
【▲今回のコース▲】
『寄(やどろぎ)バス停(標高296m/8:52am/登山開始)-稲郷(9:13am)-
寄大橋(9:24am)-遊歩道B入口(栗ノ木洞方面取付地点/9:26am)-
屁ノ玉洞(標高620m/10:03am)-イネゴ岳(標高845m/10:52am)-
標識332(11:11am)-栗ノ木洞(標高908m/11:12am/10分休憩)-
櫟山(標高810m/11:34am/14分休憩)-綱立丸(標高578m/12:22pm)-
土佐原茶畑(12:39pm)-寄バス停(標高296m/13:06/登山終了)』
<水は約1リットル飲む・荷物13kg>
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
/圭-新松田(小田急線/780円) ※新宿新松田:特急はこね1号に乗車(特急券/690円) ⊃珪湘脹-寄(やどろぎ)(富士急湘南バス/520円) 【★復路★】 ヾ(やどろぎ)-新松田駅(富士急湘南バス/520円) ⊃珪湘-新宿(小田急線/780円) 【●往路詳細●】 新宿7:00-8:03新松田8:25-8:50寄 【●復路詳細●】 寄13:40-14:10新松田14:23-15:47新宿 【●公共交通機関リンク●】 富士急湘南バス(新松田駅-寄) http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosenbus.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【●登山道状況●】 <寄バス停〜寄大橋&遊歩道B入口:一般道路&林道> <遊歩道B入口〜栗ノ木洞:線無しバリルート> <栗ノ木洞〜櫟山〜寄バス停:一般登山道> <綱立丸付近:短距離の線無しバリルート> ヾ鵐丱皇筺全鸞膓供遊歩道B入口:林道歩き ⇒景眛B入口〜屁ノ玉洞:道形やや明瞭(赤テープ有) Uノ玉洞〜イネゴ岳:道形明瞭(赤テープ少ない) ぅぅ優干戞膳ノ木洞:道形不明瞭(赤テープ少ない) シノ木洞〜櫟山:道形明瞭(道標完備) 綱立丸付近:道形不明瞭(赤テープなし) л山〜寄バス停:道形明瞭(道標完備) 【▲登山者数情報▲】 ヾ鵐丱皇筺全鸞膓供遊歩道B入口:0名 ⇒景眛B入口〜屁ノ玉洞:0名 Uノ玉洞〜イネゴ岳:0名 ぅぅ優干戞膳ノ木洞:0名 シノ木洞〜櫟山:0名 綱立丸付近:0名 л山〜寄バス停:6名 【★読み方★】 ヾ鵝Г笋匹蹐/やどりぎ 稲郷:いねごう/いねご 4鸞膓供Г笋匹蹐おおはし ふノ玉洞:へのたまどう ゥぅ優干戞Гい佑瓦世 しノ木洞:くりのきどう ポ山:くぬぎやま 綱立丸:つなだてまる 土佐原茶畑:とさわらちゃばたけ 【★山の別名★】 》ノ玉洞:屁の玉ドウ ▲ぅ優干戞О雍審戞Εぅ淵乾Τ戞Π雍浸魁Εぅ優柑 7ノ木洞:地獄谷山・地獄山・栗ノ木洞ノ頭・ 栗ノ木洞丸・栗ノ木ドウ・栗ノ木道・栗ノ木堂・ 稲郷沢ノ頭・イネゴ岳・栗ノ木ドウ山 ぽ山:櫟山ノ丸・クヌギ山・井戸沢ノ頭 【★尾根の名称★】 ヾ鸞膓供奏ノ玉洞〜栗ノ木洞:栗ノ木洞西尾根・稲郷沢右岸尾根・イネゴ尾根 中山峠〜浅間山〜櫟山〜栗ノ木洞〜鍋割山:三ノ萱南尾根・鍋割南尾根・鍋割山稜 ※屁ノ玉洞や栗ノ木洞の『洞(ドウ)』は元来『ドウ』という 口語伝承地名で、平(たいら)という意味である。 ちなみに『ドウ』は後世に『洞』という漢字に充てられただけ で、洞窟や岩小屋などとは一切無関係である。 ※『栗ノ木洞』は栗の木が茂る平らな山頂という意味で、 『屁ノ玉洞』はイヌガヤが生えている平らな山頂という意味である。 ちなみに屁ノ玉(へのたま)も妙な漢字に充てただけで元来の意味は 『ヘノタマ=イヌガヤの木』という意味である。 現在の栗ノ木洞や屁ノ玉洞は栗の木やイヌガヤの木が全く無く、 杉か檜であるが、その理由は戦後の高度経済成長初期にこれらの山々 の自然林を伐採して杉や檜を植えてしまったのが原因である。 |
その他周辺情報 | 【■周辺観光情報■】 松田町観光協会 http://www1a.biglobe.ne.jp/matsuda-kanko/ 秦野市観光協会 http://www.kankou-hadano.org/ 栗ノ木洞WIKIPEDIA https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%97%E3%83%8E%E6%9C%A8%E6%B4%9E 【■周辺の山小屋■】 鍋割山荘 http://nabewari.net/about 【■今の時季のバリ登山は鳥獣保護区で行なうべき!■】 神奈川県/鳥獣保護区&猟区&乱場(準猟区) http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/793030.jpg |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(2)
1/25
000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(4)
ティッシュ(3)
三角巾(1)
タオル(2)
携帯電話(2)
軍足(1)
雨具(3)
防寒着(3)
ストック(2)
冬用手袋(2)
時計(1)
非常食(1)
着替え(1)
軍手(1)
六本爪アイゼン(1)
鈴(3)
ラジオ(1)
ライター(3)
ビニールテープ(5)
10m簡易ザイル(1)
山神ノ御札(1)
使い捨てカイロ(5)
小型懐中電灯(1)
帽子(2)
予備メガネ(1)
替えの靴下(1)
替えのパンツ(1)
小型裁縫道具(1)
荷物固定用ゴムバンド(1)
新聞紙(1)
サングラス(1)
携帯電話電池式充電器(1)
ゴーグル(1)
緊急シェルター(アルミ製)(1)
ブランデー300ml(1)
毛糸のマフラー(1)
ツェルト(1)
小型救急箱内の薬(20)
デジカメ(1)
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感想
【■■■感想と解説■■■】
今回は『丹沢の山と谷・山と渓谷社・昭和35年4月1日発行』の163頁に載っている『屁ノ玉洞(へのたまどう)』と云う名前の奇妙な山名が再び気になりましたので2011年以来4年半ぶりに行きました。この山の名前は現在の地図からは消えてしまっております。『屁ノ玉』とは「イヌガヤの木」と云う意味があります。。ちなみに「洞(どう)」とは場所もしくは平という意味で、元来は栗ノ木洞も『栗の木ドウ』と表記されていて、屁ノ玉洞も『屁の玉ドウ』と表記されておりました。そして後世になり「ドウ」を「洞」などの漢字に宛てたという推測も出来ます。したがって栗ノ木洞は『栗の木が茂っている平坦な山頂』と云う意味で、屁ノ玉洞は『イヌガヤの木々が茂っている平らな山頂』と云う意味に解釈する事が出来ます。
まず初めに寄(やどろぎ)バス停から稲郷の集落を経由して寄大橋の近所の寄水源林の管理棟の脇のB路へ入ります。B路をひたすら登るとB路とA路を示す道標とベンチがありますので、その道標の裏側から稲郷尾根に取り付きます。杉の植林帯に造られた林業用仕事道の急斜面を登ると屁ノ玉洞直下の小規模な天平(でんでえろ)状態の場所に出ます。ここから目の前の杉林を登って鹿柵を越えると屁ノ玉洞(標高620m)の頂上です。屁ノ玉洞の頂上は一面が杉の植林帯で鬱蒼とした場所でした。辺りを見回すと『イヌガヤの木々が茂っている山頂』の雰囲気が無いので、おそらく戦後の高度経済成長初期に自然林を伐採して杉や檜を植林してしまったのでしょう。屁ノ玉洞からは鹿柵を1回くぐって植林帯の鬱蒼とした林業用仕事道の急斜面をひたすら登るとイネゴ岳(標高845m)に着きます。
イネゴ岳は植林帯の中規模な天平(でんでえろ)で栗ノ木洞付近まで天平が続いておりました。丹沢一の天平(でんでえろ)は大杉山だと思いますので、おそらくイネゴ岳付近は丹沢第二位の天平(でんでえろ)ではないかと考えられます。ここから鹿柵を2回くぐると標識332号へ出て栗ノ木洞への赤線登山道へ合流します。栗ノ木洞(標高908m)は鬱蒼とした植林帯で頂上はやや広いですが、隣の櫟山(標高810m)は草原状の山頂で秦野方面の眺望が抜群でした。ここから寄バス停までは下り一辺倒で、その途中において綱立丸(標高578m)の短距離バリエーションルートを登って、土佐原集落上部の懐古的な茶畑を通って寄バス停に至ります。今回の総括は古地図の奇妙な名前の山である屁ノ玉洞のピークを踏めた事で満足しております。
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