南八甲田山 赤倉岳 ビバーク訓練

2016年01月09日(土) ~ 2016年01月10日(日)

• GPS: 26:10
• 距離: 10.5km
• 登り: 887m
• 下り: 878m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:22
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:22

7:46 蔦温泉バス停
7:50 蔦温泉
8:00 菅沼
13:08 赤倉岳（南八甲田）

2日目

• 山行: 2:21
• 休憩: 0:01
• 合計: 2:22

7:30 赤倉岳（南八甲田）
9:42 9:43 菅沼
9:49 瓢箪沼
9:52 ゴール地点

○寝床の環境
・外の気温−12℃
・ツエルト天井のへっぽこイグルー内の気温　−5℃
・ナンガ　ナノバック540SPDX　快適使用温度−14℃　使用限界-30度
・イスカ　ゴアテックスシュラフカバー
・サーマレスト　Zライト

寒くはないけどマットがちと力不足。
風でツエルトがバサバサしてうるさかった。
夜中目が覚めると、バサバサしない！
ふと上を見上げると、天井が雪で下がっていた。
天井がほしい…　
iga3工務店、天井施工技術の習得に意欲

天候

9日　曇りまれに晴れ間　ほぼ風雪、10日　晴れ時々曇り　

アクセス

利用交通機関：

自家用車

蔦温泉駐車場

コース状況／危険箇所等

南ナガムテの登りは相変わらずつらい。
南ナガムテに上がったら、方位288℃合わせて、標高800まで進む。
途中、針葉樹林の中が歩きやすい。
800mからは高度を変えず、方位274度で滝ノ沢へ目指す。
滝ノ沢は800mくらいで横切ったたけど、
もう少し高い箇所で横切ったほうが、沢のえぐれが少なくて楽かな。
ちなみに赤倉岳の南東尾根に上がるまでは足首くらいの積雪。
赤倉南東尾根標高1200から上は脛から膝ラッセル。
赤倉南東尾根に入ってから、吹き溜まりのような箇所を上げていく。
この尾根は結構、潅木やオオシラビソが邪魔です。なもんで南斜面や、東斜面に迂回して高度を稼ぐ。
雪面の状態は、一度ピットチェックをしたが弱層は見られなかった。

その他周辺情報

蔦温泉の駐車場は、公共のものではなく、蔦温泉の所有地です。
この認識が私には足らなかった。

写真

1/9 8:09

蔦温泉から出発

1/9 8:18

朝日が差します

1/9 8:18

天気予報からもっと悪天を予想してたけどを、
南八甲田はすれすれだったのかな

1/9 8:38

南ナガムテの斜面でスノーシューが滑って右往左往。
「ウガー！」

1/9 9:29

南側は天気が良い

1/9 10:30

滝ノ沢を通過

1/9 11:56

P1001を上から見下ろす。
ここまで上がるのも結構時間を要してる。

1/9 12:03

疲れたら写真を撮って呼吸を整える。

1/9 12:39

赤沼がまっしろ

1/9 13:31

赤倉岳頂上に到着

1/9 13:31

北八甲田山は見えない

1/9 13:31

スキーならあっという間に下りれそうである。

1/9 16:30

3時間かけてできた今夜の宿…
天井はない！ツエルトで覆った。

1/10 8:01

最初のサークルがでか過ぎたな〜

1/10 8:01

風は強いが今日も日が照らしてくれた。

1/10 8:02

一晩たつとブロック同士は強固に接着し、
iga3ダイブは跳ね除けられる。顔面痛し!

1/10 8:06

20cmくらい積雪が増してたけど下りは早いよ。
バックカントリーがよだれをたらしそうな激パウ
前から転んでも痛くない
スノーシュー雪面激降

1/10 8:20

昨日より視界は良好

1/10 8:21

高田大岳は裾野を残しガスの中

1/10 8:28

1/10 8:30

1/10 8:45

滝の沢まであっという間

1/10 9:19

昨日の自分のトレースを見つけてあとは気ままにランブリング

1/10 9:44

1/10 10:00

菅沼に戻る。

1/10 10:00

白鳥がファファ鳴いていた。
まるでパンツァーカイル！先頭はSd Kfz 181か
砂漠での戦車戦と艦隊戦は戦術において似ているとか似てないとか…

1/10 10:04

ヒイ！最後にこの登りは辛い

1/10 10:12

無事に蔦温泉に到着したのだけれど…

撮影機器：

CX6 リコー

装備

備考

今回、テントシューズを忘れた。
寝袋の中で足の寒くて、ダウンジャケットの中に足を入れて凌いだ。

感想

iga3

今回、ビバーク訓練としては満足が得られる結果だった。
しかし、下山後、蔦温泉から警察へ通報されていたことを知る。
蔦温泉の駐車場に、9日丸一日、移動もされない他県�發亮屬�あるということで、
10日の朝に通報がされてしまった。
蔦温泉の駐車場が私有地であるという認識に欠け、
併せて登山計画書を提出しなかったことが原因である。
個人の趣味ごときが他人に心配と迷惑をかけてしまった事に激しく反省する。
警察への通報からすぐ下山したことから、
捜索隊の編成はされなかったが、蔦温泉と焼山の駐在所には迷惑をかけてしまった。
蔦温泉の関係者と焼山の駐在所に深く謝罪してから帰宅した。

一般的な登山シーズンを越えたら、絶対に登山計画書を提出しよう。
この山行記録は自戒の意味をこめて書き留める。

コメント

ゲスト

こんばんは！
お疲れ様でした。昨年に続き、今年も冬の赤倉岳ですね。
ひとりでこれをやろうと思ったら、きっと相当の事前準備がいるのでしょうね。
すごいなあとただただ感心しました！
１２枚目に写っているのは、1001ピークと左に赤沼でしょうか？？
厳冬期の南八甲田の写真は、神秘的で引き込まれるような世界ですね！
下山後のアクシデントはドンマイでしたが、とても面白い山行記録でした！

iga3

Re: こんばんは！
コメントありがとうございます
太平洋側に住んでるので蔦は行きやすいです
準備といえば、装備に結構お金がかかりましたね
計算するのが怖い
結婚する前にあわてて買い揃えましたが、
今後は買えないかも
山頂で朝日に照らされる景色を一番期待しましたが、真っ白け！でだめだめ。
１２枚目はP1001と蔦沼です。
先週沼を回ったときも、菅沼だけ水鳥がいました。沼の広さの割に結構いますよ