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Yamareco

記録ID: 7986738
全員に公開
ハイキング
近畿

中央分水界をゆく栗柄~三尾山~黒頭峰~国領温泉

2025年04月06日(日) [日帰り]
23拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:16
距離
21.7km
登り
1,309m
下り
1,488m
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20 km
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:52
休憩
1:41
合計
8:33
距離 21.7km 登り 1,309m 下り 1,488m
8:50
3
栗柄バス停
8:53
8:58
25
9:23
9:24
24
9:48
67
10:55
10:56
31
11:27
3
11:30
22
11:52
11:53
15
12:08
12:09
3
12:12
8
12:20
12:21
10
12:53
4
12:57
9
13:06
13:10
24
13:34
13:36
17
13:53
21
14:14
40
14:54
15:45
43
国領温泉 助七
16:28
16:53
23
道の駅 丹波おばあちゃんの里
17:16
7
17:23
前三尾でパン休憩。黒頭峰頂上から道を間違え夏栗山の方へ行きかける。国領温泉で日帰り入浴。道の駅でお土産選び。黒井駅には南側に出入り口がありません。飲料消費1.3L弱。
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き)
 宝塚-篠山口 7:32-8:15 JR丹波路快速 770円
 篠山口駅-栗柄 8:25-8:47 神姫バス・草山温泉行 630円
帰り)
 (進修小学校前-黒井駅・神姫バスが使える。340円)
 黒井-宝塚 17:26-18:55 JR丹波路快速 1170円
コース状況/
危険箇所等
荒れている区間が多く、倒木に行く手を阻まれること度々。アップダウンも激しく、こちら向きだと登りは急斜面、下りは岩場という印象。堂の峰手前の登り急斜面、鋸山手前の岩場の下りが特に強烈。佐仲峠からしばらくの尾根道と瓶割峠からの峠道だけはよく整備されていて歩きやすい。
道標やピンクテープ、境界杭などが多数あり進路は明瞭だが、踏み跡のはっきりしない広尾根急登などがありちょっとしたルートファインディングが必要。
その他周辺情報 国領温泉。道の駅丹波おばあちゃんの里。
逆コースだと (公共交通機関が厳しいけど)、篠山口駅に観光案内所と土産物売り場。
篠山口駅にて。よさこいなんて借りてこなくても篠山にはデカンショがあるのに…と思いましたが、もちろんデカンショのポスターもありました。
2025年04月06日 08:18撮影 by  SH-54D, SHARP
2
4/6 8:18
篠山口駅にて。よさこいなんて借りてこなくても篠山にはデカンショがあるのに…と思いましたが、もちろんデカンショのポスターもありました。
栗柄峠の解説板。ほほう。でも中央分水界が線で示してないから判りにくいな。中央分水界は東から多紀連山の尾根に沿って来るのですが、途中で北斜面を鼓峠に下って、ここ栗柄峠でまた多紀連山に復帰するのです。
2025年04月06日 08:51撮影 by  SH-54D, SHARP
3
4/6 8:51
栗柄峠の解説板。ほほう。でも中央分水界が線で示してないから判りにくいな。中央分水界は東から多紀連山の尾根に沿って来るのですが、途中で北斜面を鼓峠に下って、ここ栗柄峠でまた多紀連山に復帰するのです。
取りつき。GPSを見ながら歩いていたのですがまさかここだと思わず通り過ぎました。確かにゲートにピンクリボンが結びつけてあったりしたのですが。
2025年04月06日 08:54撮影 by  SH-54D, SHARP
2
4/6 8:54
取りつき。GPSを見ながら歩いていたのですがまさかここだと思わず通り過ぎました。確かにゲートにピンクリボンが結びつけてあったりしたのですが。
だってこんな植林地と法面の間みたいなところ登るとは思わなかったので…
2025年04月06日 08:56撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 8:56
だってこんな植林地と法面の間みたいなところ登るとは思わなかったので…
登山口からは「分水界の径」道標がたくさんあります。特に小ピークからの下りで向きを変えるところなんかに設置してあって助かりました。倒木は多い。
2025年04月06日 09:02撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 9:02
登山口からは「分水界の径」道標がたくさんあります。特に小ピークからの下りで向きを変えるところなんかに設置してあって助かりました。倒木は多い。
少しだけ主稜線を外れて御在所山頂上。展望は北西に少しだけ。
2025年04月06日 09:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 9:23
少しだけ主稜線を外れて御在所山頂上。展望は北西に少しだけ。
四等三角点「浅木谷山」(443.14m)
2025年04月06日 09:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 9:23
四等三角点「浅木谷山」(443.14m)
堂の峰への登りは足がかりの少ない急斜面。写真ではよく伝わりませんが。
2025年04月06日 09:36撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 9:36
堂の峰への登りは足がかりの少ない急斜面。写真ではよく伝わりませんが。
堂の峰頂上。ようやくほっと一息。強烈な登りでした。
2025年04月06日 09:44撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 9:44
堂の峰頂上。ようやくほっと一息。強烈な登りでした。
シキミ?
2025年04月06日 09:47撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 9:47
シキミ?
樹々の隙間から景色が見えて意外といい感じの尾根道。
2025年04月06日 10:11撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 10:11
樹々の隙間から景色が見えて意外といい感じの尾根道。
コースを示すピンクテープかと思ったら地籍調査でした。まあ今日の登山道は丹波篠山市と丹波市の市境に沿っているので同じことですが。境を示す杭や石柱もありましたね。
2025年04月06日 10:36撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 10:36
コースを示すピンクテープかと思ったら地籍調査でした。まあ今日の登山道は丹波篠山市と丹波市の市境に沿っているので同じことですが。境を示す杭や石柱もありましたね。
目の前に鋸山。
2025年04月06日 10:39撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 10:39
目の前に鋸山。
南側。中央やや左奥に大野山。大野山がちゃんとしたピークに見えるのは珍しい。
2025年04月06日 10:46撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 10:46
南側。中央やや左奥に大野山。大野山がちゃんとしたピークに見えるのは珍しい。
鋸山頂上。名前の通りアップダウンが激しかった…
2025年04月06日 10:54撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 10:54
鋸山頂上。名前の通りアップダウンが激しかった…
三等三角点「奥谷」(605.57m)
2025年04月06日 10:55撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 10:55
三等三角点「奥谷」(605.57m)
尾根に向かって何本も並行して平地が切り込んで面白い地形。川による浸蝕? 集まった川は左奥で右に折れてやがて由良川になって日本海へ。
2025年04月06日 11:04撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 11:04
尾根に向かって何本も並行して平地が切り込んで面白い地形。川による浸蝕? 集まった川は左奥で右に折れてやがて由良川になって日本海へ。
鏡峠。尾根は左の急斜面を登っていきます。峠を通り越して切通しに近い…
2025年04月06日 11:27撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 11:27
鏡峠。尾根は左の急斜面を登っていきます。峠を通り越して切通しに近い…
覗岩。三尾山がよく見えますが、無理して先端まで行かなくてもこの先にもよく見えるところがありました。
2025年04月06日 11:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 11:52
覗岩。三尾山がよく見えますが、無理して先端まで行かなくてもこの先にもよく見えるところがありました。
三尾山本峰への急登。でも岩がちでステップが多いのでここまでより楽。
2025年04月06日 11:53撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 11:53
三尾山本峰への急登。でも岩がちでステップが多いのでここまでより楽。
左から中三尾と前三尾。すごい岩壁。
2025年04月06日 12:00撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:00
左から中三尾と前三尾。すごい岩壁。
馬酔木はたくさん。そればかりではないのでシカの食害がどの程度かは判りませんが、シカの落し物は見かけたのでいるのは確か。
2025年04月06日 12:07撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:07
馬酔木はたくさん。そればかりではないのでシカの食害がどの程度かは判りませんが、シカの落し物は見かけたのでいるのは確か。
三尾山本峰頂上。城址でもあるみたいですね。登城は大変だったことでしょう。
2025年04月06日 12:13撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:13
三尾山本峰頂上。城址でもあるみたいですね。登城は大変だったことでしょう。
南側の展望。手前の穏やかで整った山容は夏栗山。奥の目立つ2つのピークのうち左側は大野山。大野山があんなにはっきりしたピークに見えるのは珍しい。
2025年04月06日 12:13撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:13
南側の展望。手前の穏やかで整った山容は夏栗山。奥の目立つ2つのピークのうち左側は大野山。大野山があんなにはっきりしたピークに見えるのは珍しい。
ヒカゲツツジで有名な向山連山。数年前に登りました。もう少し脚力か時間があれば縦走できそうなんですが。
2025年04月06日 12:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:14
ヒカゲツツジで有名な向山連山。数年前に登りました。もう少し脚力か時間があれば縦走できそうなんですが。
前三尾。荒々しい山容ながら尾根沿いは意外と登りやすかった。
2025年04月06日 12:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:23
前三尾。荒々しい山容ながら尾根沿いは意外と登りやすかった。
たぶんヒカゲツツジ。まだちょっと早かったですね。来週か再来週が見頃?
2025年04月06日 12:25撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 12:25
たぶんヒカゲツツジ。まだちょっと早かったですね。来週か再来週が見頃?
前三尾頂上。展望台の名前もあり、本峰の方が頂上は広くてベンチも多く休憩向きですが展望はこっちの方がいいです。
2025年04月06日 12:30撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:30
前三尾頂上。展望台の名前もあり、本峰の方が頂上は広くてベンチも多く休憩向きですが展望はこっちの方がいいです。
面白い地形。
2025年04月06日 12:30撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:30
面白い地形。
多紀連山が一望。奥に御嶽、西ヶ嶽、手前は鋸山。鋸山は本当にノコギリ。
2025年04月06日 12:30撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:30
多紀連山が一望。奥に御嶽、西ヶ嶽、手前は鋸山。鋸山は本当にノコギリ。
来た道を戻ります。本峰と中三尾。
2025年04月06日 12:41撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:41
来た道を戻ります。本峰と中三尾。
直角に曲がる竹田川と舞鶴道。水量の小さい川に不似合いな広い平地、急角度で曲がる川は河川争奪の特徴なんでしたっけ?
2025年04月06日 12:41撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 12:41
直角に曲がる竹田川と舞鶴道。水量の小さい川に不似合いな広い平地、急角度で曲がる川は河川争奪の特徴なんでしたっけ?
佐仲峠。県道なので?町境(今は市境)を示す標識が。全国に同じ地名はたくさんあると思いますが、ここは春日局の出身地だとか。
2025年04月06日 13:04撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 13:04
佐仲峠。県道なので?町境(今は市境)を示す標識が。全国に同じ地名はたくさんあると思いますが、ここは春日局の出身地だとか。
本日の最高地点、黒頭峰。展望はなし。
2025年04月06日 13:33撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 13:33
本日の最高地点、黒頭峰。展望はなし。
二等三角点「黒頭山」(620.41m)
2025年04月06日 13:34撮影 by  SH-54D, SHARP
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二等三角点「黒頭山」(620.41m)
株立ちの立派な木。
2025年04月06日 13:42撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 13:42
株立ちの立派な木。
奥坪山 (554m)。らくルートだとこの先、瓶割峠より西の標高約450mのピークが奥坪山になってるんですが。
2025年04月06日 13:52撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 13:52
奥坪山 (554m)。らくルートだとこの先、瓶割峠より西の標高約450mのピークが奥坪山になってるんですが。
瓶割峠と南麓大山地区の高蔵寺を結ぶテンプルコースというのがあるそうです。
2025年04月06日 13:57撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 13:57
瓶割峠と南麓大山地区の高蔵寺を結ぶテンプルコースというのがあるそうです。
西瓶割峠。さっき東も通り過ぎてきました。ここも切り通しみたいなすごい高度感。登り返しも急登でこれは時間があってもここで気が挫けてたかも。
2025年04月06日 14:14撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 14:14
西瓶割峠。さっき東も通り過ぎてきました。ここも切り通しみたいなすごい高度感。登り返しも急登でこれは時間があってもここで気が挫けてたかも。
大師堂跡。瓶割峠は大阪方面と丹後丹波の最短距離でよく使われたが中でも播州書写山、摂州中山寺と丹後成相寺を往来する巡礼者が多かったそうです。
2025年04月06日 14:17撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 14:17
大師堂跡。瓶割峠は大阪方面と丹後丹波の最短距離でよく使われたが中でも播州書写山、摂州中山寺と丹後成相寺を往来する巡礼者が多かったそうです。
よく整備された道。
2025年04月06日 14:21撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 14:21
よく整備された道。
見晴エリアから。コバノミツバツツジかな。
2025年04月06日 14:24撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 14:24
見晴エリアから。コバノミツバツツジかな。
峠を越した感のある風景。
2025年04月06日 14:35撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 14:35
峠を越した感のある風景。
コブシ。
2025年04月06日 14:36撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 14:36
コブシ。
クロモジかダンコウバイか…
2025年04月06日 14:37撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 14:37
クロモジかダンコウバイか…
防獣柵。閂が門扉の幅と同じだけの長さあって開け閉めが面倒でした…
2025年04月06日 14:41撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 14:41
防獣柵。閂が門扉の幅と同じだけの長さあって開け閉めが面倒でした…
国領温泉助七。日帰り入浴 (700円) して行きます。予約すれば食事もできますが、ちょっとお高め。
2025年04月06日 14:51撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 14:51
国領温泉助七。日帰り入浴 (700円) して行きます。予約すれば食事もできますが、ちょっとお高め。
土筆を見るのは今年初めて。ソメイヨシノもあっという間に満開になりましたし、今年は冬が長かった分、春がぎゅっと圧縮されているような。
2025年04月06日 15:47撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 15:47
土筆を見るのは今年初めて。ソメイヨシノもあっという間に満開になりましたし、今年は冬が長かった分、春がぎゅっと圧縮されているような。
三嶽と三尾山。
2025年04月06日 16:05撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 16:05
三嶽と三尾山。
道の駅丹波おばあちゃんの里。
2025年04月06日 16:52撮影 by  SH-54D, SHARP
4/6 16:52
道の駅丹波おばあちゃんの里。
キブシ?
2025年04月06日 17:01撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 17:01
キブシ?
城山。いかにも何かあった感のある平らな頂上ですが、黒井城址です。
2025年04月06日 17:15撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 17:15
城山。いかにも何かあった感のある平らな頂上ですが、黒井城址です。
黒井駅。南側には出入口がなく、危うく1時間1本の電車に乗り遅れるところでした。
2025年04月06日 17:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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4/6 17:23
黒井駅。南側には出入口がなく、危うく1時間1本の電車に乗り遅れるところでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

 分県登山ガイド兵庫県の山、三尾山に登ってきました。残りはだんだんアプローチが難しい山ばかりになってきた中では距離的にも時間的にも近い山なのですが、近くにある向山連山同様ヒカゲツツジが見られるというので春まで残してありました。結果から言うとまだちょっと早かったのですが、まあでも春の花をいろいろ見られたのでヨシです。

 篠山口駅から神姫バスで栗柄峠へ。バスは私の他に5人乗客がいましたがハイカーは私だけ、栗柄バス停で降りたのも私だけでした。まだ3人乗っていましたが終点の草山温泉にでも行かれるのでしょうか。電車からは武庫川、バスからは宮田川沿いの満開の桜が見られました。

 判りにくい登山口から入山するといきなり倒木の洗礼が。特に前半は倒木が多かったですね。バスを降りたのは私だけだし、公共交通のアクセスも悪いし、これは今日は誰にも会わないのでは?と思いながら歩いていると確かに人一人いません。しかし佐仲峠で看板の地図を眺めている人に遭遇。なんと峠道をオートバイで来られたようです。別にオフロードバイクとかではなくスーパーカブみたいなやつ、しかも相当年季の入ったの。ナンバープレートの塗装が剥げかかってましたね。挨拶すると、北側丹波市から登って来られたそうでこの先の道がつながっているのか訊かれたのでヤマレコの地図を見せて丹波大山方面に繋がっていることをお教えしました。破線ですが確かに県道なんですよ。地図上はここまでと同じような道を少し行けば広い舗装路に出るはずと。お互い安全を祈ってお別れしました。

 佐仲峠から黒頭峰を目指すとしばらくはゆるい斜度のよく整備された道が続きます。これは今日一番のボーナスステージ、と思っていると黒頭峰頂上への登りは堂の峰に次ぐ急登でした。頂上ではちょうど夏栗山の方から登って来た男女2人組とお会いしました。今日初めてのハイカーです。さっきのオートバイの人は別勘定で。三尾山の方が人気かなと思ったのですけどね。こちらは無人で展望独り占めでした。このお二人はこれから向かうところだったのかもしれませんが。

 瓶割峠から国領温泉に下山。バス停も近いし日帰り入浴があるので。もっとも予定より早く着けばそのまま譲葉山から柏原駅、あるいはもっと足を延ばして向山連山から石生駅に行けないかと思っていました。距離と累積標高はそこまでではないのですがらくルートで計画すると意外と時間がかかるんですよね。CT0.8より1時間あまり捲いて歩けたものの時間的にも体力的にも厳しいなということで計画通りここで終わることにしました。やはり山は単純な数字だけでは計れません。
 瓶割峠からの下りは2012年のレコを見ると倒木だらけの沢道(と尾根道も)の写真が載っていたので今はどうなっているか心配だったのですが、比較的最近整備されたようでとても歩きやすい登山道でした。ここも県道ですしね。もし荒廃して通れなかったら鐘ヶ坂まで行って、柏原駅か丹波大山駅にエスケープしようと思っていましたが、一安心。ついでに国領温泉で体も癒せました。ぬるめのお湯に浸かっている最中に足が攣りそうになりましたけど。なんでだ。思った以上に負荷がかかっていたようです。今日は近くでトレランの大会か何かがあったようでランナーらしいグループと温泉で一緒になりました。

 さて目当てのヒカゲツツジは見られなかったものの、春の花をいろいろ眺めて季節を感じる山行でした。一気に季節が進んだ感じがしますね。桜も咲き始めから満開までが短かった気がします。一週間前の御在所岳はまだしっかり残雪があったのに。三尾山からの展望もよかったですし。登山の楽しみというと一番メジャーなところはおそらく植物の鑑賞、ついで動物、やや珍しいところで鉱物があるかな(私個人の体感で)と思いますが、地形っていう楽しみもあるなと。今日歩いた中央分水界をもう少し西に行くと本州一低い分水界の氷上ですが、ひたすら東に辿ると最高地点乗鞍岳 (3026m)までつながっているという。ここからは見えない日本海も瀬戸内海も乗鞍岳も知識があれば身近に感じ取れるというロマンがありますね。

 内容的には登り甲斐のある程よくタフなコースで楽しかったです。ただ向山の軌跡まであとちょっとつながらなかったという心残りはあるので、来週か再来週また来ようかな。ここがつながると藍本駅から石生駅までかなりの距離が結べるのです。ヒカゲツツジのこともありますし、本州一低い分水界の水分れ公園にもまた行きたいですし。とにかく楽しみがいろいろあってなかなかいい山でした。

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コメント

Lunasaさん、
2年前に一部同じルートを歩いたことがあり、懐かしい気持ちでレコを拝見しました。

公共交通機関でのアクセスが限られる場所なので、私も「ようやく行けた」という思いが強かったのを覚えています。訪れた際は山中で誰一人ともすれ違わず、道がやや不明瞭な箇所もあったことから、人の気配のなさに少し不安を感じながら歩いたのを思い出しました。

三尾山から多紀連山を振り返った景観は本当に感動的で、今でもその光景が目に焼きついています。鋸山をはじめ、細かなアップダウンが続く山域なので、距離以上に脚にくる感覚、よく分かります。

静かで歩きごたえのある、印象的なルートです。
お疲れ様でした。
Kumainkobe ฅʕ·ᴥ·ʔฅ
2025/4/11 10:54
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Kumainkobeさん

水不足に苦しんだレコ、憶えています。瓶割峠から下山する時、Kumainkobeさんなら余裕で向山まで縦走できるんだろうなあ、と思いました。公共交通のアクセスが悪く1日で歩ききる脚力もなく後回しになっていたのですが、昨年相互フォローの方のレコでちょうど中間地点の栗柄峠にバスが通じていて東西に2分割すると程よい距離になり帰りのバスもあることを知ったのでした。

ちょっと北に飛び出た三尾山から振り返る多紀連山はベストアングルですよね。程よくタフなルートも一度経験すれば楽しむ余裕が生まれそうでまた来てみたいと思いました。今回立ち寄らなかった金山の奇岩も面白そうですし。

これからもKumainkobeさんの脚力を活かしたレコを楽しみにしています。アレンジして自分用の計画にするのも楽しみのひとつです。
コメントありがとうございました。
2025/4/12 0:16
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