快晴となった厳冬期の谷川岳西黒尾根〜登山口からトマまで単独ラッセル(^_^;
- GPS
- 18:00
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,302m
- 下り
- 1,346m
コースタイム
- 山行
- 17:56
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 18:25
※コースタイムはデジカメのタイムスタンプを基に手入力しています。
※地図上では「谷川岳」の検索でヒットするようオキの耳に軌跡を付けていますが、実際にはトマの耳で折り返しています。
天候 | 曇り 後 晴れ 後 ガスと風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
休日1,000円 24h解放されたトイレも自販機もあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■西黒尾根 やや重めの新雪が根雪の上に1m少々積雪。 ワカンを履いた状態で膝上〜腰ラッセル。トレース無し。 雪庇は頻繁に崩壊。 ■天神尾根 上部はトレースが消えかかっているものの、沼田山岳会様の目印の旗有。 それ以外は踏み固められた明瞭なトレース有り。 ■田尻尾根 下部のロープウェイと交差する地点から登山口までの林道(?)にスキーのシュプール痕がある以外は、膝上〜腰上の新雪ラッセル。林道以外はトレース無し。 尚、シュプール痕上でもつぼ足だと踏みぬき。ただし深さは膝下程度。 また、西黒沢や天神尾根北東面では表層雪崩が頻発。 |
その他周辺情報 | 今回は時間が遅く温泉に入浴できませんでした (T_T) 鈴森の湯がお薦めです。 http://suzumorinoyu.com/ |
写真
装備
個人装備 |
アウターシェル上(1)
アウターシェルパンツ(1)
フリース上(1)
バラクラバ(2)
ネックゲイター(2)
薄手タッチパネル対応インナーグローブ(2)
ウールミッドグロープ(2)
アウターシェルグローブ(2)
アウター/ミッドセットグローブ(1)
ポーラーテックタッチパネル対応グローブ(1)
帽子(キャップ)(1)
帽子(ニットビーニー)(1)
サングラス(1)
ゴーグル(1)
12本爪アイゼン(1)
チェーンスパイク(1)
ピッケル(1)
ワカン(1)
ストック(1)
ゲイター(1)
厚手ウール靴下(1)
地図(昭文社山と高原地図)(1)
地図(地理院地形図)(1)
コンパス(1)
ヘッドライト(2)
コンパクトデジカメ(1)
ミニ三脚(1)
GPS(1)
スマホ(1)
ガラケー(1)
USB予備電池(1)
ノート(1)
鉛筆(1)
日焼け止め(1)
リップクリーム(1)
マルチプライヤー(1)
水筒(1)
予備水(プラティパス)(1)
テルモス(1)
健康保険証(1)
免許証(1)
現金(1)
小銭(1)
クレジットカード(1)
チタン二層カップ(1)
インスタントコーヒー(1)
ジェットボイル(1)
予備カートリッジ(1)
箸(1)
チョコレート(10)
普通の食べ物(1)
非常食(2)
アミノサプリ(3)
芍薬天草湯(2)
ツェルト(1)
補助ロープ(1)
救急セット(1)
予備靴ひも(1)
ロウソク(1)
ライター(2)
ロールペーパー(1)
IDホイッスル(1)
時計(1)
|
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感想
年末にやり残したミッション、厳冬期西黒尾根の踏破をリベンジしてきました。
とは言っても、降雪後の雪山気分満点の週末に、ヤマテンで八ヶ岳の天候が思わしく無かったのが直接的な谷川岳の選定理由なので、リベンジにそれほど拘ってたわけではありません。
厳冬期の西黒尾根は踏破初めてでした。厳冬期は天神平からしか登ったことが無く、それだけに達成感もひとしおの山行となりました。
それにしてもこの日は、西黒尾根を独り占め、登山口付近を除いてトレース痕も無い美しきバージンスノー、登山口から天神尾根からのトレース合流点まで全行程フル・ラッセルという得難い状況で、十二分に雪山を堪能することができました。
ただ、無雪期に歩いたら2時間半から3時間弱の西黒尾根を11時間超とは。。いくら体力筋力温存重視の身体の使い方をしたとは言え遅すぎますね。西黒尾根最遅記録の達成です(^_^;
最後まで単独にとは考えていなかったものの、ハードな山行になるとは考えて、いつも以上に上る前に炭水化物を大量摂取しておいて良かったです。
また、今回は雪崩と雪庇崩壊発生の条件がかなり整っていたので、下記の点を注意して歩きました。
1.尾根では極力雪庇から離れて歩く。
2.尾根では雪庇側前方にストックを刺して、雪庇上で無いことを確認しつつ歩く。
3.広い傾斜の急な雪面には突っ込まない。
止むを得ない場合は斜面の端の方を直線的に(斜面を切らないように)直登する。
やはり雪崩や雪庇崩壊は非常に多かったです。
1は離れすぎて樹林帯を歩くことが多くなりました(^_^;
2はまさにストックを刺した場所から前方に亀裂が走って雪庇崩壊ということがありました。
3のような斜面は、今回のルートではざんげ岩の上部、稜線の手前の斜面でした。
反省点としては、下山時に日没後の歩いたことの無い田尻尾根を選択したことです。ロープウェイ時間に間に合わない場合の選択肢として地図ではシミュレーションして、明瞭な尾根通しの下山との見通しで簡単に考え過ぎていました。結果、支尾根に一度、沢筋に一度誤って下り、腰上ラッセルの登り返しで都合2時間程度タイムロスをしてしまいました。ビバーク用具一式と食料は十分にあったとは言え、避けなければならないリスクだったと思います。分岐が収束する登りはともかく、拡散する下りで、しかも雪+未踏路の夜間歩行は厳禁と自身に戒めたいと思います。
尚、最終的にルートミスの確認はコンパスとGPSで行ったのですが、それらを確認するきっかけを与えてくれたのは、下山時刻にも煌々と輝いていたロープウェイ土合口駅の灯りが見える方角でした。遅くまでメンテナンスをされていたようです。
最後に、ヤマテンの天気予報の正確さに感謝感激しましことを記しておきます。もちろん、不確定要素が無数にあるので外れることもあるのでしょうけれど、今回の山行計画決定はヤマテンのおかげでした。最近有料会員になったばかりですが、今後も山行の最重要情報となりそうです。
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