丹沢蛭ヶ岳(大倉から往復)
- GPS
- 06:22
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,238m
- 下り
- 2,231m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://dia.kanachu.jp/bus/viewtop |
コース状況/ 危険箇所等 |
・塔ノ岳〜丹沢山の荒れていた箇所に新たに階段等が整備され、大変歩き易くなりました。関係者様に感謝します。 ・丹沢山〜蛭ヶ岳間は上記の区間に比べると荒れている箇所もあり、下りでは注意が必要です。(鬼ヶ岩ノ頭からの下りなど) ・道にアザミやバラ?の様な棘がある植物があり、薄手のズボンや半ズボン・タイツ姿の方はちょっと痛い箇所があります。 ・笹などで足下が隠れている箇所があります。石や枝などが落ちていていますので安易に足を置かないようにしましょう。 ・大倉に下山した際にはバス停そばにある「どんぐりハウス」で打ち上げを。生大700円がお勧めです。 |
写真
感想
北八の翌週は飲み過ぎた影響により山歩きはお休みした。
この土日、本来ならどこか遠征したいと思っているが特に予定を立ててはいない。
来週の3連休はどこも激混みだろうし・・・うーむ
土曜日は好天。前日飲み会もなく帰ってきたので行こうと思えばどこにも行けたが、朝起きると左の足首が痛い。原因不明。
とりあえず湿布して固定したが、この状況で山に行くのはどうかと思い土曜日は思い留まった。
ま、どこに行きたい、という明確な希望がなかったのもあるけど。
しかしながら2週連続山歩きをしないというのは気持ちが悪い。何となく丹沢に久しぶりに行こうかな、と思っていたのでそれを実行に移すことに。
早起きも出来たし大倉尾根を往復するのではつまらない。しかし西丹沢や北丹沢に行くにはバス代もかかるし、一番安く済む大倉からがいい・・・
ということで久しぶりに蛭ヶ岳に行こうと決意。ここは日帰りで行くにはそれなりの覚悟と体力・スピードが必要。
夏の鍛錬の成果を見るのには悪くないターゲットだと思う。
準備がノロノロしてしまって、始発には乗れなかった。小田急渋沢駅から7:18の大倉行きのバスに乗る。
乗降客が少なくて道が空いていて信号の具合も良い。10分とかからず到着。
大倉には外に机が出ていて、おそらく登山届の提出を促している模様。
バスに乗る前に時間があったので準備体操済み、下車後さっさと歩き始める。
気候は日差しがある分やや暑く感じたが、6月から8月まで何度も歩いた丹沢と全く違う丹沢になっていた。心地よい空気が流れていた。
今日は荷物は軽め、靴はトレランシューズ(適した登山靴がソール張り替えに行ってるため)と身軽に舗装された道を登っていく。
しばらく歩いていると8月にはなかった階段が整備されていた。1ヶ月半の間に整備していただいたようだ。
その後も順調にペースを保って登っていけた。感覚的に堀山の家まで1時間ペースとかなりいい感じと思っていた。
実際はやや1時間をオーバーしたが、やはり夏の成果で筋持久力がUPしているようだ。
ただ、身軽なのがかえって災いしてか、いつもと異なり後ろに残した足で地面を蹴ってしまうのでふくらはぎの筋肉をかなり使ってしまった。
攣りそうになること数回・・・情けない。ふくらはぎも鍛えなきゃ駄目だ。
ふくらはぎ筋に若干の不安はあるもののペース自体は問題なし。1時間50分をきれそうな予感にこの夏の「苦行」が報われたような気がして嬉しかった。
山頂に到着してみれば1時間50分を1〜2分きっていた。こんなペースで歩けたのは3年振りぐらい??その時はダブルストック使ってハァハァ言いながらの歩きだった気がする。
今回はストックにもCW-Xにも頼らないで登り、かつ呼吸は安定していた。
富士山や後立、蓼科の高山で歩いたのが図らずも「高地トレーニング」になっていたのかな。
塔ノ岳山頂は今回は通るだけ。すぐさま丹沢山に向けて最初の下りに向かう。
ここの下りは階段の木だけ残っていてハードル状態になっていて歩きにくいことこの上なかった箇所。
ところがここにも階段が整備されていて歩きやすくなっていた。今年度の予算でようやく手が回ったようだ。
この下りが終わる地点であるコルは、今までは崩壊が進んでいて巻いて通過するようになっていて遠回りであった。
ここも今回整備がされ、崩壊した法面には段を作って崩壊を防ぎ、コルには登りと下りのハシゴが置かれていた。
その後の日高あたりの登山道を塞いでいた倒木が切られたり削られたりして歩きやすくなっていた。
こうした整備、本当にありがたいと思います。関係者各位に御礼申し上げます。大事に歩かせてもらいます!
丹沢山ではウィダーインゼリーを補給、本日のメインイベント蛭ヶ岳に挑むべく出発。
最初の大下りと不動ノ峰の登り返しはちょっとシンドかったが、自分の太もも筋を信用してそのままのペースで歩き続けた。
稜線には雲がかかり始めたが、落胆はない。歩みの着実さが自覚できるので気持ちがしっかりしていた。
いつもはここのアップダウンは精神的にもきつくてペースが上がらない区間だったが、今回凄く短く感じた。
道自体は草が刈られていたが、整備は追いついてない模様で一部歩きづらいところが残っていた。
この道嫌いじゃないけど、アザミや棘のある植生に悩まされる区間でもあり、特に顔の高さに垂れている枝には注意が必要。
鬼ヶ岩ノ頭の下りはますます崩壊が進んでいたが、特に危険な箇所ではないので慎重に降りれば無問題。ここを下りたらあとは蛭ヶ岳のピークへアタック!
実際はガスガスでピークを拝むことはできなかった。
そのため、見覚えのある光景が目の前に見えた時、「あれ?もう着くの?」と呆気にとられてしまった。
3時間30分をきった・・・4時間はまずかかると思っていたのに。信じられなかった。
大倉尾根で10分タイムを縮めれば、同じペースを保ったとして距離が伸びた分、時間短縮できるのは道理だが、そんなことはどうでも良かった。嬉しかった。
山頂ではいつものカップ麺+おにぎりの食事と食後のココア。このあたりの改善にはまだ心が動かない。
今はまだ、たくさんのピークに登りたい。そのためには多少人より多く歩ける体力が欲しい。
ガスガスの為、景色を楽しむこともなくさっさと下山。途中行きに出会ったマウンテンバイクを抱えたおじさんと再度すれ違う。この人何がしたいんだろ・・・
「山頂はまだですか?」と尋ねられたりしながら快調に歩く。結構蛭ヶ岳に向かう人がいる。
帰りの鬼門は塔ノ岳への登り。しかしここも全く不安なく登ることができた。しかしながら距離は長く歩いているので、足全体に疲労が出始めてきたのが分かる。
塔ノ岳は相変わらず老若男女で賑わいでいて、これまでのどのピークにもない雰囲気に違和感を覚える。
本当に塔ノ岳までとその先では全く違う山域じゃないかと思うほど雰囲気が違う。
いざ大倉に向けて下山開始。足全体が疲れてきているため自重しての下り始め。途中、あまりペースアップできなかった。
しかし、そのつもりはなかったが平地部分も小走り(足が勝手に動く感じ)したためいつもの時間で下りることができた。
大倉バス停そばのトイレで顔と頭を水でバシャバシャ洗ってスッキリ!お楽しみの打ち上げに向かう。
「どんぐりハウス」同じくバス停そばの食堂兼売店。時間がない時はここで缶ビールにとどめることもある。
生大700円冷や奴350円を注文、一人打ち上げ乾杯!!
この夏の成長を実感しながら冷えた生ビールを堪能した。短い打ち上げだったけどとても心地の良い時間を過ごせた。
帰りはいつもの小田原日高屋で一人2次会(笑)しっかり栄養を補給してハイボールを2杯飲んで1100円程。安くて助かる。
電車でも缶のハイボール飲んでの帰宅。さすがに帰ってからは飲めませんでした。飲み過ぎだ。
帰宅して風呂で酷使した足を水で冷やしてからシャワーを浴びた。これをするとしないでは翌日が違うとのことだったので・・・
効果の程はどうか。果たして月曜日、筋肉痛は容赦なく襲ってきている(笑)
丹沢でも本来日帰りでは手強い蛭ヶ岳を短い時間で往復できた自信をもって今度の9〜11日の連休に臨みたいと思う。ってなんも予定決まってないけど・・・
とりあえずお疲れ様でした。
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