北岳
- GPS
- 10:20
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 2,414m
- 下り
- 3,128m
コースタイム
6:29北岳山荘-7:14吊尾根分岐-7:33北岳7:42-8:17肩の小屋-8:40小太郎分岐-9:44白根御池小屋10:00-11:14白根御池分岐-11:31広河原
天候 | 10/4 曇りのち雨 10/5 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
10/3 23:00頃 2台のみw 10/5 13:30頃 15台ぐらい 芦安から広河原まで乗り合いタクシー 帰りはバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に危険箇所は特になし。 登山ポストは広河原山荘前。 芦安に日帰り温泉等あり。 |
写真
感想
テント一泊で北岳へ。あわよくば間ノ岳も行こうと思っていたが無理でしたw
前日夜23時頃、芦安の市営駐車場へ入り車中泊。予報によると、「夜中は大雨、昼間も一日中雨」とのことだったが、起きてみると雨は止んでいる。これはラッキーと思いつつ始発の乗合タクシーへ。乗客は4名。
6時15分、広河原をスタートし大樺沢をひたすら登る。途中から雨が本降りになりレインウェアを着る。以後ずっと着たまま。八本歯のコル手前のハシゴは確かにキツいw ハシゴの工事をされている方々が「登山者通りまーす」と道を開けてくれたのだが、息切れしてしまってチャッチャッと通過できないw すいませんです…
八本歯のコルに出た瞬間、南からのもの凄い強風にさらされる。体ごと持って行かれそう。これは注意しないと… トラバース道分岐まで行き、少し迷う。時間的には問題ないが、風がキツいのと登っても眺めも良くなさそうなので明日にすることにして北岳山荘へと向かう。
12時半前、無事北岳山荘へ到着。テントの受付をしたら山荘のスタッフのかたに「風強いですけど、テント大丈夫ですか?」とw ここで大人しくテント泊を諦めて小屋泊まりにしておけばよかったと今だから思うけど、せっかく重いのを担ぎ上げたんだからテント泊を満喫したいと、そのときは思っちゃうw 「どうしてもダメだったら逃げ込みます」と伝えて受付を済ます。
いざテントを張ろうとするとやっぱり大変だったw 幕を立ち上げる前に中にザックを入れて重しにしたのだが、ザックの重みだけでは飛ばされそうになってしまったので、テント内の四隅に大きい石を入れて重しにした。結局この石は念のため翌朝までテント内に入れたままで。フライの張り網も「これでもか!」ってぐらい石を重しにするwww
小屋の自炊室を借りて食事をしたりして時間を潰す。雨は小降りになってきたもののガスが晴れる気配は全くなく、何も見えないのですることがないwww 暗くなってきたので18時過ぎには眠りにつこうとする… が、しかし、風の音がうるさくて眠れないwww それでも19時半頃には風も少し弱まってきていつの間にか寝てました。
!!!!! 21時頃、再びテントを叩くもの凄い風の音で目が覚める。フライがバサバサと凄い音をたてている。寝る前までは間ノ岳方面からの南風だったのが、いつの間にか北岳方面からの北風に変わったらしい。しかもさっきより風が強い! こっから先は歪んで形が変わるテントを中からおさえたり、たまに外に出て張り網の重しを確認したり、ウトウトしたと思ったらまた風の音で目を覚ましたり、を朝まで繰り返しました。目を覚まして時計を見るたびに「まだ30分しか経ってないじゃん…」と絶望を繰り返しw、小屋泊まりを選択しなかったことを後悔しつつ、ひたすら朝を待ちました。18Lのサブザックも持ってきていたので、ぐっすり眠れて朝早く起きれたら、「テントをデポしたまま間ノ岳まで行ってこよう」と思っていたが、もうそれどころじゃない感じwww ちなみに朝聞いたら、隣のテントのお兄さんも「ほとんど眠れなかった」と言っていました。
明るくなってくると、雲海の向こうには見事な富士山! 寝不足もどっかに吹っ飛びテンション上がる!www ひたすらカメラのシャッターを押す。なるほど南アは確かに富士山が近い。素人のコンデジでもなかなかの写真が撮れた。(気がする…w)
そそくさと朝食を済ませ、撤収を開始する。強風下での撤収はかなり手間取ったが、まさかの乾燥撤収は微妙に嬉しいw パッキングをすませ6時半行動開始。稜線を北岳方面に向かう。目の前には雄大な北岳、振り返ると間ノ岳。昨日とは打って変わって最高の晴天だ! 風も徐々に弱まってきている感じ。
吊尾根分岐へは多少登りにくい部分もあったが、ゆっくり行けば問題なし。7時半過ぎ、無事北岳山頂に到着。眺望最高! 素晴らしい!w 8月に登った槍もバッチリ見えて感動でした。山頂には数グループ。挨拶をしておしゃべりをしながら束の間のひとときを満喫する。
さて下山だ。肩の小屋を通って小太郎尾根分岐までは仙丈ヶ岳や甲斐駒を見ながらの気持ちのいい稜線歩き。草スベリから白根御池まではガスの中だったこともあり、やたら長くダラダラと感じた。個人的にはこっちを登りにしなくてよかったと思う。どっちかと言えば左俣コースのほうが、ハシゴがあってもまだ登りやすい気がする。
白根御池小屋で昼食?のパンを食べて休憩。冷たい水が美味しい。その後は樹林帯を広河原までひたすら下り、11:50分のバスに乗る。バスの乗客は自分ひとりだけ。なんだか申し訳ない感じw あまりの眠さにウトウトしてたらあっという間に芦安へ到着。帰ってきたー!w 楽しかったー!www
以上、3000m峰は三座目の初心者の感想です。ベテランの方からすると、風の強さに関する表現とかが大げさかもしれませんが、初心者ということでご了承くださいw
以下、思ったこととか、自分用備忘録とか…
・バットレスがほとんど見えなくて残念。
・テント泊装備背負って雨天行動でも大体コースタイム通りに動けるっぽい。
・GPS、捕捉できなかったり暴れたりしまくり。首から下げるんじゃダメか…? 固定方法要検討。
・靴はほぼおっけー。いい感じになった。腸脛靭帯炎も出ず。
・南アは東京から近くていい。次は甲斐駒か仙丈か…www
・モンベル#3+#5で0度ぐらいは全然問題なし。
・稜線が5度ぐらいで中厚インナー+フリース+アウターにしちゃうと、フリースも脱ぎたいぐらい暑くなったときに困るw
・耳栓を用意しようw
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