2010山納め!丹沢主稜縦走(西丹沢自然教室→大倉)
- GPS
- 08:18
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,042m
- 下り
- 2,295m
コースタイム
天候 | 晴れ、微風(でも風冷たかった〜) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
バス停の時刻表には記載がなく、側面に紙が張ってあり気付くのが遅れました。 7時台始発がなくなっていましたので、バス停に並んでいた人に声を掛けて タクシーで西丹沢自然教室に向かいました。かえって早くついてラッキー?? 小田急新松田駅→西丹沢自然教室 タクシー9,000円(4人で乗り合い) 大倉→小田急渋沢駅 バス代200円(PASMO・Suica使用可) |
コース状況/ 危険箇所等 |
西丹沢自然教室からゴーラ沢出合までの登山道に「新道」ができています。 「本道」は車道を数分歩いた所から入り高巻き道になっていましたが 「新道」は西丹沢自然教室からすぐのキャンプ場から沢沿いの道となっています。 最後に急坂を登って本道に合流します。 (危険箇所) 臼ヶ岳〜蛭ヶ岳 登りでも気を遣う所です。 全体として積雪は粉雪が1cm〜3cm程度で、降った直後だったので凍結もなく滑らなくて助かりました。 軽アイゼン等は一切不要でした。 雪はまばらだったので、サングラスなしでも目が痛くなることもありませんでした。 植生が少ない稜線で風に吹かれると相当寒かったです。冬用の手袋や帽子、ネックゲーター等があった方がいいと思います。 |
写真
感想
年末、特に休出もなく通常通り仕事納めできた。しかし仕事以外でもやるべきことはあってなかなか山に行けない。
天気の都合もあって31日大晦日、やっと山に行ける。山納めは丹沢と決めていた。
大山に感謝報告に登るのもいいけど、がっつり歩きたい希望を叶えてくれるのは主稜縦走しかない!
しかも西丹沢自然教室からつつじ新道へ至る道に「新道」ができたとのこと、これを確かめたくなった。
プラス檜洞丸から蛭ヶ岳へは歩いたことがない。一度は経験したかったこと。
今までは5回、大倉から西丹沢自然教室へ歩いたが、今回は敢えて逆コースに挑んだ。
今まで西丹沢自然教室から歩かなかったのは、ひとえに始発のバスの到着時刻の問題だった。
新松田駅からの始発7時20分(休日)に乗ってあちこち寄って(玄倉に新聞届けたりする)西丹沢自然教室に着くのは8時30分過ぎ。
ここから主稜縦走するのは日が短い12月にはややリスクありだった。
今回は自分の脚力を信じ+2つの初めてを経験したかったこともあり、西丹沢自然教室から大倉への主稜縦走を決意した。
年末年始、バスのダイヤにも変更があってはいけないと思い富士急湘南バスのHPは丹念に調べた。
一切年末年始の特別ダイヤについては言及がなく、平日ダイヤなのか休日ダイヤなのかやや不安があったものの
どちらにしても7時15分か20分の差でしかないので安心して新松田駅に降り立った。
思ったより人が少ないが、バス停に並ぶ。ipodで音楽を聴きながら体をほぐす。
7時10分を過ぎ、並ぶ人が増えてくる。が、過去に経験したことがないぐらい人は少なめ。
20分を過ぎる。むむ・・・おかしい・・・どうしたんだろ・・・
並んでいる人には一切動揺がない。ま、今に来るだろう・・・25分過ぎ・・・いよいよおかしい。
バス停の時刻表には一切変更はない。念のためバス停(四角)の側面をみる。
なんと!!紙一枚、年末年始ダイヤが張ってある!!7時台の始発がない!
並んでいる人に伝えるも、イマイチ反応がない。単独男性ばかり、他人に感心ない様子(笑)
何度か声を上げて「始発の7時20分来ないですよ」と伝えるとようやく理解した登山客がそれぞれ反応する(笑)
若者2人組に伝えると既に知っていたようで「タクシーだと9000円だそうです」と教えてくれた。
知ってるなら次は8時台なのにどうして並んでいたんだろ・・・マイッカ
始発がないと知って反応があったオジサンに声をかけて、乗り合いを提案した。
すぐに1時間待って、1時間かけて西丹沢へ向かうことの愚かさを理解してくれた。日が短い時期だもんね。
続いて先ほどの若者に乗り合いを提案すると、すぐに了承してくれた。
かくしてオッサン含む4人乗り合いで西丹沢自然教室を目指すことになった。
「かなちゅう」と比べちゃいけないのかな・・・もうちょっと気を利かせて欲しいな、富士湘南バスさん!
タクシー代は乗り合いと言えどもバス代のほぼ2倍になるが、バスだと用がない駅に新聞届けたり
誰も降りない玄倉に新聞降ろしたり、誰も降りない中川温泉で新聞降ろしたりと、寄り道が多くて1時間以上かかる。
実際30分ちょっとで西丹沢自然教室に着くことができた。始発のバスより早く着いて嬉しかったりする。
さて、西丹沢自然教室から檜洞丸を目指す訳だが、この夏につつじ新道に至る「新道」ができたとかで
それを確かめたいというのが西から主稜縦走をするモチベーションの一つになった。
いつもはしばらく車道を歩いて暗い沢を登るのだが、新道はキャンプ場の脇を沢沿いに歩く開けた道。
「初心者コース」の文句にくだらないプライドがムズムズするけど(笑)ヤマレコで事前に情報掴んでいたのでズンズンキャンプ場に入っていく。
入ってみると特に道標がないが勘で沢沿いの道を進む。
詳細は写真に詳しいが、沢沿いによく整備された歩き易い道ができていた。ありがとうございます。
もともとの「本道」に特別不満があった訳じゃないけど、事故がいくつかあったそうで、新道を有りがたく使用させてもらいましょう!
ゴーラ沢出合前で中高年のパーティに出会った。自分が渡渉完了後にツツジ新道に取り付こうとした瞬間に大声が!!!
どうやらハッスル男性が渡渉で滑り易い岩に乗って転んだらしい・・・楽しそうでいいね・・・
主稜縦走を控えて少しセーブ気味に登る。人が少なくてトレースは一人+一匹。どうやら猪らしい(笑)
途中でその人を追い抜くと一人旅。ちなみに猪のトレースは檜洞丸から先、蛭ヶ岳方面に続いていた(笑)
猪さんも登山道のが歩き易いよね(^^)
檜洞丸山頂には人が一人だけいた。当方は一枚だけパチリとやって蛭ヶ岳を目指す。檜洞丸から大倉を目指すのは初めて。
いつも苦労する登りが逆に下る体験。道が荒れていてペースはあがらない。
積雪の影響より単に登山道自体の荒れ加減が原因。
臼ヶ岳から蛭ヶ岳は20日ほど前に経験済み。それでもここは気が張る登り。
蛭ヶ岳山頂には人がいなかった。嬉しいやら寂しいやら。
いつものジェットボイルでお湯を沸かし食事。幸いなことに風は弱くあまり寒くなかった。
しかし箸を持つ手は素手なので結構辛かった。淹れたばかりのコーヒーもすぐに冷たくなる。
気温は測ってないけど、結構低くなっていたもよう。昨晩からの積雪も殆ど溶けていなかったし。
お陰で滑り易くなってなくて良かったけど・・・雪はずっとギュッギュッって鳴っていた。
丹沢山に向かう途中、結構多くの人とすれ違った。彼らは時間からして蛭ヶ岳山荘で新年を迎えるんだろうな。このすれ違いで結構手間取った。
丹沢山から塔ノ岳では空身の若い登山客を追い抜くのに手間取った。
恐らく彼らは早くに尊仏山荘に着いて、どうせならと空身で丹沢山に行ったに違いない。
その帰りにノンビリ楽しく歩いていたら、後ろから単独の早足オッサンに近づかれた、そんな感じだろうね。
仲良くお話しながらルンルンで歩いていたら後ろいつの間にか人がいた、とも気付かない(苦笑)
黙って広くなったところで抜く。
塔ノ岳への最後の試練をパス、鹿の塔太郎に迎えられて塔ノ岳に。いつもより人が少ない。15時過ぎだし当然かな。
下山中、追い抜くよりすれ違う人のが多いという初体験。結構な人が元旦を丹沢で過ごすべくこの遅い時間に登っている。
自分は元旦は家でノンビリ過ごしたいので下山を急ぐ。
しかしながら主稜縦走してきた身には大倉尾根の下りは堪える。いつものようなペースでは降りられなかった。
大倉はいつもとちがってヒッソリ。登山客が圧倒的に少ない。身支度を調えてから缶ビールを買ってバスに乗る。
山を始めて4年。初めて怪我もなく1年を無事に過ごせた。数えてみれば30回以上山に行った。
そのうち半分以上は丹沢。勝手にホーム認定しているとは言え、丹沢にお世話になった1年だった。
帰りの電車もいつもより混んでいたが、駅で仕込んだ「ねりもの」をつまみにビール&ハイボール。
心地よい気分で1年の山納めを終えた。今日も、そして今年はお疲れ様でした。
ヤマレコをされる全ての方にとってよい山行ができる2011年にしましょう!
良い締めくくり登山になりましたね。
川沿いの道はこの間主稜縦走したときにあったのは
知っていたのですが、地下足袋だったのでパスしました。
こんどはシューズでチャレンジしたいです。
yarijapanさんともお知り合いになれてもうちょっとで1年。
早いような長いような。中身の詰まった1年でした。
今年も更に楽しい1年にしていきましょう
しかしながらアイコンが素敵ですね(笑)
川沿いの新道は整備されていますが、石だらけなので疲れているところに地下足袋では厳しいのしょうね。
一応確かめたくて西から行ったのですが、富士湘南バスにはしてやられました
今年はhasytterさんの地下足袋姿を拝見する機会があるかな??
お互い怪我なく楽しく登山道と戯れましょうね
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