大栃山・釈迦ヶ岳・日尻山/欲張り過ぎて途中で日没
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,431m
コースタイム
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大栃山には北東尾根から登る。この尾根には道標、赤テープ類はない。踏跡もないが獣道が使える。所々で軽い藪漕ぎはある。 大栃山〜神座山〜釈迦ヶ岳〜府駒山の間はしっかり踏まれた一般登山道で、道標も完備している。釈迦ヶ岳の岩場には数カ所ロープが設置されている。 府駒山からは日尻山を通り、日尻山の北尾根を降りた。踏跡はあるが所々不明瞭となり、軽い藪漕ぎがある。道標は無いが赤テープは散見される。日尻山北尾根には標高差300mで距離1km弱の岩稜が続くので要注意。 |
写真
感想
山梨県御坂町の南にある大栃山と釈迦ヶ岳に登ることにした。ついでだから日尻山に回って、周回ルートにしたい。十郎集落を起点として、北東尾根から大栃山に登り、神座山、釈迦ヶ岳、府駒山を通って、日尻山に回り、その北尾根あるいは北西尾根を降りれば十郎集落に戻れる。
しかし、結果的には欲張り過ぎだった。途中で日没となって、車に戻るのに手間取った。
大栃山の北東尾根は地形図から登れる、と判断したが、藪も少なくルートも分かりやすかった。ただ、獣道程度の歩きにくい道を標高差700m一気に登らなければならないので、実働で2時間半以上もかかってしまった。
大栃山から先、一般コースの標準所要時間をろくに調べて行かなかった。道標に示されている時間を見て、え〜、そんなに掛かるの?といったあんばい。この結果、釈迦ヶ岳本峰の登りに差し掛かる頃には、かなり焦りを感じてきた。日尻山からの下山に掛かる時間は分かっていた。このままでは途中で日が暮れるだろう。夜間、踏跡程度の路を下るのはかなり厳しい。
神座山から釈迦ヶ岳の途中に、檜峯神社への下山路が2ルートも案内されていた。このルートは登山地図に載っていないので、事前には知らなかった。一応、釈迦ヶ岳の頂上を踏んでから、このどちらかのルートで檜峯神社へ降りれば、日没前に車に戻れるだろう。しかし、神社から車まで1時間ほど舗装路を歩かなければならない。これが嫌で、結局は日尻山へ向かって強行することにした。
日尻山に着いたのは16時を過ぎていた。途中で日没となることは、もう避けようもない。北尾根と北西尾根のどちらを降りたら安全か。前者は標高差300mで距離が1km弱も続く岩稜を降りなければならないが、それだけ尾根は痩せているので、尾根筋は単純で読みやすい。後者に岩場はないが、尾根幅は比較的広い上、複雑に折れ曲がっているので、闇夜の中で尾根筋を正確に読むのはかなり難しいだろう。
北尾根の岩稜地帯は、今からならば何とか明るいうちに通過できるだろう。その先は、暗くなっても尾根筋を読みながら降りることはさほど困難ではない。ということで北尾根を降りることにした。
岩稜地帯を抜けて送電線鉄塔に着いたのは17:50。ちょうど日没だった。やれやれ、ホッとして一休みしているうちに、たちまち夕闇が迫ってきた。あとは送電線の巡視路を辿れば大丈夫、と読んでいたが、次の御坂線26号鉄塔の先で見失った。まあ、下草も無く、どこでも歩ける尾根が続くので、真っ暗な中、ヘッドランプの明かりだけを頼りにそのまま尾根を降り、無事に里道に出た。
降りた地点は神座山川の右岸で、車は左岸に止めてある。途中に橋があるかどうか暗闇の中では分からない。結局は国道まで降りてから左岸に渡り、桃畑の中を再び登らなければならなかった。しかし、灯りも無い農道が複雑に入り組んでいるので道に迷い、20分程ロスしてやっと車に戻れた。11時間半の行動時間であった。
今回は事前の調査がかなりいい加減だった。
一般コースの所要時間をろくに調べなかったし、釈迦ヶ岳の西側から檜峯神社へ下山路があることも知らなかった。両者を事前に承知していたら、
こんなに長い周回ルートは組まず、2回に分けて余裕を持った計画にしただろうに。大いに反省すべきですね。
ちょうど1週間前、奥秩父の雨降山に登ったが、小さな岩場を越えられず、あっけなく敗退、半日で終わった。その反動で、今回は欲張り過ぎた山行を計画してしまったのかな?
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