景信山東尾根から城山北東尾根/意外と良く踏まれた登山道
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 705m
- 下り
- 693m
コースタイム
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
あるいは中央線のガードをくぐる100m程手前で左折して日影沢林道に入る。橋を渡って直ぐに10台程駐車可。さらに100m程行くと、城山北東尾根の下山口で、ここに2, 3台駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東尾根から景信山に登り、小仏峠を通って城山まで縦走し、ここから北東尾根を降りた。 登降に使った両尾根共にバリエーションルートなのに、しっかりと良く踏まれた道が通っていた。ただし道標はほとんどないので、入り口が分かりにくい。この道に乗れば、あとは明瞭な一本道なので、道を間違えることはないだろうし、危険個所もない。 景信山から城山間は人気コースなので、道幅も広く、設備も整っていて、何も問題無い。 |
写真
感想
景信山や城山(小仏城山)は気楽に登れる山域であり、何度も家族で登っている。今回は一人なので、バリエーションルートを楽しもう、と、景信山東尾根を登り、城山北東尾根を降りることにした。
登降に使った両尾根共に登山地図にルートは記載されていないので、藪漕ぎは覚悟の上、踏跡があればマシ、と思って取付いた。ところが、意外にも、しっかりと良く踏まれた立派な道が通っていた。踏跡レベルを超え、一般登山道レベルと言っても過言ではない。ただし道標はほとんどないので、入り口が分かりにくい。
景信山東尾根は、この尾根なら登れる、と地形図から判断しただけで、他に情報はない。この場合、いつも尾根に乗るまで苦労する。今回も同様。まさか、しっかり踏まれた登山道がある、とは思ってもいなかったから、適当に踏跡を拾いながら登り始めた。踏跡が消えて藪漕ぎになったので、楽な方へと逃げて行くうちに、標高320mで良く踏まれた道に出た。最初、これは林業用の仕事道と思った。しかし、高速道の擁壁工事現場に出て、迂回路を示す案内表示を見て、初めてこの道が登山道だと知った。こんな尾根に登山道があるとは!と驚きであった。
下山後、この登山道の入り口を確認する(写真35, 36)。今朝、標高320mでこの登山道と合流するまで45分もかかった。この間、ルートを探して右往左往し、イバラが混在した強烈な藪漕ぎも強いられた。しかし、木材集積所の広場で登山道入り口の道標(写真36)を見つけていたら、しっかり踏まれた藪の無い道を登って、15分もあれば標高320mに着いただろう。なんてことだ!
城山北東尾根の下りでも同じハメになった。この尾根はバリエーションルートとして紹介されているので、この案内に従った。城山頂上のアンテナ西側からこの尾根に入ったが、ルートは廃道同然。微かな踏跡はあるが、イバラの藪に覆われているのでひどい目にあった。この山域にはイバラが多いのかしら。
結局、アンテナの東側から林道を少し下り、城山の巻道と交差する地点に立っている道標の裏側から北東尾根に入れば良い。ただし、道標には日影沢林道の案内表示はあるが、北東尾根の案内はない(写真26)。あとは良く踏まれた一本道で迷いようも無い。
どちらの尾根にも立派な登山道が通っているので、スムーズに登降できた。おかげで時間に十分余裕が出来て、休み毎にのんびり。景信山の頂上で45分、城山の頂上では1時間も大休止。晴れてポカポカしてきたので、芝状の草地に寝転んで昼寝を楽しむ。それでも14時には車に戻れた。半月前、秩父の熊倉山に登った時には11時間半の行動時間で、降りてきた時には夕闇が迫っていたのに比べ、今回のようなのんびりした山行も、たまには良いものだ。
その反面、バリエーションルートを楽しみに来たのに、あまりにもあっけなくて、肩すかしを喰った感は否めない複雑な気分である。
今回、一つだけトラブルが起きた。城山から降り始めて直ぐに高度計が故障、何も表示しなくなってしまった。ところが、小1時間ほどしたら自然と直って、また働くようになった。いったい、どうなっているのだろう。
この高度計は10年前にアフリカのキリマンジャロに登った時から使っている。それまで使っていた高度計は5000mまでしか測れないので、標高5895mのキリマンジャロには使えないため、買い直したのだ。10年も使うと寿命なのかしら。
今回下った北東尾根は、バリエーションルートとはいえ、尾根筋が単純な上、良く踏まれた一本道だったので、高度計が無くても問題はなかった。しかし、支尾根が複雑に分かれている尾根で、踏跡程度、場合によってはそれすらないルートを降りている途中で高度計が故障したら、地形図とコンパスだけでは現在地の確認が難しく、ルート探索が厳しいだろう。
いつ壊れるか分からない高度計では信頼性が無い。買い直さなければダメかなあ。
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