六甲山塊 ロックガーデン B懸尾根 荒地山
- GPS
- 04:02
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 489m
- 下り
- 657m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:30
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
サブザック
行動食
非常食
飲料
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
今年の2月に歩いたときB懸尾根をかなり巻いてしまったのと、なかみ山を水源コースでパスしてしまったことと、岩梯子が分からなかったので、今回再挑戦しました。
前回と同じく出張ついでの山歩きです。
ただし、梅田のホテルのチェックアウトが12時で伊丹空港からの飛行機が14時なので、朝5時始発の緩急電車でどうにか間に合うかという際どい計画での実行となりました。
真っ暗な中、5時半に芦屋川駅を出発して、6時に高座の滝につきました。
そこには年配の方が20名ほど集まっていて6時になるとラジオ体操の曲がが流れだし、皆さん一斉に暗闇の中で体操を始めました。
私は付き合わず、ヘッデンを灯して、手袋をはめて歩き始めます。
地獄谷へ降りると空は開けヘッデンは必要なくなりました。
滝は全て直登で快適です。
最後の小便の滝は情けない水量で4月に前立腺癌により摘出を受けた我が身を見る思いです。
B懸尾根に取り付くと太陽が神戸港の上に出て明るくなりました。
前回歩いて危なくないことが分かったので、今回は徹底的に岩稜沿いに歩きました。
実に楽しい。
天然のフィールドアスレティックです。
前回直登を躊躇われ巻いてしまったところも左の灌木を支点に乗越し、写真で見たザイルが垂れたスラブを快適に登ります。
その先で左に進み詰まりましたが、右手にロープが輪になっていて、それを使って2メートルほどの段差を降りました。
今回はルンゼには下りないと決めていたので、左手も岩峰を超えて進むと中央尾根のルートに飛び出してしまいました。
先程のルンゼまで戻り、万物相に向かいます。
ここで朝ごはん。
快晴無風。誰もいません。
予定より時間が経過していましたので、すぐ出発。
風吹岩を素通りしようと思いましたが、人の声がするので立ち寄りました。
ご婦人たちが3匹の猫に絡まれていました。
その合計5匹の猫を見かけました。
どうもこの山は猫と猪が名物のようです。
前回は水源コースを行ってなかみ山を経由できなかったので、そちらの正規ルートをたどりました。
荒地山では一人の男性とすれ違いました。
昨晩の宴会の残り物「鯛めしのおにぎりを頬張り下山。
なぜかまた昨年と同じ岩場の上に出てしまいました。
右手のクラックと左手のフェースをフリクションを利かせてクライミングダウン。
どう考えてもハイキングコースではない。
二段目では下のテラスに若者3人がいました。
B懸尾根より岩登りの経験がモノをいう3メートル×2段です。
今回のコース一番のアスレティックです。
テラスに降りると若者たちから「お元気ですね。」と声をかけられてしまいました。
どういう意味なんだろうと一瞬考えましたが、まいっか。
「どちらからお見えになったのですか。」と聞かれたので
「東京からの出張ついでに始発電車に乗ってB懸尾根から」と答えると
また、「お元気ですね。」と言われてしまいました。
まー確かに昨年の1月の腎臓癌、今年の4月に前立腺癌の摘出手術を受けて、よくここまで回復したのもだ。
開腹手術ではなくダビンチで手術したせいかでしょうか。(笑)
若者たちにこの先に岩梯子があると聞いたので期待して進む。
あ、3メートル2段のアスレティックを撮り漏らした。
急な岩場が出てきて左を行く。
降りて振り向くと左手に写真で見覚えのある岩梯子がありました。
また飛ばしてしまったので悔しいので用はないけど岩梯子を登り新七右衛門の穴くぐりを確認して岩梯子を降りました。
ここはネーミングの勝利ですね。
この先は下からのハイカーがどんどん上がってきます。
城山のベンチでは紳士が文庫版を読んでいました。
次の見晴らしのいいベンチでは別の紳士が朝刊を読んでいました。
この山はどうもそういうところらしい。
高級住宅街に降りると凄い勢いでハイカーが登ってくる。
途中、かけ替えられた橋の渡り初め式会場を突っ切って芦屋川駅に急ぐ。
電車の音が聞こえたのでそのまま階段を駆け上がり電車に飛び乗りました。
次の駅で特急が後から来てそちらが先に梅田に着くアナウンス。
恐々降りて、若い女性に次の特急が先につきますか、と聞くとイヤホンを外して「梅田に行くなら」と答えてまたイヤホンをはめる。
「あのー特急料金がかかりますか。」
またイヤホンを外して「いえかかりません。」と笑顔で答えまたイヤホン。
ホテルのは10時40分位についてシャワーを浴びてパッキング着替えをしてチェックアウト。
14時の飛行機に余裕で間に合いました。
※カメラの時刻が45分ぐらい進んでいたようです。
六甲山は地元の山、その中でも高座の滝からのコ−スは地元中の地元だったんですが、ロックガ−テン付近は岩が風化して危ないから近寄るなと言われて一度も行ったことがないです
大したことがないように書かれていますが、写真を見る限り、やはりそれなりのところのようですが、そになりに気をつけていれば歩けるのでしょうか?
ところで、もうかなり回復されたようで、なによりです
ちなみに六甲山は来週の日曜日に全山縦走でお邪魔する予定です
ありがとうござます。
足尾の山歩きで完全に自信を取り戻しました。
それまでは仕事も続けられないのではと危惧していましたが、月曜日の龍王山と今回のB懸尾根で、次の函館では駒ヶ岳を歩こうかと思っています。
B懸尾根はどこでも歩けて快適です。
岩稜通しに躊躇したらルンゼを降りて次のルンゼを登りなおして稜線に戻れます。
「山と高原地図」の記述を読むと怖そうですが。
それよりも荒地山からの下りで遭遇する3メートルほどの岩のクライミングダウンのほうが
岩登りの経験者でないと躊躇すると思います。
多分ほかにルートがあると思うのですが2月と今回、どちらもここに出てしまいました。
全山縦走期待しています。
borav64mさん、こんにちは。
出張先で、朝早いし、岩登るし、お姉さんと会話するし、アクティブですね。
シャワーを浴びながら、鼻唄が聞こえてきそうです。
正に、お元気ですねぇ、です。
自虐ネタを入れるあたりの、読者を飽きさせないテクも岩登技術に負けないものがあります。
渡り初めに反対側から登場した時の、所在ないboravさんを想像して笑わせてもらいました。
お疲れ様でした。
私の拙い文書からいつも完璧に読み込んでくださるmusica001さんには畏怖いたします。
渡り初め式では祝詞を上げている最中だったと思いますが、気がつくと規制線の内側を歩いていましたので、立ち止まって写真を写したのでは失礼に当たると思い、歩きながらぱちりとやった結果です。しかし山は人を元気にしてくれます。
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