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西赤石山(にしあかいしやま)

都道府県 愛媛県
最終更新:Raccoon-dog
基本情報
標高 1625.8m
場所 北緯33度52分32秒, 東経133度20分22秒
カシミール3D
山頂
分岐
展望ポイント

山の解説 - [出典:Wikipedia]

西赤石山(にしあかいしやま)は、「四国山地」のうち、「広義の石鎚山脈」 の東部、「法皇山脈」(ほうおうさんみゃく)に属する、標高;1,625 mの山である。単に「西赤石」(にしあかいし)とも呼ぶ。行政区画的には、愛媛県 新居浜市に属する。
東に隣接する「東赤石山」(標高:1706m)とともに、この一帯は、「赤石山系」とも呼ばれる。 
山名は、「東赤石山」と同じく、山頂部に、赤茶けた色をした、「カンラン岩」が分布していることによる。 
またこの山は、「四国百名山」の一つに選定されている。
なおこの項では、「西赤石山」の西側の稜線沿いにある、「銅山峰」(どうざんみね)と呼ばれるゾーンの説明も記載する。
 「石鎚山脈」の東部は、「笹ヶ峰」の少し東側、「ちち山の分かれ」と呼ばれる場所で、銅山川を間に挟んで、北側の「法皇山脈」(ほうおうさんみゃく)と、南側の愛媛県/高知県の県境をなす山脈(俗称;「県境山脈」)の2列の山並みに分かれ、東西方向に長く伸びている。
 そのうち北側の山並みである「法皇山脈」は、前記の「ちち山の分かれ」から東へと徐々に高度を下げ、「銅山越」(どうざんごえ、標高;1294m)と呼ばれる峠まで高度を下げてから、一転して高度を回復し、標高;1626mの、「西赤石山」に至る。
 なお山頂には、二等三角点が設置されている。三角点の公式名称は「銅山」、標高は、1,625.68 mとなっている。
 「西赤石山」は、北麓の瀬戸内側から望む山容は、比較的穏やかな様相をしており、山頂部はさほど目立たないが、活断層系、地形境界線としての「中央構造線」がその北側山麓部に東西に走っている為、北麓の新居浜平野から急な傾斜でそびえており、「赤石山系」全体が大きな壁のようになっている。ちなみに、「西赤石山」の山頂から新居浜平野の南端まで、直線距離で約5km、一方で標高差は1600mを越える急斜面である。
 この地形は、地形学的には「石鎚断層崖」(いしずちだんそうがい)と呼ばれる地形であり、標高差 約1600〜1700mの断層崖として、日本の中でも有数の高度差を持つ。   その為、北側の平野部から望むと、実際の標高よりも雄大に見える。また、「中央構造線」が通っている平野部との境の山麓部は、上から降りてくる尾根の末端部が三角型の形状をしている、「三角末端面」と呼ばれる、特徴ある断層地形をしている。なお、「石鎚山脈」付近での活断層系としての「中央構造線」は、水平方向には右横ずれの活動センスを持ち、鉛直方向には、南側の「石鎚山脈」が隆起、北側の瀬戸内側が沈降、という活動センスを持っている。
 「西赤石山」は、その東に隣接する「東赤石山」とともに、「法皇山脈」の一部としての、「赤石山系」(あかいしさんけい)と呼ばれ、「法皇山脈」の中では良く登られている山である。
 かつては、「銅山越」付近にあった「別子銅山」の為に「西赤石山」付近の森林はかなり伐採されていたが、後にカラマツなど様々な種類の樹々が植林され、また1972年の「別子銅山」の完全な閉山後は、自然林の回復がより顕著である。
 特に4月末から5月上旬にかけ「アケボノツツジ」が多く咲くことで、最近は花の山として、四国以外からも登山者が集まる人気のある山となった。 また秋には頂上付近にあるカラマツの黄葉も色鮮やかで、紅葉も楽しめる。なお冬季は、最大1m程度の積雪があり、冬山装備が必要である。
 山名の由来は、前述のとおり、頂上付近に分布する、赤茶色をした「カンラン岩」が元となっているが、古くは、「東赤石山」も含めた「赤石山系」全体を、「赤太郎尾」(あかたろうお)と呼んでいたという。 また現在は、「西赤石山」と呼ぶのが一般的であるが、かつては単に「西赤石」と呼ぶことが多かった、という。それは、「石」という単語に、「山」の意味を含ませて入るためだ、という。 
「地質」の項で詳しく述べるが、この「赤石山系」は、「石鎚山脈」の中でも、変成度の高い各種変成岩が分布している地域であり、地質学的にも古くから注目され、数々の研究が行われている、重要な山である。  
 「西赤石」の北西側の中腹部には、かつての「別子銅山」の拠点となっていた、「東平」(とうなる;標高 約700m)という場所があるが、1990年代から、地元の新居浜市を主体として観光地として整備されており、新居浜市は、「東洋のマチュピチュ」と称して宣伝をしている。ここは、別子銅山の色々な遺構が見られる場所となっている。 

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