南阿蘇から見上げる御竈門山は、秀逸である。また、４月上旬の野焼きの後、キスミレが咲き誇る。キスミレは、大陸系の非常に珍しい種類で日本でも阿蘇・九重と数か所に群生している。阿蘇ではここが有名な群生地で、花の時期は、県外からたくさんの登山者が訪れる。途中のルートは急峻で特に南斜面の崩壊が進み、風が強い時は危険である。特に野焼きの後は、捉まる草がなくなり非常に危険である。
　頂上への道は、３か所ほどあるが、一番登りやすいのは、通称「給水槽」ルートである。山頂から南西へ伸びた尾根道で、３台程の駐車スペースもある。トイレのある大きな駐車場に一番近い尾根の末端である。火の国トンネル近くや駐車スペースのある尾根道も登山口があるが、登りが急であるが踏み跡はある。
近くには、大きな駐車場もあり、トイレもあり、給水も可能である。
山頂から北に延びる釣り尾根を通って烏帽子岳につながるルートがあるが、その先は荒れているので、防火帯を下る方が一番近いルートである。