ドーム・ド・ロシュフォール（Dome de Rochefort；4015ｍ）は、フレンチアルプス、モンブラン山群（Mont Blanc Massif ）のうちの一峰である。モンブラン山群のうち、その東部に位置する。
また、グランドジョラス(Grandes Jorasses)から西へ、ドリュ(Les Drus)へと続く、ロシュフォール山稜（Arete Rochefort)と呼ばれる稜線上に位置しており、兄弟峰と言える、「エギーユ・ド・ロシュフォール」(Aigiulle de Roschefort；4001ｍ)にも隣接している。
大きく見れば、グランドジョラス山塊の西の肩の位置にあるピークであるが、（文献１）では、独立峰と位置付けられている。

ドーム・ド・ロシュフォールの初登頂は、（文献１）によれば、1901年に、Ｊ．エクルズ、ミッシェル・クレマン（ガイド）、アルフォンス・パイヨ（ガイド）によって、北面からのルートで達成された、と記載されている。
一方、（文献２）では、1881年に、J. Eccles, Alphonse, M. Payotによる３人パーティにより達成された、と記載されており、文献による違いがあって明確ではない。


ドーム・ド・ロシュフォールの一般的な登攀ルートに関して、（文献１）に基づいて説明する。
まずモンブラン山群を通っているロープウエーを利用して、トリノ小屋（Rif. Torino;3371m）
に至り、一泊する。
小屋からは、まずダン・デ・ジュアン(Dent du Geant)の山頂部を絡むように登攀して、ロシュフォール山稜(Arete Rochefort)へ出て、エギーユ・ド・ロシュフォール（Aiguille de Roschefort；4001ｍ)へと登攀し、そこからロシュフォール山稜沿いに東へと進んで、頂上に至る。

トリノ小屋からドーム・ド・ロシュフォールの山頂まで、登りで約６−８時間。

トリノ小屋からドーム・ド・ロシュフォールまでのルートの難易度は、フレンチグレードで、ＡＤ。
岩場のピッチグレードは、�機銑供Ｉ浩稾未蓮∈蚤膽佚戞〔鵤毅暗戞�


※　本稿は、（文献１）「アルプス４０００ｍ峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田　訳、山と渓谷社　刊　（１９９７）、及び　ウイキペディア英語版の、"Dome de Rochefort "　（文献２）の項を参照して記載した。

※　ウイキペディア英語版の、ドーム・ド・ロシュフォール(Dome de Rochefort）の項

https://en.wikipedia.org/wiki/D%C3%B4me_de_Rochefort