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最終更新:horiyasu1227
笠の形が優美な岐阜県の名峰
笠ヶ岳は岐阜県にあり、日本百名山に選ばれています。標高は2898mで、県境が無い岐阜県内単独の山としては、最も高い山です。また全国にいくつかある笠ヶ岳の中でも最高峰です。
山頂部はどこから見ても菅笠のように突き出ており、これが山名の由来とされています。かつては迦多賀岳(かたがたけ)、肩岳などと呼ばれていました。また山頂を大笠、すぐ北の小さなピークを小笠を称することもあります。
名高い僧侶らが愛した山
笠ヶ岳の整った姿は遠くからでもよく分かり、古くから信仰の対象でした。
開山は1683年で、円空上人(えんくうしょうにん:1632-1695年)が自身が刻んだ大日如来像を安置したと伝えられます。また1782年には南裔(なんねい)、北洲の禅師も笠ヶ岳に登り、鉄札を納めました。
槍ヶ岳を開いたことで知られる播隆上人(ばんりゅうしょうにん:1786-1840年)も4回参詣し、登山道整備と阿弥陀如来像奉納を行ったと記録されています。その折に、笠ヶ岳から見る槍ヶ岳の美しさに惚れ込み、開山を成そうと決意したそうです。
健脚向けの笠新道
「笠新道」は、最も利用されている登山道です。
比較的新しい道で、1965年の岐阜国体山岳競技がきっかけで拓かれました。新穂高温泉から笠新道を使って登れば、最も短い時間で山頂に立つことができます。とはいえ急で長い登りが続く道で、体力を要します。
笠新道を登り切ると、稜線の先に目にする山頂部は力強く尖っています。
優れた見晴らしに加え、高山植物を愛でながら歩くことができます。笠ヶ岳は新・花の百名山に選ばれており、特に東斜面の杓子平カールは、立派なお花畑が広がります。
運が良ければライチョウに出会うこともあります。
槍ヶ岳をはじめとする大展望
稜線上や山頂からの眺めはよく、特に目を引くのは槍・穂高連峰です。
南は焼岳や乗鞍岳、御嶽山などが望め、翻って見えるのは剱・立山連峰や黒部五郎岳、薬師岳などです。
中央アルプスや南アルプスと富士山、白山も確認することができ、いつまでも見ていたくなるような絶景です。
笠ヶ岳登山の要衝・笠ヶ岳山荘
笠ヶ岳への道のりは長く、一般的には1泊以上の行程で臨みます。
たいていの登山者は笠ヶ岳山荘に宿泊します。山頂に近い唯一の山小屋で、大変ありがたい存在です。
山荘前は北アルプスの大パノラマが展開します。望遠鏡も設置されており、覗き込めば、槍ヶ岳山頂が人で賑わう様子がよく見えます。
次いで利用されている山小屋は、わさび平小屋、鏡平山荘、双六小屋です。
これらは三俣蓮華岳や雲の平、槍ヶ岳への縦走者も利用しています。
周辺の山小屋 |
笠ヶ岳山荘 わさび平小屋 鏡平山荘 双六小屋 |
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基本情報
標高 | 2897m |
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場所 | 北緯36度18分56秒, 東経137度33分01秒 |
山頂 | |
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登山口 | |
駐車場 | |
危険個所 |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
笠ヶ岳(かさがたけ)は、岐阜県高山市にある飛騨山脈の標高2,898 mの山である。中部山岳国立公園内にあり、日本百名山に選定されている。丸いお椀型の隆起がなだらかな稜線の上に、ポッカリと突き出た特徴的な姿で、北は立山連峰、南は御嶽山からでも、一目でそれと分かる山容をしている。山名もその笠を伏せたような姿に由来している。日本の各地に同名の山が複数あり、その最高峰である。
春になると、山頂直下を頭とする馬の雪形が現れ、高山盆地からも望むことができる。飛騨では、この雪形が現れる頃が田植えの時期と昔から言い伝えられている。
北は、槍ヶ岳西鎌尾根と双六岳を結ぶ東西の稜線上の樅沢岳に至り、南は岩峰で日本有数のロック・クライミングのルートを持つ錫杖岳に連なっている。また、高原川の支流の蒲田川の源流を挟んで、東の槍穂高連峰と対峙している。北西側は金木戸川(高原川の支流)の源流となっている。
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