ドーム・デュ・グーテ（Dome du Gouter；4304ｍ）は、フレンチアルプス、モンブラン山塊のうち、主峰　モンブラン（Mont Blanc;4808m）の、北西　約２ｋｍに位置する衛星峰である（文献１）。
日本語表記では、「ドーム・デ・グーテ」とも書く。

ＵＩＡＡ；「国際山岳連盟」（The Union Internationale des Associations d'Alpinisme／The International Climbing and Mountaineering Federation）が、１９９４年に定めた、「アルプス４０００ｍ峰リスト（ＵＩＡＡ版）」に登録されている峰でもある（文献２）。

モンブランへの一般的な登攀ルートのうち、グーテルートと呼ばれるルートは、モンブランの北西側にある、ニ・デーグル駅(Nid d’Aigle;　約2370ｍ)からスタートし、グーテ小屋(Ref . de Gouter)がある、エギーユ・グーテ（Aigille du Gouter ; 3863m）へと登攀して一泊する。グーテ小屋からモンブラン山頂までは雪稜状の尾根となり、一般にグーテ尾根と呼ばれている。
このドーム・デ・グーテは、そのグーテ尾根上にある山であり、エギーユ・グーテと、モンブラン主峰とのほぼ中間の地点に位置している（文献３）。

山容は、その名前の通り、ドーム状のなだらかな雪山であり、稜線を歩いている分には、あまり顕著なピークとは感じないし、グーテ小屋からこの山への登頂は、視界が良ければ容易である。
一方で、麓のシャモニーの街から望むと、最も奥にそびえている主峰モンブランのやや右側に、ひときわ白く輝くドーム状の山として、良く目立つ。

この山の初登頂は、1784年9月に、 J.-M. Couttet , F. Cuidet　による２人パーティにより、達成された（文献１）。


本稿は、
ウイキペディア英語版の、「ドーム・デ・グーテ（Dome du Gouter）」の項（文献１）、
UIAA　ホームページのうち、「アルプス４０００峰」リスト（文献２）
及び、スイスの公的なインターネット地形図（Swiss Topo）（文献３）
を参照して記載した。

※ ウイキペディア英語版のうち、「ドーム・デュ・グーテ（Dome du Gouter）」
の項

　https://en.wikipedia.org/wiki/D%C3%B4me_du_Go%C3%BBter

※ UIAA　ホームページのうち、「アルプス４０００峰」リストのあるページ

　https://theuiaa.org/mountaineering/mountain-classification/

※ スイスの公的なインターネット地形図（Swiss Topo）のサイト

　https://map.geo.admin.ch/