登山は休止中の私だが、内容から考えて今回は日記ではなく山ノートの方に書くのが相応しいと思い、此方に書く事にした。

体調不良の時には外出や登山はしないのが当然だが、体調が良いつもりでいても、急に体調が変わり、持病が、つい出る事があるかも知れないので、お守り代わりに幾つかの薬を携帯している。
私はアレルギー体質で、尚且つ胃腸が丈夫ではないので、自分に合った薬を持っていないと不安だ。
私の場合、漢方薬がメインである。

こむら返りを時々起こす癖があるので、用心の為、『芍薬間甘草湯』の顆粒を、胃腸薬や酔い止めにも使用出来るので『陀羅尼助丸』をいつも必ず持っている。これ等に加えて風邪等の解熱作用があり、(血栓)溶解作用もある『地竜』を必要かなぁ？と感じる時には持つ事にしている。これらは、いずれも漢方薬なので効果を引き出す為には、湯で服用するのが基本だが、水なしでも服用したい場合も時にはある‥‥‥‥‥そんな時に胸焼けが起きた時には『せんぶり』の乾燥させたものを細かく折って小袋に入れておき、必要に応じて、その『せんぶり』を取り出して、ガムを噛むように噛んでいると胸焼けや胃の痛みが、治まってくる。勿論、『せんぶり』は一般的には、煎じて服用するものだが、やむを得ず水が無い場合や煎じる事が出来ない場合には、ティーバッグでなければ、水なしでも服用は可能だ。
「芍薬甘草湯」と「地竜」は漢方薬を取り扱っている薬局で入手出来るが「陀羅尼助丸」は製造販売元に連絡して取り寄せしている。
「せんぶり」はティーバッグになっている物はドラッグストアで販売されているが、乾燥させただけの「せんぶり」は漢方薬の専門店でしか入手できないと思う。

《陀羅尼助丸の製造販売元》

奈良県吉野郡泥川199
奥村博本舗

TEL 0747-64-0722
FAX 0747-64-0822

骨折は勿論、捻挫や打撲等の怪我は直ぐに病院で診察を受けて治療をするのは言うまでもないが、いくら通院や治療を続けても、全く回復をしない場合‥‥‥‥‥打ち身や捻挫が原因のものに限るが‥‥‥‥漢方薬を服用して回復した事がある。打ち身や捻挫は、外部からの治療としては‥‥‥‥腫れや熱をとるために最初は患部を冷やし、ある程度症状が落ち着いてきたら、今度は、温めた方が早く治るが、素人には、冷やすのは難しくないが、温熱療法は、少し難しいかなぁ？‥‥‥‥‥‥と感じる。
一般的に打ち身の薬と言えば、外用薬の湿布薬を思い浮かべるが、「活血湯」は内服薬である。
体質には個人差があるので、同じように服用しても誰にでも、同じような効果があるとは決して言えないが、私の母が若い頃に頭を強打して記憶障害を起こしていた時に知り合いの方に「活血湯」を教えて頂き、約1週間ほど服用して完治した。私も頭を怪我をして病院で3月ほど治療をしたが、目眩が治らず困っていた時に「活血湯」を服用し約1月で完治した。また、知人の息子さんは自転車で転倒して目の周辺がパンダのようになっていたらしいが、夜に「活血湯」を飲んで翌朝には、パンダの目が消えたそうだ。

土佐弁で「シバテン」または「エンコウ」とは‥‥‥‥‥つまり、「河童」または「カワウソ」の事だが、その「シバテン」(エンコウ)に纏わる伝説の『家伝の漢方薬』が、「活血湯」である。

服用方法には‥‥‥‥‥‥‥煎じるように書いているが、始めの2日くらいはティーバッグに湯を注いだだけで充分に濃い状態で飲む事が出来る。ティーバッグを使用したら、冷蔵庫で保管しておき、熱湯を注いでも成分が出なくなってから煎じて私は使用している。胃腸の弱い私は、空き腹に飲まないように更に気をつけて服用している。これでも、ちゃんと私には、薬の効果はあった。

《活血湯の製造販売元》

高知県高岡郡四万十町北琴平町1-5
武田金草堂

TEL (0880)22-0152または
(0880)22-3221

【追記】
この山ノートを見て、ある方からメッセージを頂きました。内容を要約しますと‥‥‥‥‥『「大黄」は妊婦が服用すると子宮収縮の原因となる。「甘草」は登山中に多量服用すると嘔吐、筋力低下、頭痛、こむら返り、四肢のしびれ等々の症状が表れる場合がある。(参考までに)』との事でした。
専門的な情報をお知らせ頂き、ありがとうございましたm(__)m

メッセージを頂いてから気がつきましたが、「甘草」はタバコや菓子、醤油等に含まれている場合があり、知らず知らずの内に多量摂取している可能性があります。
漢方薬に限らず、どんな薬にも多少の副作用は付き物です。
服用される時には、充分にご注意ください。