サングラスで使用される調光レンズとは
近年スポーツサングラスに多く使用されている調光レンズ。その機能を簡単に説明します。
サングラスのレンズは、曇っている時や薄暗い林道などではレンズカラーが濃い必要はありません。それこそ夜間はクリアーの状態で良いと言えるでしょう。また逆に晴れた日の日中では、しっかりと日差しをカットして眩しさを抑えてほしいと思うものです。これは山に限らず、日常でも同様に感じるかと思います。
この様なわがままなリクエストに応えてくれるのが、調光レンズです。
つまり、日差しの少ない時はレンズの色が薄くなり、太陽がさんさんと眩しい時はレンズの色が濃くなるという優れものなのです。調光レンズであれば、その時の環境に合わせて、レンズカラーが変わってくれるため、1本のサングラスで一日中掛けていられます。
調光レンズの中には、色の薄い時に、完全にクリアーとなり、夜間も使える調光レンズもあります。このレンズで登山に言った場合、極端な言い方をすれば、日の出前の暗い時間帯から、日中はもちろん、日没後もずっとかけっぱなしでもOKと言う事です。
サングラスのレンズは、曇っている時や薄暗い林道などではレンズカラーが濃い必要はありません。それこそ夜間はクリアーの状態で良いと言えるでしょう。また逆に晴れた日の日中では、しっかりと日差しをカットして眩しさを抑えてほしいと思うものです。これは山に限らず、日常でも同様に感じるかと思います。
この様なわがままなリクエストに応えてくれるのが、調光レンズです。
つまり、日差しの少ない時はレンズの色が薄くなり、太陽がさんさんと眩しい時はレンズの色が濃くなるという優れものなのです。調光レンズであれば、その時の環境に合わせて、レンズカラーが変わってくれるため、1本のサングラスで一日中掛けていられます。
調光レンズの中には、色の薄い時に、完全にクリアーとなり、夜間も使える調光レンズもあります。このレンズで登山に言った場合、極端な言い方をすれば、日の出前の暗い時間帯から、日中はもちろん、日没後もずっとかけっぱなしでもOKと言う事です。
調光レンズはその特性で2種類に大きく分ける事が出来ます
調光レンズは、その特性によって大きく下記の2種類があります。
(1):紫外線でレンズカラーが変化する調光レンズ
(2):可視光線でレンズカラーが変化する調光レンズ
ちょっと分かりにくいと思いますので、まずはこれまで一般的だった(1)についてご説明します。
一般的な調光レンズは、紫外線(目に見えない波長)の量に反応してレンズカラーが変わります。そのため、日差しの強い日中は紫外線も強くなり、レンズカラーは濃く変化します。逆に曇りの日や日差しの弱まる朝方や夕暮れ時は紫外線も減るので、レンズカラーは薄くなります。
紫外線量がレンズカラーの変化に影響を及ぼす要因で、人が目にできる明るさの変化はレンズカラーの変化には直接の関係がないのです。どんなに日差しの強い日中でも、紫外線をカットするガラスの車内などでは、日差しを受けていても調光レンズは一切レンズカラーは変化しません。
まず知っておく特徴は、紫外線量の変化に合わせてレンズカラー濃度も変化すると言う事です。
この(1)に対して(2)は可視光線(目に見える波長)で変化する調光レンズと言うものが、新しく開発されています。目に見えない紫外線に反応する(1)対して、目で見える波長の光線に変化する(2)は「可視光線調光レンズ」と呼ばれています。これは今までの一般的な調光レンズの弱点を解決し、UVカットされた車内でも、明るさに反応してレンズカラーが変化します。眩しさを抑えるサングラス機能を発揮してくれます。
ただ現時点で、このレンズは新しく、まだ一般的に広くは普及していません。
(1):紫外線でレンズカラーが変化する調光レンズ
(2):可視光線でレンズカラーが変化する調光レンズ
ちょっと分かりにくいと思いますので、まずはこれまで一般的だった(1)についてご説明します。
一般的な調光レンズは、紫外線(目に見えない波長)の量に反応してレンズカラーが変わります。そのため、日差しの強い日中は紫外線も強くなり、レンズカラーは濃く変化します。逆に曇りの日や日差しの弱まる朝方や夕暮れ時は紫外線も減るので、レンズカラーは薄くなります。
紫外線量がレンズカラーの変化に影響を及ぼす要因で、人が目にできる明るさの変化はレンズカラーの変化には直接の関係がないのです。どんなに日差しの強い日中でも、紫外線をカットするガラスの車内などでは、日差しを受けていても調光レンズは一切レンズカラーは変化しません。
まず知っておく特徴は、紫外線量の変化に合わせてレンズカラー濃度も変化すると言う事です。
この(1)に対して(2)は可視光線(目に見える波長)で変化する調光レンズと言うものが、新しく開発されています。目に見えない紫外線に反応する(1)対して、目で見える波長の光線に変化する(2)は「可視光線調光レンズ」と呼ばれています。これは今までの一般的な調光レンズの弱点を解決し、UVカットされた車内でも、明るさに反応してレンズカラーが変化します。眩しさを抑えるサングラス機能を発揮してくれます。
ただ現時点で、このレンズは新しく、まだ一般的に広くは普及していません。
調光レンズの変化に影響与える物
上記で説明した、紫外線と可視光線以外にもレンズカラーの変化に影響を与えるものがあります。それは外気温です。気温が真夏日と言われるような高温になり過ぎると、レンズカラーの変化が少なくなってしまいます。そのため、通常よりもレンズが濃く変化しません。逆に真冬の低温時などは、変化率が大きくなり、通常よりも濃くなります。この特性は、(1)・(2)どちらにも共通した特徴です
同じ調光レンズでも変化の幅が違う!
調光レンズもそれぞれに変化の幅に違いがあります。レンズ濃度に関しては、透過率の変化を参考にして下さい。透過率とは光を通す割合(%)の事です。例えば透過率50%と表記があれば、光量の半分を通すレンズ。透過率15%であれば、光量の15%だけ通すレンズとなります。つまり透過率の数字が小さいほどレンズカラーが濃いレンズとなり、逆に透過率の数字が大きいとレンズカラーが薄いレンズとなります。透過率90%であればほぼクリアのレンズとなります。
調光レンズでは、Aレンズ:(透過率85%〜25%)やBレンズ:(透過率46%〜16%)の様に表記されます。これがレンズカラーの変化する幅を示しています。
Aレンズであれば、薄い状態の時は85%の光量を通し、かなりクリアに近くなります。濃くなった時は25%の光は通すレンズと言う意味です。
Bレンズであればレンズカラーが変化する前でもある程度レンズカラーは色が付いています。そして濃くなった時は16%だけ光量を通すため、Aレンズよりも濃くなる事が分かります。
この透過率の変化する幅は、レンズ素材やメーカーによって異なりますので、よく調べて選びましょう。
例)下記写真 変化率 上段(透過率20%〜6%) 下段(透過率47%〜17%)
調光レンズでは、Aレンズ:(透過率85%〜25%)やBレンズ:(透過率46%〜16%)の様に表記されます。これがレンズカラーの変化する幅を示しています。
Aレンズであれば、薄い状態の時は85%の光量を通し、かなりクリアに近くなります。濃くなった時は25%の光は通すレンズと言う意味です。
Bレンズであればレンズカラーが変化する前でもある程度レンズカラーは色が付いています。そして濃くなった時は16%だけ光量を通すため、Aレンズよりも濃くなる事が分かります。
この透過率の変化する幅は、レンズ素材やメーカーによって異なりますので、よく調べて選びましょう。
例)下記写真 変化率 上段(透過率20%〜6%) 下段(透過率47%〜17%)
調光レンズにも様々なレンズカラーがあります
他のレンズ同様に、調光レンズにも様々なレンズカラーがあります。
この点に関しては、使用者の好みも大きく左右するので、自分の好きな色を探して頂きたいと思います。
*私が登山で使用している下記カラーも参考にして下さい*
1)グレー系の調光レンズ:色調も変わらず、自然な見え方です。中でもレンズカラーが薄い状態で透過率85%ぐらいのレンズは、薄暗い林道や夜間も使用できるので大変便利です。
2)オレンジ系の調光レンズ:コントラストを高め、対象物をクッキリと見やすくします。登山はもちろん、トレイルランニングやスキーなどスピードのある状況にも特に適します。
※レンズは同じようなレンズカラーでも、スポーツ向けに出来ている物はコントラストを高める機能がありより性能が高くなります。
この点に関しては、使用者の好みも大きく左右するので、自分の好きな色を探して頂きたいと思います。
*私が登山で使用している下記カラーも参考にして下さい*
1)グレー系の調光レンズ:色調も変わらず、自然な見え方です。中でもレンズカラーが薄い状態で透過率85%ぐらいのレンズは、薄暗い林道や夜間も使用できるので大変便利です。
2)オレンジ系の調光レンズ:コントラストを高め、対象物をクッキリと見やすくします。登山はもちろん、トレイルランニングやスキーなどスピードのある状況にも特に適します。
※レンズは同じようなレンズカラーでも、スポーツ向けに出来ている物はコントラストを高める機能がありより性能が高くなります。
冬山も行かれる登山者&極寒地域で使用される方に重要な注意点!
調光レンズのカラー変化に影響を与えるものに外気温も関連し、真冬の極端な低温時などは、変化率が大きくなり通常よりも濃くなると説明しました。つまりレンズに表記されている透過率の変化数値以上にレンズが濃くなってしまうのです。普段の生活では快適に使えていた調光レンズが、紫外線も強く、低温の厳冬期の冬山ではレンズカラーが濃くなりすぎて、使いにくい状況が起こるのです。特に「可視光線調光レンズ」の場合、反応が良いのでさらに濃くなってしまう場合もあります。
(※低温の場合、レンズカラーが薄くなるまでの時間が通常より遅くなります。)
登山専用サングラスメーカーでは無く、平地でのスポーツを想定して開発しているメーカーの調光レンズは購入前に注意が必要です。分からない時は、専門店の方に相談しましょう。
(※低温の場合、レンズカラーが薄くなるまでの時間が通常より遅くなります。)
登山専用サングラスメーカーでは無く、平地でのスポーツを想定して開発しているメーカーの調光レンズは購入前に注意が必要です。分からない時は、専門店の方に相談しましょう。
調光レンズ その他の注意点!
1)大変便利な調光レンズですが、その機能は永遠に続く分けではありません。
使用するにつれて、調光機能は劣化していきます。数年使用した場合は、購入時の変化率の幅よりもその変化率は小さくなっていきます。使用頻度にも影響されますので、何年という明確な寿命は決まっていません。
(※UVカットなど他のレンズ機能が無くなるわけではありません。あくまで調光機能の低下です。)
そのため、サングラスを保管する際は、ケースに入れて紫外線や光を避け、調光機能がはたらかないようにする事も劣化を防ぐ方法です。
2)調光レンズにも品質の良し悪しがあります。
当然ですが、廉価な物はお勧めできません。紫外線を浴びてもあまり変化しないレンズもあります。しっかりしたメーカーのサングラスを選んでください。
使用するにつれて、調光機能は劣化していきます。数年使用した場合は、購入時の変化率の幅よりもその変化率は小さくなっていきます。使用頻度にも影響されますので、何年という明確な寿命は決まっていません。
(※UVカットなど他のレンズ機能が無くなるわけではありません。あくまで調光機能の低下です。)
そのため、サングラスを保管する際は、ケースに入れて紫外線や光を避け、調光機能がはたらかないようにする事も劣化を防ぐ方法です。
2)調光レンズにも品質の良し悪しがあります。
当然ですが、廉価な物はお勧めできません。紫外線を浴びてもあまり変化しないレンズもあります。しっかりしたメーカーのサングラスを選んでください。
スポーツサングラスに詳しい専門店で相談しよう
大変便利な調光レンズです。ただ、通常のレンズよりも特性が強く、詳しい人でないと分からない面もあります。期待して購入しても、あまりレンズカラーが変化しなかったり、逆に濃くなりすぎて使いづらかったりします。ぜひ購入を検討する場合は専門店で相談してみましょう。
by Monte-Paz Products
公式WEBサイト:http://montepazproducts.com/
CEBE取扱店:http://montepazproducts.com/?page_id=24
ご質問:jiromatsuda1020@ybb.ne.jp
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