スポーツサングラスを度付きにするには大きく2つの方法があります。
A:サングラスのレンズの内側に度付きしたインナークリップを付けるパターン
B:もとのレンズを外し、度数の入ったレンズを直接取り付けて製作するパターン
大きくこの二つの方法となります。
以前は、Aのパターンが主流でしたが、ハイカーブレンズや加工技術の発展で現在はBのパターンが圧倒的に増えています。
今でもインナークリップで度付きにするサングラスも販売されています。コストパフォーマンスや度数制限の影響などで、Aのパターンを使用されている方もいます。ただ、その数は年々縮小傾向にあり、値段は高くても、視界の広さ・重量の軽さ・曇りずらさ・汚れのケアが簡単、などのメリットによりBパターンが主流となりつつあります。
今回はこのBパターンについて詳しく考えてみたいと思います。
B:もとのレンズを外し、度数の入ったレンズを直接取り付けて製作するパターン
大きくこの二つの方法となります。
以前は、Aのパターンが主流でしたが、ハイカーブレンズや加工技術の発展で現在はBのパターンが圧倒的に増えています。
今でもインナークリップで度付きにするサングラスも販売されています。コストパフォーマンスや度数制限の影響などで、Aのパターンを使用されている方もいます。ただ、その数は年々縮小傾向にあり、値段は高くても、視界の広さ・重量の軽さ・曇りずらさ・汚れのケアが簡単、などのメリットによりBパターンが主流となりつつあります。
今回はこのBパターンについて詳しく考えてみたいと思います。
ハイカーブレンズで直接度付きを考えた場合に知っておきたい事 7項目
1:自分の正確な度数を知る!
スポーツサングラスの様にカーブの強いレンズでは、全ての度数で製作できるわけではありません。
まずは、眼鏡店で検眼してもらい、製作範囲内の度数かどうかを知る必要があります。選ぶレンズによっても、製作範囲内の物と、範囲外の物とに分かれます。近年その範囲は広がっていますが、度数が強く、どのカーブレンズでも製作できない場合がある事を知っておきましよう。
まずは、眼鏡店で検眼してもらい、製作範囲内の度数かどうかを知る必要があります。選ぶレンズによっても、製作範囲内の物と、範囲外の物とに分かれます。近年その範囲は広がっていますが、度数が強く、どのカーブレンズでも製作できない場合がある事を知っておきましよう。
2:レンズは厚みが増します!
スポーツサングラスの多くは、フレームもレンズも強いカーブをしています。そのため、レンズに度数を入れると、外側に向けてレンズの厚みが増していきます。その厚みは、通常のカーブの弱いメガネとは全く異なります。レンズが厚くなると言う事は知っておいてください。
3:普通のメガネとは見え方が異なる!
カーブの弱い通常メガネと比較した場合、スポーツサングラス用のカーブが強いレンズは見え方が違ってきます。特に正面を向いている場合と、レンズの左右・上下など端を見た場合では、見た箇所のレンズの厚みが違い、少しゆがんで見えたりする事が有ります。普通のメガネの見え方とは違う事を知っておいて下さい。これは度数や人によっても異なります。まったく気にならない人もいますが、一般的には度数が強い人ほど、見え方に違いを感じやすいです。
ポイント:ただ、スポーツサングラスを掛けて、室内で本を読んだりパソコンしたりするのでは無い事も理解しておく必要があります。野外や広いスペースで使う事が基本となるはずです。室内の細かい作業時にちょっと違和感を覚えても、野外では問題無い場合も多数あります。
ポイント:ただ、スポーツサングラスを掛けて、室内で本を読んだりパソコンしたりするのでは無い事も理解しておく必要があります。野外や広いスペースで使う事が基本となるはずです。室内の細かい作業時にちょっと違和感を覚えても、野外では問題無い場合も多数あります。
4:度付きスポーツサングラスには慣れる時間も必要あり!
上記3)と関連しますが、カーブの強いサングラスをかけて、直ぐに問題ない人がいるのに対し、なかなか違和感が消えない人もいます。ただ、ある程度使用頻度を増やす事で、眼がハイカーブレンズに慣れてきます。その慣れのスピードには個人差があるので、買って直ぐに見え難いと言って諦めないで下さい。一日、数時間ずつ掛ける時間をつくること。毎日が無理でも一週間に数回は散歩などで使って1カ月〜3カ月で慣れてくるケースも多くある事を知っておいてください。
※もちろん最初の検眼時やレンズの度数が正確ではない等、初期の問題があれば、いくら使っても慣れてこないので、あまりにも違和感が大きい時は眼鏡店でチェックしてもらいましょう。
※もちろん最初の検眼時やレンズの度数が正確ではない等、初期の問題があれば、いくら使っても慣れてこないので、あまりにも違和感が大きい時は眼鏡店でチェックしてもらいましょう。
5:スポーツサングラスの直接度付き用レンズは安くありません!
現時点では、スポーツサングラスに直接度付きする場合、その価格は安くはありません。フレームとレンズのセットで、40,000円前半〜100,000円ぐらいの範囲となります。これより安い物や高い物もあるのは事実ですが、私の個人的見解では50,000円〜80,000円(フレーム込)あれば十分満足できる物を製作できると思います。
6:割れないレンズがお勧め!
近年ハイカーブレンズには種類が多数出ています。その素材もいくつかあります。これも私の個人的見解ですが、割れないレンズで度付きにする事が一番良いと考えています。登山などアウトドアフィールドで使用する場合、使用中の眼の保護はもちろん、ザックなどで携帯している時も、様々な負荷がかかります。その際に、割れないレンズであれば安心して取り扱えます。5)でもご説明した通り、度付きのレンズは決して安くありません。サングラスの本体よりも度付きレンズ代の方が高額なケースがほとんどです。割れてまたレンズを作ることを考えれば、最初に高くても、割れない素材で作っておけば長く使用出来ます。フレームが破損しても同じ形状のフレームを買えば、再度レンズを使用出来る場合もあるのです。
7:長くお付き合いできる眼鏡店で作りましょう!
これまで見てきたように、スポーツサングラスの度付きは、普通の眼鏡のレンズを製作する様に簡単には行きません。また、お店に行って当日仕上がって持ち帰れる事もありません。注文から完成までに1週間〜1か月ほど余裕を見る必要もあります。
相談する眼鏡屋さんを探す際は、まず自分の登山スタイルに適したサングラスメーカーを扱っているのか。また、度付き用のハイカーブレンズを扱っているのか。お店のスタッフがスポーツサングラスの度付きの経験が豊富かどうか。その辺も考慮して相談する眼鏡屋さんを決めて行く事をお勧めします。また登山時は、足元を見る事が多いはずです。その辺の登山独特の使用感も眼鏡屋さんのスタッフに伝えて、レンズの製作に反映してもらいましょう。
全国に、スポーツサングラスを得意とする眼鏡店は多数あります。是非、自分に合ったお店を見つけて長いお付き合いをして行きましょう。
相談する眼鏡屋さんを探す際は、まず自分の登山スタイルに適したサングラスメーカーを扱っているのか。また、度付き用のハイカーブレンズを扱っているのか。お店のスタッフがスポーツサングラスの度付きの経験が豊富かどうか。その辺も考慮して相談する眼鏡屋さんを決めて行く事をお勧めします。また登山時は、足元を見る事が多いはずです。その辺の登山独特の使用感も眼鏡屋さんのスタッフに伝えて、レンズの製作に反映してもらいましょう。
全国に、スポーツサングラスを得意とする眼鏡店は多数あります。是非、自分に合ったお店を見つけて長いお付き合いをして行きましょう。
ご質問・ご相談をお受けします。
山やアウトドア用にスポーツサングラスの度付きをお考えの方がいれば、私の分かる範囲で皆さんの疑問やご相談にお応えします。
by Monte-Paz Products
公式WEBサイト:http://montepazproducts.com/
rh+公式WEBサイト:https://rhplus-jp.com/
ご質問:montepaz161202@ybb.ne.jp
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