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更新日:2013年08月30日 訪問者数:4482
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燃料は?化石、ガス、アルコール?
1966km
ガスには種類がある
火器類には、ガソリン、灯油(ケロシン)、アルコール、ガスとあります。
現在、山での主流は、ガスでしょ。
ガスにもOD缶とCB缶が有って、最も安いのはディスカウントで売っているCB缶となります。CB缶は縦にすると表面積が狭くなり、気化させる効率がOD缶より低くなります。なんで、みんなOD缶なのかも知れませんね。
実は、通常のODもCBも缶の形状の違いだけて、中に充填されているのはどちらもノルマルブタンですから、沸点は-0.5℃となり、氷点下の環境では液化ガスが気化せず燃焼しないです。地上の最低気温が10度なら、標高1800mで使えなくなります。
ノルマルブタン/沸点-0.5度
イソブタン/沸点-11.7度
プロパン/沸点-42度
そうなると、夏以外はイソブタン&プロパン混合となります。
こうなると寒冷地用の高価なものになるんですね。
(ファミリーキャンプには関係の無い話だがw高山ではそうでもない)
灯油の話
そこで、次は化石燃料の登場です。

灯油は1Lで97円なんです。
600mlボトルだと58円
燃焼時間(600ml液体燃料あたり):ホワイトガソリン/126分、灯油/153分、ディーゼル/136分
1Lが沸くまでの時間:ホワイトガソリン/3.5分、灯油/3.9分、ディーゼル/3.5分

だと

39L沸かす事が可能。
ご飯は7回
カップラーメン300ml 85個

OD缶だと60分=500円
灯油(ケロシン)だと60分=22円

めちゃくちゃ、経済的なのだ。
パックイーターやジェットボイルがわく時間が半分の時間なのだが、それでも250円です。
しかも専用鍋での話し。

でも、重量はけた違いです。
MSRドラゴンフライ 350g 燃料(MSRボトル600ml)700g
プリムス ナノストーブ 50g OD缶 220g

コストを取るか、重量を取るかは、献立で決めましょう。
パーティなら、間違いなく化石燃料で、ソロならガスです。
鍋なら化石、フリーズドライならガス。
アルコールは手に入りやすいのだ
アルコールは、薬局で普通に買えてしまう。しかも300円ぐらいだ。
ただし、燃費が悪いのと沸騰までの時間がかかるので結果コストがかかります。しかもバーナ自体110g有るので、アルコールをOD缶重量以上持てばULではなくなるのです。
楽しみ方は、自作です。アルミ缶で自作し、軽さを求めたり、美しさを求めたり。
そして、静かに、お湯を沸かしコーヒーを飲む・・・

こんな感じでしょかw
アルコールも、ストームクッカーなどの効率的専用機材があれば、立派に調理してくれます。これで1Kg増ですけど、テント内とかでの安定感は抜群で、安心できます。

後は好みで、自分の好きなスタイルで食事を楽しみましょう。
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