準備するもの(下降支点はできているものと仮定)
ハーネス
ATC&安全環つきカラビナ
ロープ(8mm 30mのツインロープ)
セルフ用の安全環つきカラビナ&120cmスリング×2セット
ATC&安全環つきカラビナ
ロープ(8mm 30mのツインロープ)
セルフ用の安全環つきカラビナ&120cmスリング×2セット
懸垂下降の手順
1.セルフビレイを取る
ハーネスのビレイループにタイオフした120cmスリングを、安全環つきカラビナで下降支点等にかけてセルフビレイをとる。
*タイオフしたスリングの中間ぐらいに結び目をつくると長さが調整しやすい
*通常は1つだが、可能ならば2つセットする
2.ロープを下降支点にセット
担いできたロープをなるべく長くなるよう地面に置き、両末端にエイトノットで結び目をつくる。
*すっぽぬけ防止
*末端同士を結ぶ方法もあるが、ロープダウンした時に引っかかる可能性が高い
片方の末端を下降支点にかけ、右手で引いて左手の上にまとめていく。
下降支点のところにロープの中間点がくるまで繰り返す。
*右手で引いたロープを、手のひらを上向きにした左手のうえに乗せていく
*大きい輪、小さい輪、大きい輪、小さい輪・・・とまとめるとロープダウンがスムーズにいく・・・らしい
3.ロープダウン
ロープの中間点がずれないよう、右手で押さえる。
「ロープダウン」というコール後、左手のうえにまとまったロープを下に投げる。
*ロープダウンのコール後、二呼吸ほどおいてから投げる
*クラックにはまったり、ブッシュに引っかからぬよう投げる
*ロープを投げるとき、手前に回転させるような感覚で投げるとうまくいく・・・らしい
4.ロープをATCにセット
ビレイループに安全環つきカラビナでセットしたATCに、2本のロープをセット。
*ロープを二つ折りにしてATCにこころもち深く差し込んでからカラビナを通す
*ATCの向きに注意
*セット後、ATC下部のロープを引き、加重して支点が大丈夫か確認
5.下降
下降前に最終安全確認
・支点は大丈夫か?
・ATCにロープはちゃんとかかってるか?
・ハーネスのベルトの折り返しはブラブラしてないか?
確認OKならばセルフビレイを解除する
*セルフビレイ解除後はATC下部のロープを握って絶対に離さない!!
下降を開始する。
ATC下部のロープを握る強弱で下降スピードを調節する。
*細いロープほど、制動のために強い力で握る必要あり、手袋推奨
*右手でATC下部ロープを握って制動、左手でATC上部ロープを軽く持って体を安定させる方法もある
*太さが異なるロープを接続している場合、ロープがなるべくずれないようにする(下降支点でロープが擦れるとロープ切断の可能性大)
6.下降完了後
下降地点が不安定ならば、セルフビレイをとる。
ATCからロープをはずす。
後続がいるならばコールし、ロープを軽く持っておく。
7.ロープ回収
最後に下降した人が、壁側のロープを引いてロープ回収する。
*壁側のロープを引かないと、ロープが引っかかる可能性大
*ロープ末端の結び目を必ずほどくこと
*ロープを引くときは最後まで勢いをもって引ききること
*2本のロープを接続している時は特に引くロープを間違えないよう注意
*引くロープを間違えないよう、下降前に引くほうのロープ、ハーネスのビレイループにヌンチャクをかけておくとよい
ハーネスのビレイループにタイオフした120cmスリングを、安全環つきカラビナで下降支点等にかけてセルフビレイをとる。
*タイオフしたスリングの中間ぐらいに結び目をつくると長さが調整しやすい
*通常は1つだが、可能ならば2つセットする
2.ロープを下降支点にセット
担いできたロープをなるべく長くなるよう地面に置き、両末端にエイトノットで結び目をつくる。
*すっぽぬけ防止
*末端同士を結ぶ方法もあるが、ロープダウンした時に引っかかる可能性が高い
片方の末端を下降支点にかけ、右手で引いて左手の上にまとめていく。
下降支点のところにロープの中間点がくるまで繰り返す。
*右手で引いたロープを、手のひらを上向きにした左手のうえに乗せていく
*大きい輪、小さい輪、大きい輪、小さい輪・・・とまとめるとロープダウンがスムーズにいく・・・らしい
3.ロープダウン
ロープの中間点がずれないよう、右手で押さえる。
「ロープダウン」というコール後、左手のうえにまとまったロープを下に投げる。
*ロープダウンのコール後、二呼吸ほどおいてから投げる
*クラックにはまったり、ブッシュに引っかからぬよう投げる
*ロープを投げるとき、手前に回転させるような感覚で投げるとうまくいく・・・らしい
4.ロープをATCにセット
ビレイループに安全環つきカラビナでセットしたATCに、2本のロープをセット。
*ロープを二つ折りにしてATCにこころもち深く差し込んでからカラビナを通す
*ATCの向きに注意
*セット後、ATC下部のロープを引き、加重して支点が大丈夫か確認
5.下降
下降前に最終安全確認
・支点は大丈夫か?
・ATCにロープはちゃんとかかってるか?
・ハーネスのベルトの折り返しはブラブラしてないか?
確認OKならばセルフビレイを解除する
*セルフビレイ解除後はATC下部のロープを握って絶対に離さない!!
下降を開始する。
ATC下部のロープを握る強弱で下降スピードを調節する。
*細いロープほど、制動のために強い力で握る必要あり、手袋推奨
*右手でATC下部ロープを握って制動、左手でATC上部ロープを軽く持って体を安定させる方法もある
*太さが異なるロープを接続している場合、ロープがなるべくずれないようにする(下降支点でロープが擦れるとロープ切断の可能性大)
6.下降完了後
下降地点が不安定ならば、セルフビレイをとる。
ATCからロープをはずす。
後続がいるならばコールし、ロープを軽く持っておく。
7.ロープ回収
最後に下降した人が、壁側のロープを引いてロープ回収する。
*壁側のロープを引かないと、ロープが引っかかる可能性大
*ロープ末端の結び目を必ずほどくこと
*ロープを引くときは最後まで勢いをもって引ききること
*2本のロープを接続している時は特に引くロープを間違えないよう注意
*引くロープを間違えないよう、下降前に引くほうのロープ、ハーネスのビレイループにヌンチャクをかけておくとよい
懸垂下降中の仮固定
懸垂下降中、両手を使った作業をしたいときに必要な技術。
制動がかかった状態を保つようにロープを固定する。
1.ロープがATCを通っている屈曲部を左手でしっかり押さえる。
2.止まっているのを確認後、右手でATC下部のロープをビレイループに通して上に引き上げる。
3.引き上げたロープをATC上部のロープに巻きつけてからしっかりと結びつける。
4.固定されたことを確認後、左手を離す。
5.作業後、屈曲部をしっかり押さえてATC上部の結びを右手でほどき、懸垂を再開する。
*ロープが180°折り返す回数が3回になる(ATCで2回、ビレイループに通すことで1回)ので制動がかかる
*ATC上部でロープ固定後、ロープ折り返し部にカラビナをかけるとセーフティ
8mmロープだと、懸垂下降時は問題ないが、仮固定は止まりづらい。
8.5mmロープがベターかもしれない。
制動がかかった状態を保つようにロープを固定する。
1.ロープがATCを通っている屈曲部を左手でしっかり押さえる。
2.止まっているのを確認後、右手でATC下部のロープをビレイループに通して上に引き上げる。
3.引き上げたロープをATC上部のロープに巻きつけてからしっかりと結びつける。
4.固定されたことを確認後、左手を離す。
5.作業後、屈曲部をしっかり押さえてATC上部の結びを右手でほどき、懸垂を再開する。
*ロープが180°折り返す回数が3回になる(ATCで2回、ビレイループに通すことで1回)ので制動がかかる
*ATC上部でロープ固定後、ロープ折り返し部にカラビナをかけるとセーフティ
8mmロープだと、懸垂下降時は問題ないが、仮固定は止まりづらい。
8.5mmロープがベターかもしれない。
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