低価格トレッキングポールの「当たり」「外れ」-ヤマレコ

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更新日：2015年12月28日　訪問者数：33948

低価格トレッキングポールの「当たり」「外れ」

低価格トレッキングポール4種類を使ってみて

初心者です

山道の厳しいところには，とりあえず行く予定が無い
信頼ある高級ブランド品は，まだ使いこなせない気がする

ということで，低価格のトレッキングポールを使っています
これまでの成り行きで計4種類，購入してきました

1）アルミ製トレッキングポール 4段伸縮アンチショック機能付き（中国製）
http://www.amazon.co.jp/dp/B00CLZZ2ZK/

2年前に何もわからず購入した最初のポール

1,980円
340g
50cm ～ 110cm

【Good】値段が安い
【NG】アンチショック機能が働かない
【NG】重い
【NG】最長 110cm ですが，私だと下りで短いことがわかってきました
【Good】収納時（最短にした時）のサイズが 50cm と非常にコンパクト
【NG】高級感があまり無い
【Good】使わなくなったのでパイプカッターで切断し，断面を見たところ丈夫そうでした

2）アルミ製トレッキングポール 3段伸縮アンチショック機能付き（中国製）
http://www.amazon.co.jp/dp/B015479UAY/

1,944円
290g
65cm ～ 135cm

【Good】値段が安い
【NG】アンチショック機能が働かない
【NG】やや重い
【Good】私だと下り 125cm なのでいいです
【NG】高級感があまり無い

3）超軽量カーボン製トレッキングポール 3段伸縮アンチショック機能付き（中国製）
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00Y0JMCRQ/

7,480円
148g
65cm ～ 135cm

【NG】値段が高い
【Good】アンチショック機能正常（柔らかめ）
【Very Good】とても軽い
【Good】私だと下り 125cm なのでいいです
【Good】高級感がある
【とてもNG】秋葉山(885m)で，3回目の使用で下山時にカーボンパイプが折れました．折れたカーボンパイプの断面を見たら，「これなら折れる」というくらい極薄でした

4）アルミ製トレッキングポール 3段伸縮アンチショック機能付き（中国製）
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00WEBNYQA/

1,999円
240g
61cm ～ 125cm

【Good】値段が安い
【Good】アンチショック機能正常（硬め）
【Very Good】日本語取説付きでアンチショック機能を働かせる時と働かせない時の方法が詳しく説明されている
【Good】軽い
【Good】私だと下り 125cm なのでいいです
【Good】高級感がある

以上の4種類の「当たり」「外れ」は，こんな感じでしょうか
1）★★★★☆
2）★★★★☆
3）★★☆☆☆
4）★★★★★
この評価は，私の買った物についての独断と偏見がはいっています
上述の商品には，仕様の違う種類のものも売っています
実際の時は，仕様をご確認下さい

現在は，4）を愛用していて，2）は予備用にしています

アルミニウムとカーボン

「アルミニウムは柔らかくて弱い」，「カーボンは硬くて丈夫」ということをたまに見聞きしますが，誤解が少し入っている気がします

カーボンもアルミニウムも種類が多いので，ひとまとめに言ってしまうと誤ってしまう危険がありますが，それを承知の上で素人なりに調べてみました

カーボンは確かに硬いのですが，重要な特徴として硬さに方向性があります
ある方向には強く，ある方向にはもろいということです

それから，一般的に材料には「硬い物ほど折れやすい（砕けやすい）」という特徴があります

その面では，アルミニウムは柔らかいので折れにくいとも考えられます

高級ブランドのトレッキングポールの材質や重さをちょっと調べたことがありますが，アルミ製，アルミ＋カーボン製，オールカーボン製，どれもそれなりに重くできています．「これ以上ポールの厚さを薄くしたら危険」ということが，考えられているからでしょうね（その他の信頼性も含めて）

それでも，低価格は魅力です
(^_^;)

低価格トレッキングポールを買う時は，

あまりにも軽量なカーボン製は避ける
取説付きのアルミニウム製を優先する

というのが，今のところの感想です

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tatsuca

参考になります
ワタクシも低価格TPの愛好者で、試行錯誤中ですので参考になります。

あまりご参考にはならないと思いますが、愛好者の一人としてついコメントさせていただきます。

ワタクシはここの所１)シリーズを試しています。
"シリーズ"の意味ですが、実はこの製品は互換品が多く、相互の部品交換もできます。
ワタクシは、1)のほか、たとえばT字グリップのもの、軽量のカメラ一脚かねるものを使ってみました。(最近はT字グリップと一脚兼を片方ずつ持つことが多いです。)
ワタクシにとってのメリットは、４段なので長さが短くなり公共交通手段でのハイクの時、周りの方に10cmほどご迷惑をおかけしなくなることでしょうか。(ワタクシの使い方だと伸ばしたとき110cmは必要ない感じです。)
また、最大のディメリットは、使い方によると思いますが、一杯に伸ばした状態で下手なつき方をするとパイプが微妙に曲がり収まりにくくなることでしょうか。(２回ほど収まらなくなって、別のステッキから部品取りしました。壊れなければもともと必要ないのですが、値段相応とあきらめました。ということで、安全面からもあえて他の方にはお勧めしませんが。

)

駄こめ失礼しました。

2015/12/1 6:34

kis

Re: 参考になります
kis です．
コメントありがとうございます．
おっしゃるとおり，１）は多くのシリーズが今でも売っていますよね．
決して，悪い商品では無いと思います．

実は，１）はパイプカッターで切って断面を見てみました．
丈夫そうでした．
パイプ部分以外の信頼性だけですよね．

ありがとうございました．

2015/12/1 8:54

krill

追加情報
はじめまして

私も１)のシリーズと多分同じものを持ってますがすぐにDABADAのポールに買い換えました。
http://item.rakuten.co.jp/dabada/a-pole/

買い換える時の目安として
・アルミ7075の商品である事(カーボンは低価格品では怪しい、傷が付くとその場所で折れやすい)
・重量は200g(1本)ぐらい
以上の2点を目安に一流メーカー製を含めて探した所、DABADAの製品に行きつきました。
この1年で20回ほどの山行に使用していますが今の所不具合は出ていません。
重量　213g(石突キャップ付き、実測)でキャップはねじ込み式でまず取れることは無い、アンチショックは固め、見た目はそれなりそんなには悪くないと思っている。

カーボン製品は低価格品では肉厚が薄すぎる、肉厚にムラが有る、製造管理中に傷が付いているかもしれない、以上の点で折れる恐れがあるので除外。

アルミ製品なら曲がっても折れにくいかと選択。
・アルミ6064材使用(低価格ポールに多い)
6064材は粘りがあるアルミ材質、曲がりに強く折れにくい反面強度は少ない。(その為に強度を得るためには肉厚が厚くなる)材料価格が安いために以前はアンテナなどによく利用されていた。(応力腐食割れや耐食性がある・加工性がいい、最近は7072材かな？)
7075材はアルミ合金の中では最高クラスの強度がある。(肉厚が薄くてすむ＝軽量)
反面、応力腐食割れや耐食性が少し悪いので管理に注意する。(使用後泥が付いたり濡れたままにしない、と言ってもそれほど過敏になる必要は無いと思いますけど)
一般の航空機などでも使用されている材料で少し高価、加工性は少し悪い。
出回ってるアルミポールでも以上のような違いがあるかと思います。

蛇足ですがF-15戦闘機で使われてる高強度超ジュラルミンなどはとんでもない強度が有ります。(軍事機密ですので強度などは不明ですが)
一般の電気ドリルでは穴あけ一つするとドリル刃が駄目になってしまうほどでした。

2015/12/2 21:52

kis

Re: 追加情報
kis です．
大変貴重な情報，ありがとうございます．

アルミ7075とアルミ6064，大事ですね．
私も，amzonの「ほしい物リスト」に今入れてあるのは，2,000円～4,000円くらいのDABADAです．
やっぱり，DABADAですか!!

ありがとうございました．

2015/12/3 8:57