北岳山荘-ヤマレコ

更新日：2016年09月08日　訪問者数：3008

北岳山荘

北岳山荘に泊ってきました。もともと評判の良い山荘ですが、実際行って見てわかったこと、行って見なければわからなかったことを記録しておきます。

POCKET2001

テン場について

もともとテン泊の予定でしたが、てんきとくらすの予報で風が強かったので、最後の最後まで迷って諦めました。
稜線上は非常に風が強く、てんきとくらすの予報は当たったわけですが、それでもテン泊の方はちらほら。
実際に張っていた方、山荘の方に話を聞いて、見てまわりました。
写真の山荘手前がテン場、右が西、左が東になりますが、今回は強い西風でした。
西側は縦走路側、つまり山側で、そこから少し下ったところにテン場があります。
なので、西風だと少し山がカベになって、風が直撃しません。
もし逆に吹いていて飛ばされても山側にぶち当たるはずなので、東側の谷にまっさかさまということはなさそうです。
もちろん絶対とは言えないわけですが、山荘の方も西風だから多少強くても・・・的な感じでした。
稜線のど真ん中にドンっあるようなイメージでしたが、いろいろ考えられているんですね。
あと、これは人によってはメリットかもしれませんが、トイレが真ん前なのが気になりました。

小屋内

トイレは山荘に泊る人は山荘の中に、テン泊の人はテン場の前にあります。
また、翌日間ノ岳に行ってピストンで山荘に戻ってくる場合は、廊下に荷物を置いて行くように言われます。
昼間に部屋を清掃する為だそうなので、その日に行く人は部屋におきっぱでOKです。

テン泊の時は必ず持って行くサンダルですが、山荘や山小屋には大体用意されていますよね。
でも北岳山荘に用意されているかどうか、はっきりと見つけられなかったので、スペースをとりますが持って行きました。
結果、用意されていました。
満員の時にどうなるかですが、夜中は写真の棚が目一杯埋まっていたので、結構あります。

部屋は主に東側、西側に少しといった構成。
東側の部屋の窓からは富士山が見えます。
ご来光も部屋から見ることができそうですが、山荘を出て東側にはご来光を見るための(？)ベンチが設置されています。
しかも山荘がカベになって西風をブロックしてくれます。

たくさんの本が置いてありました。
記念品も。

売店はこぢんまり。
ポカリの粉が売っているのはイイですね。
ビールは入り口に自動販売機もありました。
ピンバッジはフロントにて販売していました。

これはビックリ。更衣室がありました。
女性の方は嬉しいんじゃないでしょうか。

水は有料の情報と、無料の情報がありましたが、無料でした。
飲み水として利用できるとのことでした。
蛇口が引いてる水、タンクは蛇口の水が出なくなったときのために設置しているとのことで、同じものなので使ってくださいとのことでした。
両方ともすごく冷たかったです。

小屋の入り口前にも蛇口があり、こちらも同じものとのこと。
テン場の方はこちらをどうぞとのことで、無料のようでした。
なぜ往復90分かかる水場の情報があるのかわかりません。
水場に往復90分かかるので大変！という情報もあったので、それも断念した理由の一つだったのですが。

今回本当に感動した自炊室。
テン泊の方がこれから始めようとしていますが、ここでいーじゃん！っと盛り上がってます。
テントよりも遙かに快適、というかたぶんスペース考えると寝る部屋より快適です(笑)
テン泊でも利用OKで、入り口も小屋側とテン場側にありました。
雨風が完全に防げて、昨年、肩の小屋で暴風の中、震えながら調理した苦労はなんだったのか、と思いました。
(肩の小屋の自炊室は完全に屋外で、しかも風が吹き抜けて、しかもトイレの前です)

食事は情報通りでした。
おかずが用意されていて、ご飯と味噌汁は自分たちでよそいます。
ご飯はおかわり自由という話を聞いていたのですが、特に説明がなかった(たぶん忘れただけ)ので、聞いてみると空のジャーと交換で新しいのをいただけました。
おかずはおかわりできないので、それを念頭に食べていきましょう^^

これはその日によって変わると思いますが、朝食が私たちには、ちょっと遅めだったので、パスしました。
料金的には1泊2食付の料金=素泊まり＋夕食＋朝食となっていて、夕食だけ、とか、朝食だけ、とか自由に選べます。
結構、素泊まりの人も多かったです。
あれだけ立派な自炊室があればわかりますね。
なお、テン泊の人も食事頼めます。

メリットとデメリット

この北岳山荘はスタッフの方がすごく感じよくてスタッフみんながそれを心がけているのがわかります。
山なのにちゃんと接客をしてくれています。
評判が良く、人気なのはそういったところも大きいんじゃないかと思います。
加えて、施設的にも満足度が高く、食事も美味しい。
あえてデメリットをあげるとすれば、夕食が￥1700！！と、ちょっとお高い(汗)ことと・・・写真の数字のお札があがるときですね。
一人でも狭め、二人でパンパン！無理！って感じなのに、三人って・・・。
無理です、絶対無理です、絶対寝れない。

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