1.XPERIA+Android(Ver.4)+山旅ロガーでの問題点
・移動している情況でトラックポイントが重なる箇所があり、次の移動先まで直線でつながることがある。
・電力消費が多い(1日の登山でほぼ電池が無くなる)
・移動している情況でトラックポイントが重なる箇所があり、次の移動先まで直線でつながることがある。
・電力消費が多い(1日の登山でほぼ電池が無くなる)
2.Huawei+Android(Ver.5)+山旅ロガーでの対応
スマホをHuaweiに買い換えたところほぼ実用には耐えられないほどGPSログが暴れる(トラックポイントが数キロあらぬ方向に飛んで戻る)。中華スマホのGPSは精度が低いと言われているが、Huaweiの場合、省電力機能が強いからなのか。そこで試行錯誤してたどり着いた設定が以下の通り。
・バックグラウンドでGPSテストアプリを起動
・GPSテストアプリと山旅ロガーを画面オフ時の実行を許可に設定
・電源モードを高パフォーマンスに設定
・GPSをデバイスのみに設定
・山旅ロガーの設定で「新しい方式でGPSを使用する」をオフにする
GPSテストアプリというのはGPSの衛星信号をモニターするアプリでこれを起動している間は常時GPSの信号を受信していることになり、山旅ロガーがGPS信号をつかみやすくなるという仕掛け。僕が使っていたのは[AndroiTS GPS Test]というアプリでこれでしか機能しなかった。
Huaweiのスマホでは電源プランが[パフォーマンス][スマート][ウルトラ省電力]の3種類用意されており通常は省電力機能を備えた「スマート」に設定されている。スリープモードに入らないという設定をすることはできないので、「パフォーマンス」モードにし、画面オフ時にも実行するアプリとしてGPSテストアプリと山旅ロガー、地図ロイドの3つを設定しておくことでGPSトラッキングがスリープしないように仕向けていた。
またHuaweiのスマホではGPS(位置情報)の設定が[高精度][電池節約][デバイスのみ]の3種類用意されている。[高精度]はGPS衛星信号による位置情報を携帯電話の電波による位置の推定で補正するというもの。ただ山行ではLTEはおろかFOMAプラスすら届かない場所も通るため、これがGPSログが暴れる原因と思われ、GPSによる測位のみを使うように設定した。
これで何とかGPSログを記録できるようになったが、たまにトラックポイントが飛んだり、同じ箇所に重なることはあり、標高のずれがXPERIAの時よりひどくなった。
スマホをHuaweiに買い換えたところほぼ実用には耐えられないほどGPSログが暴れる(トラックポイントが数キロあらぬ方向に飛んで戻る)。中華スマホのGPSは精度が低いと言われているが、Huaweiの場合、省電力機能が強いからなのか。そこで試行錯誤してたどり着いた設定が以下の通り。
・バックグラウンドでGPSテストアプリを起動
・GPSテストアプリと山旅ロガーを画面オフ時の実行を許可に設定
・電源モードを高パフォーマンスに設定
・GPSをデバイスのみに設定
・山旅ロガーの設定で「新しい方式でGPSを使用する」をオフにする
GPSテストアプリというのはGPSの衛星信号をモニターするアプリでこれを起動している間は常時GPSの信号を受信していることになり、山旅ロガーがGPS信号をつかみやすくなるという仕掛け。僕が使っていたのは[AndroiTS GPS Test]というアプリでこれでしか機能しなかった。
Huaweiのスマホでは電源プランが[パフォーマンス][スマート][ウルトラ省電力]の3種類用意されており通常は省電力機能を備えた「スマート」に設定されている。スリープモードに入らないという設定をすることはできないので、「パフォーマンス」モードにし、画面オフ時にも実行するアプリとしてGPSテストアプリと山旅ロガー、地図ロイドの3つを設定しておくことでGPSトラッキングがスリープしないように仕向けていた。
またHuaweiのスマホではGPS(位置情報)の設定が[高精度][電池節約][デバイスのみ]の3種類用意されている。[高精度]はGPS衛星信号による位置情報を携帯電話の電波による位置の推定で補正するというもの。ただ山行ではLTEはおろかFOMAプラスすら届かない場所も通るため、これがGPSログが暴れる原因と思われ、GPSによる測位のみを使うように設定した。
これで何とかGPSログを記録できるようになったが、たまにトラックポイントが飛んだり、同じ箇所に重なることはあり、標高のずれがXPERIAの時よりひどくなった。
3.Huawei+Android(Ver.6)+山旅ロガーでの対応
Android のバージョンが6(マシュマロ)にバージョンアップされたのに合わせてHuaweiのファームウェアも更新された。これでGPSの精度が上がることを期待したのだが、状況はさらに悪化した。設定は上記2の通り。これに加えて
・[バッテリー最適化を無視]のリストにGPSテストアプリと山旅ロガーを追加
Huaweiのファームウエア更新によりさらに省電力機能が強化されたが、その機能による電力消費の自動調整の監視対象からアプリを外す設定をしておかなければならなかった。
しかし今まで発生していたトラックポイントのずれに加え、山旅ロガーのトラッキング中を示す表示が出ていながら、途中でログを取らなくなることが何度かあったため、遂に山旅ロガーをあきらめることにした。
Android のバージョンが6(マシュマロ)にバージョンアップされたのに合わせてHuaweiのファームウェアも更新された。これでGPSの精度が上がることを期待したのだが、状況はさらに悪化した。設定は上記2の通り。これに加えて
・[バッテリー最適化を無視]のリストにGPSテストアプリと山旅ロガーを追加
Huaweiのファームウエア更新によりさらに省電力機能が強化されたが、その機能による電力消費の自動調整の監視対象からアプリを外す設定をしておかなければならなかった。
しかし今まで発生していたトラックポイントのずれに加え、山旅ロガーのトラッキング中を示す表示が出ていながら、途中でログを取らなくなることが何度かあったため、遂に山旅ロガーをあきらめることにした。
4.Huawei+Android Ver.6+Geo Tracker
GPSログを記録するアプリは山旅ロガーの他にもいくつかある。その中でGoogle Playで最も評価が高い[Geo Tracker]を使ってみることにした。日本語化されていないのであまり日本人によるレビューが見当たらない。設定箇所はあまり多くない。元々自転車乗り用に作られたもののようでトラックを記録する精度(細かさ)がそうなっているのでこれを徒歩に適したものに任意に設定することができる。アプリを立ち上げるとGoogleマップが読み込まれ、現在地が表示される。地図に触れると画面下のほうに赤い○が現れるのでこれをタップするとトラッキングが開始される。記録中に地図に触れると画面下にPauseとSTOPのボタンが現れるのでこれをタップするまでトラッキングされる。トラッキング中は地図上に赤い軌跡が表示される。記録されたGPSログは地図ロイドに転送することが可能、またはGPXファイル、KMLファイルとしてパソコンに送ることも可能だ。これで過去、XPERIA、HuaweiでGPSログを取ったことのある携帯電波の途切れる山歩きで実用試験を行ってみたところ、ログが暴れることもトラックポイントが重なることもなく、最後までトラッキングすることができた。設定は以下の通りである。
・[バッテリー最適化を無視]のリストにGeo Trackerを追加
・Geo Trackerを画面オフ時の実行を許可に設定
・GPSテストアプリはアンインストール
・電源モードは[スマート]でも[パフォーマンス]でも変化なし
・GPS(位置情報)モードは[高精度]でも[デバイスのみ]でも変化なし
印象としては平地の空が開けた場所ではほぼ正確に地図通りのログがとれている一方、斜面では最大で10m程度の水平方向のずれがあった。
GPSログを記録するアプリは山旅ロガーの他にもいくつかある。その中でGoogle Playで最も評価が高い[Geo Tracker]を使ってみることにした。日本語化されていないのであまり日本人によるレビューが見当たらない。設定箇所はあまり多くない。元々自転車乗り用に作られたもののようでトラックを記録する精度(細かさ)がそうなっているのでこれを徒歩に適したものに任意に設定することができる。アプリを立ち上げるとGoogleマップが読み込まれ、現在地が表示される。地図に触れると画面下のほうに赤い○が現れるのでこれをタップするとトラッキングが開始される。記録中に地図に触れると画面下にPauseとSTOPのボタンが現れるのでこれをタップするまでトラッキングされる。トラッキング中は地図上に赤い軌跡が表示される。記録されたGPSログは地図ロイドに転送することが可能、またはGPXファイル、KMLファイルとしてパソコンに送ることも可能だ。これで過去、XPERIA、HuaweiでGPSログを取ったことのある携帯電波の途切れる山歩きで実用試験を行ってみたところ、ログが暴れることもトラックポイントが重なることもなく、最後までトラッキングすることができた。設定は以下の通りである。
・[バッテリー最適化を無視]のリストにGeo Trackerを追加
・Geo Trackerを画面オフ時の実行を許可に設定
・GPSテストアプリはアンインストール
・電源モードは[スマート]でも[パフォーマンス]でも変化なし
・GPS(位置情報)モードは[高精度]でも[デバイスのみ]でも変化なし
印象としては平地の空が開けた場所ではほぼ正確に地図通りのログがとれている一方、斜面では最大で10m程度の水平方向のずれがあった。
5.標高の問題
標高はXPERIA、Huawei、Geo Trackerいずれでも問題が残った。
XPERIAの時はグラフに表わすとのこぎりのようにギザギザな標高記録になった。Huaweiではギザギザ度合が若干軽減されたが、時々極端な標高差が出ることがあった。山旅ロガーにはジオイド高補正の機能が装備されているが、それが正しく働いていない時があるということと思われる。
Geo Trackerにはジオイド高補正機能が無いので標高は実際より高くなるはずである。平地の空が開けたエリアではほぼ実高度より+40m高く記録されるので概ね正確と言えるのだが、斜面では衛星との位置関係のせいなのか±0〜±90mの標高差が出ている。後でカシミールで一括補正できるのだが、今回のログではなぜか頂上では誤差無しの標高がとれていたり、下りの区間で標高が上がって行くという部分があったりと一律に一括補正できないのが悩ましいところだ。
標高はXPERIA、Huawei、Geo Trackerいずれでも問題が残った。
XPERIAの時はグラフに表わすとのこぎりのようにギザギザな標高記録になった。Huaweiではギザギザ度合が若干軽減されたが、時々極端な標高差が出ることがあった。山旅ロガーにはジオイド高補正の機能が装備されているが、それが正しく働いていない時があるということと思われる。
Geo Trackerにはジオイド高補正機能が無いので標高は実際より高くなるはずである。平地の空が開けたエリアではほぼ実高度より+40m高く記録されるので概ね正確と言えるのだが、斜面では衛星との位置関係のせいなのか±0〜±90mの標高差が出ている。後でカシミールで一括補正できるのだが、今回のログではなぜか頂上では誤差無しの標高がとれていたり、下りの区間で標高が上がって行くという部分があったりと一律に一括補正できないのが悩ましいところだ。
スマートフォンを買い換えてから山旅ロガーによるGPSトラッキングがうまくいかなくなってしまった。Androidのバージョンアップにより山旅ロガーが実用的でなくなってしまったので、Google Playで一番ダウンロードされているアプリ、「Geo Tracker」に乗り換えたので使用感の比較などを記す。
と思っていたら、何度か使っているうちに不具合発生。アナログやなあ。続きは別の記事に。
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※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。
ぜひご協力ください!
こんにちは、GPSアプリの開発してしています、松本と申します。
ジオグラフィカという登山用アプリを個人で作っています。
http://geographica.biz/
当方、HUAWEIの端末を2台使っています。P9とAscendG6です。どちらもログがおかしくなる事はありません。電源プランはスマートにしています。
↓P9含め4機種のテストレポートです。
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1749
↓AscendG6など5機種のテストレポートです
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-676345.html
AscendG6は値段が安いだけあって谷ではログが乱れることがありますが、安いスマホにしては頑張っていると思います。
ジオグラフィカはジオイド補正もしていますので、ログの記録に関しては問題無くお使いいただけると思います。とりあえずは無料で試せますので、よろしかったらインストールしてみて下さい。
↓GooglePlayでインストール
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.keiziweb.geographica
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