山行の際にラーメンをゆでたり、コーヒーを入れるのに空き缶を使って自作したアルコールストーブを使っている。これまで2種類の空き缶アルコールストーブを自作してきた。
アルミニウムの空き缶を切って作ったものに直接鍋を載せるという使い方になるので、どうしても数か月すると新しいのを作らないといけなくなる。それで昨年10月に新しく作ったものが着火後5分で350mlのお湯を沸騰させることができた。それまではだいたい7分かかっていたので、熱効率を良くする作り方があるんじゃないかと考察し始めたのが運の尽き、そこから様々な素材を使って、様々な形のアルコールストーブを作り続けることに没頭してしまった。こういう現象を「アルコールストーブ沼にはまる」というそうだが。
CHS(Groove Stove)との比較
第2型の三ツ矢サイダー式の長所は
・本燃焼開始が早い(着火後5秒)
・五徳が要らない
・250ml缶1本で作れる
ということであるが、反面以下のような弱点がある
・軽いアルミ缶の上に重いお鍋を載せるので安定性が悪いこと
・Groove内壁をカップ部(バスタブ)に挿入する際にどうしても変形してしまう
・作成時に変形してしまうため作る度に熱効率が変わってしまう
一方でこの第3型の場合、
・本燃焼開始が遅い
・五徳が必要
という問題点がある。アルコールストーブ本体の制作と並行して熱効率が良くなる五徳もデザインしないといけなかった。様々な素材、形の五徳を作ってみたが、結局市販されているエスビットのポケットストーブを使うことにして五徳問題はクリア。本燃焼が遅いことに対してはブログやYoutubeで色々な熱を回収する仕組みを見て同じように作ってみたが、僕の場合はいずれも効果が無かった。そこで三ツ矢サイダー式で使っているGroove内壁を中に入れて見ることで少しではあるが余熱時間を短縮することに成功した。
以下作り方をノートしておく。
・本燃焼開始が早い(着火後5秒)
・五徳が要らない
・250ml缶1本で作れる
ということであるが、反面以下のような弱点がある
・軽いアルミ缶の上に重いお鍋を載せるので安定性が悪いこと
・Groove内壁をカップ部(バスタブ)に挿入する際にどうしても変形してしまう
・作成時に変形してしまうため作る度に熱効率が変わってしまう
一方でこの第3型の場合、
・本燃焼開始が遅い
・五徳が必要
という問題点がある。アルコールストーブ本体の制作と並行して熱効率が良くなる五徳もデザインしないといけなかった。様々な素材、形の五徳を作ってみたが、結局市販されているエスビットのポケットストーブを使うことにして五徳問題はクリア。本燃焼が遅いことに対してはブログやYoutubeで色々な熱を回収する仕組みを見て同じように作ってみたが、僕の場合はいずれも効果が無かった。そこで三ツ矢サイダー式で使っているGroove内壁を中に入れて見ることで少しではあるが余熱時間を短縮することに成功した。
以下作り方をノートしておく。
ジョージア式アルコールストーブを作る
これはこの缶の底部が6mmあるのでキャップとカップが完全に被さった場合、全高が3.1cmになるから、そうした。しかし実際には完全には重なっていない。上の青いジョージア缶のは内壁3.2cm高で完全に重なっている。様々な理由があるのだが、内壁について重要なのはカップ側ではなく、キャップ側の底(天井?)部にぴったり着くこと。
このアルコールストーブは真ん中の主室でアルコールが燃え、その熱で副室の底にたまったアルコールが沸騰してGroove内壁を伝って気化ガスとなり上の穴から出るという現象を起こす。もし天井側で内壁が密着していないと気化ガスが主室のほうから出るので熱効率が変わってしまう。なので後で缶を合わせる際に内壁をキャップ側にテープなどで固定してから缶を重ねるようにする。
このアルコールストーブは真ん中の主室でアルコールが燃え、その熱で副室の底にたまったアルコールが沸騰してGroove内壁を伝って気化ガスとなり上の穴から出るという現象を起こす。もし天井側で内壁が密着していないと気化ガスが主室のほうから出るので熱効率が変わってしまう。なので後で缶を合わせる際に内壁をキャップ側にテープなどで固定してから缶を重ねるようにする。
缶を切り分ける際にカッターナイフでジャストサイズに切る方法を紹介されている方も多いが、カッターで切るということは缶を内側に押す力をかけているので、曲がり癖がついて重ねる途中でカップ側が折れてしまうことがある。
缶を切り分ける際はカッターで大きめに切り、ハサミで適正サイズにまっすぐ切りそろえるほうが無難だ。
缶を切り分ける際はカッターで大きめに切り、ハサミで適正サイズにまっすぐ切りそろえるほうが無難だ。
燃焼過程はこれまで長く使ってきた三ツ矢サイダー式には及ばないが、五徳を使うので余熱段階から鍋を温めることはでき、トータルでの所用時間は大きくは異ならなかった。携帯性、安定性、作り易さで利のあるジョージア式を当面は使っていくことになりそうだ。
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