蛭は痛いのか、どれだけ出血するのか
丹沢を筆頭にヤマビルの生息地が広がっていると言われます。何度も咬まれた人も多いと思いますが、僭越ながら最近の体験から「実態報告」をします。最も気になるのは、1.咬まれたら痛いのか、2.血はどのくらい止まらないのか、3.傷跡や後遺症はどうか〜といったところでしょうか。
まず1.の痛み。咬みつかれた瞬間は、敏感な部位なら気づくこともあり得ますが、普通は分からないと思います。血を吸われている間は全く痛み・かゆみはありません。
以前、スパッツを外した時に左手の薬指を咬まれた際、針先が(刺さったというより)触れたようなチクリという刺激を感じ、被害に気づきました。蛭は茶色い体を縮めており、ちょうどコーヒー豆のように見えました。吸血の準備態勢?だったのかもしれません。指を振るとすぐに落ちたので、牙は十分刺さっていなかったのでしょう。殺してみるとまだ血も吸っておらず、この時はほとんど出血しませんでした。
次に2.の出血について。蛭が咬むと血が止まらないのは、血液の凝固を阻害するヒルジンという成分を注入するからだそうです。最近、丹沢・南山で左手首の腕時計のベルトの下を咬まれた経験からすると、2時間近くは止まらないと思います。
仏果山・南山のレコにも書いた通り、◇13:30、体のどこかからポトリと丸々太った蛭が落ち(つまり、この時まで血を吸われていた)、◇13:55、腕時計に着いた血で手首の被害に気づく。傷口を絞ったりポイズンリムーバーで吸ったりして応急処置、◇14:30、貼ったバンドエイドが血で濡れたので剥がした後、ティッシュで血をふき取ることを繰り返し、◇15:30=蛭が自然に離れてから2時間後、血が固まり出したので改めてテラコートリル(ステロイド+抗生物質の軟膏)を塗ってバンドエイドを貼る〜という経過をたどりました。
ただ、出血の量自体は大したことありません。ティッシュで血を拭うと傷口も分からなくなるのに1〜2秒で針先ほどの赤いものが染み出し、放置すると1分くらいで直径3〜4ミリになるという程度です。痛みもかゆみも全然感じません。毒を吸い出すポイズンリムーバーの効果は、処置が遅かったこともあって多分に気休め的だと思いますので、こうした処置をしなくても出血継続時間はさほど変わらないのではないでしょうか。
3.血が止まった後は直径2ミリ程度の赤い跡になりましたが、1週間もしないうちに色が薄く小さくなって目立ちにくくなりました。完全に跡が消えるのは3週間以上かかったと思いますが、この間も痛みかゆみ出血等は全くありません。ただし、アレルギーのある方(私もアレルギー体質ではありますが)は、かゆみを感じる場合もあるようで、後遺症については個人差があるようです。
以上、ご参考までに。私は手首でしたので服を汚すことはありませんでしたが、血だらけのシャツやズボンでは、バスや電車に乗るのもはばかられます。十分寒くなる前に蛭多発地帯へ行く際は、ヤマビルファイターなどで予防することをお忘れなく。
まず1.の痛み。咬みつかれた瞬間は、敏感な部位なら気づくこともあり得ますが、普通は分からないと思います。血を吸われている間は全く痛み・かゆみはありません。
以前、スパッツを外した時に左手の薬指を咬まれた際、針先が(刺さったというより)触れたようなチクリという刺激を感じ、被害に気づきました。蛭は茶色い体を縮めており、ちょうどコーヒー豆のように見えました。吸血の準備態勢?だったのかもしれません。指を振るとすぐに落ちたので、牙は十分刺さっていなかったのでしょう。殺してみるとまだ血も吸っておらず、この時はほとんど出血しませんでした。
次に2.の出血について。蛭が咬むと血が止まらないのは、血液の凝固を阻害するヒルジンという成分を注入するからだそうです。最近、丹沢・南山で左手首の腕時計のベルトの下を咬まれた経験からすると、2時間近くは止まらないと思います。
仏果山・南山のレコにも書いた通り、◇13:30、体のどこかからポトリと丸々太った蛭が落ち(つまり、この時まで血を吸われていた)、◇13:55、腕時計に着いた血で手首の被害に気づく。傷口を絞ったりポイズンリムーバーで吸ったりして応急処置、◇14:30、貼ったバンドエイドが血で濡れたので剥がした後、ティッシュで血をふき取ることを繰り返し、◇15:30=蛭が自然に離れてから2時間後、血が固まり出したので改めてテラコートリル(ステロイド+抗生物質の軟膏)を塗ってバンドエイドを貼る〜という経過をたどりました。
ただ、出血の量自体は大したことありません。ティッシュで血を拭うと傷口も分からなくなるのに1〜2秒で針先ほどの赤いものが染み出し、放置すると1分くらいで直径3〜4ミリになるという程度です。痛みもかゆみも全然感じません。毒を吸い出すポイズンリムーバーの効果は、処置が遅かったこともあって多分に気休め的だと思いますので、こうした処置をしなくても出血継続時間はさほど変わらないのではないでしょうか。
3.血が止まった後は直径2ミリ程度の赤い跡になりましたが、1週間もしないうちに色が薄く小さくなって目立ちにくくなりました。完全に跡が消えるのは3週間以上かかったと思いますが、この間も痛みかゆみ出血等は全くありません。ただし、アレルギーのある方(私もアレルギー体質ではありますが)は、かゆみを感じる場合もあるようで、後遺症については個人差があるようです。
以上、ご参考までに。私は手首でしたので服を汚すことはありませんでしたが、血だらけのシャツやズボンでは、バスや電車に乗るのもはばかられます。十分寒くなる前に蛭多発地帯へ行く際は、ヤマビルファイターなどで予防することをお忘れなく。
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