3/21 本日は春分の日でもうすぐ4月。春となり高山植物の咲く季節がやってきます。ヤマレコでも花の写真がちらほら見られ始めました。今年も今日 東京・横浜や福岡でも桜の開花宣言が出た様です。
山登りで高山植物を見たり撮ったりすることを楽しみの1つにしている方も多いかと思います。
一眼レフを買ったけど機能を使い切れていないなあという人も意外に多いのでは?
そんな一眼初心者の方々に「簡単に高山植物をきれいに撮る」ために私が実践している方法を紹介します。
なお、写真の良し悪しは「好み」にもよりますので賛否は分かれると思いますし、プロでもないのであくまでも参考程度に見ていただき、これ使える!というものがあれば参考にしてもらえれば幸いです。
山登りで高山植物を見たり撮ったりすることを楽しみの1つにしている方も多いかと思います。
一眼レフを買ったけど機能を使い切れていないなあという人も意外に多いのでは?
そんな一眼初心者の方々に「簡単に高山植物をきれいに撮る」ために私が実践している方法を紹介します。
なお、写真の良し悪しは「好み」にもよりますので賛否は分かれると思いますし、プロでもないのであくまでも参考程度に見ていただき、これ使える!というものがあれば参考にしてもらえれば幸いです。
1.絞り値を操って背景をぼかす。
一眼レフカメラ(ミラーレス一眼も)には必ず撮影モードがついています。
P(プログラム)モード=カメラにおまかせの全自動モード
A(絞り優先)モード=絞り値を設定すると、設定値にあったシャッター速度が自動選択される。
S(シャッター速度優先)モード=シャッター速度を設定すると設定値にあった絞り値が自動選択される
M(マニュアル)モード=絞り値、シャッター速度の組み合わせを任意に設定できる。
一眼レフ持って行ったのにPモードだけで使っているのは非常にもったいないです。
花を撮る場合は「Aモード」を使いこなせば簡単にきれいな写真が撮れます。
Aモードは結局のところは自動モードで絞り値のみを選択するだけで良いので誰でも簡単に操れます。
それではA(絞り優先)モードの設定方法から説明します。
P(プログラム)モード=カメラにおまかせの全自動モード
A(絞り優先)モード=絞り値を設定すると、設定値にあったシャッター速度が自動選択される。
S(シャッター速度優先)モード=シャッター速度を設定すると設定値にあった絞り値が自動選択される
M(マニュアル)モード=絞り値、シャッター速度の組み合わせを任意に設定できる。
一眼レフ持って行ったのにPモードだけで使っているのは非常にもったいないです。
花を撮る場合は「Aモード」を使いこなせば簡単にきれいな写真が撮れます。
Aモードは結局のところは自動モードで絞り値のみを選択するだけで良いので誰でも簡単に操れます。
それではA(絞り優先)モードの設定方法から説明します。
そもそも「絞り」とは何か?
文字通りレンズから入る光の量を絞ったり開いたりして調整することで、F値で表されます。
F値は小さい方が「開く」方向、大きい方が「絞る」方向となります。
絞りを「開く」と光がたくさん入ってくるので明るくなりシャッター速度を早く切ることができます。
絞りを「絞る」と入ってくる光の量が減るので暗くなりシャッター速度が遅くなります。
絞り値を「開く」(F値を小さくする)とピントが合う範囲が狭くなり背景がボケる写真が撮れます。
逆に絞り値を「絞る」(F値を大きくする)とピントが合う範囲が広くなり背景がくっきり写ります。
あまり深く考えたくない人は下記の相関関係を覚えておけば良いです。
F値 F1.8・・・F4.0・・F22
絞り 開く(開放) 絞る
明るさ 明るい 暗い
シャッター速度 速い 遅い
背景 ボケる くっきり
ちなみにこの絞り値の範囲はカメラでなくレンズによって決まります。
例えば CanonでいうとAF24-105mmF4.0 というレンズはF4.0が開放(一番開いた状態)ですので
F4.0より下の値(F3.5等)は設定できません。
AF35mm−105mmF4.0-F5.6というレンズは35mm域(広角)ではF4.0まで開けますが、105mm(望遠)域ではF5.6が開放となります。
F値が小さい(明るい)レンズは口径が大きくなり値段も高くなりますが、その分背景ボケ味が強い写真が撮れます。
それでは能書きはこれくらいにして「絞り値」(=F値)を変えると写真がどう変わるのか論より証拠、実際に見ていきましょう。
レンズは24mm−105mmF4.0のズームレンズを使っていますので絞り開放はF4.0になります。
24mmが広角域(広い角度で撮れる)、105mmが望遠域(拡大して撮れる)になります。
文字通りレンズから入る光の量を絞ったり開いたりして調整することで、F値で表されます。
F値は小さい方が「開く」方向、大きい方が「絞る」方向となります。
絞りを「開く」と光がたくさん入ってくるので明るくなりシャッター速度を早く切ることができます。
絞りを「絞る」と入ってくる光の量が減るので暗くなりシャッター速度が遅くなります。
絞り値を「開く」(F値を小さくする)とピントが合う範囲が狭くなり背景がボケる写真が撮れます。
逆に絞り値を「絞る」(F値を大きくする)とピントが合う範囲が広くなり背景がくっきり写ります。
あまり深く考えたくない人は下記の相関関係を覚えておけば良いです。
F値 F1.8・・・F4.0・・F22
絞り 開く(開放) 絞る
明るさ 明るい 暗い
シャッター速度 速い 遅い
背景 ボケる くっきり
ちなみにこの絞り値の範囲はカメラでなくレンズによって決まります。
例えば CanonでいうとAF24-105mmF4.0 というレンズはF4.0が開放(一番開いた状態)ですので
F4.0より下の値(F3.5等)は設定できません。
AF35mm−105mmF4.0-F5.6というレンズは35mm域(広角)ではF4.0まで開けますが、105mm(望遠)域ではF5.6が開放となります。
F値が小さい(明るい)レンズは口径が大きくなり値段も高くなりますが、その分背景ボケ味が強い写真が撮れます。
それでは能書きはこれくらいにして「絞り値」(=F値)を変えると写真がどう変わるのか論より証拠、実際に見ていきましょう。
レンズは24mm−105mmF4.0のズームレンズを使っていますので絞り開放はF4.0になります。
24mmが広角域(広い角度で撮れる)、105mmが望遠域(拡大して撮れる)になります。
2.主役を決めよう
前述の通り主役を何にするのかで撮り方が変わってきます。
これも実際に見てみましょう。
これも実際に見てみましょう。
この様に自分がきれいと思ったもの、撮りたいと思ったものを主役にします。
主役を決めるのは誰でもない写真を撮るあなたです。自分の感性で決めてください。
主役を決めるのは誰でもない写真を撮るあなたです。自分の感性で決めてください。
3.空間をうまく使った構図で主役を引き立たせる
主役を決めたら、主役を引き立たせる構図を考えるときれいな写真が撮れます。
最も簡単でオーソドックスな撮りかたが空間を作る撮りかたです。
これも例で見ていきましょう。
最も簡単でオーソドックスな撮りかたが空間を作る撮りかたです。
これも例で見ていきましょう。
この様に空間を空けるだけで主役が引き立ちます。
きれいな花を見つけたときは、撮る角度を考えて空間ができる構図になるところから撮るといい写真になります。
ちなみにオートフォーカスカメラは中心にピントが合いますので横にずらず場合はどうするの?という方はフォーカスロックという機能を使います。シャッターボタンを半押しするとピントがあいますので半押ししたままカメラをずらすとピントが固定されますのでそれで撮ります。ネットに詳しくでていますので確認してください。↓↓
きれいな花を見つけたときは、撮る角度を考えて空間ができる構図になるところから撮るといい写真になります。
ちなみにオートフォーカスカメラは中心にピントが合いますので横にずらず場合はどうするの?という方はフォーカスロックという機能を使います。シャッターボタンを半押しするとピントがあいますので半押ししたままカメラをずらすとピントが固定されますのでそれで撮ります。ネットに詳しくでていますので確認してください。↓↓
お客さまからよく寄せられるお問い合せ内容を「Q&A」形式でお答え致します。
4.コントラストとグラデーションで主役を引き立たせる
構図を決めるのに大事なのはやはり背景です。前述した通り空間をつくること、さらにコントラストやグラデーション効果で主役をさらに引き立たせることができます。
これも例で見ていきましょう。
これも例で見ていきましょう。
この様にファインダーをのぞいた時に背景に入るものを意識して花を撮る角度やズームで構図を決めます。順光で撮るのが基本です。逆光だと背景が明るくなりすぎるため花が浮き立たないことが多いです。
5.背景に脇役を入れてみる
この様に背景を意識して撮ってあげると主役が引き立ちますが、脇役を背景に入れ込むことでまた一味違った写真になります。
いかがでしたでしょうか?この様にきれいで撮りたいなと思った花を見つけたときに、主役とその背景も含めた構図を考え、絞り(F値)を操って撮るとワンランク上の写真になります。
また、図鑑写真を撮る方も+1枚こういった背景ボケの写真を添えると一味違うものになるのではないでしょうか。
今はデジタルカメラで撮るとすぐに確認できますので何パターンか撮ってみて後でじっくりチョイスするのが良いかと思います。いちいち絞り値を変えるのがめんどくさい人は絞り値を開放にしておけば大体はいけます。
また、図鑑写真を撮る方も+1枚こういった背景ボケの写真を添えると一味違うものになるのではないでしょうか。
今はデジタルカメラで撮るとすぐに確認できますので何パターンか撮ってみて後でじっくりチョイスするのが良いかと思います。いちいち絞り値を変えるのがめんどくさい人は絞り値を開放にしておけば大体はいけます。
最後に(マナーを守って楽しく登山の思い出を残しましょう)
マナーを大切に!
高山植物を撮るときはマナーが大切です。登山道から足を踏み出さない範囲で楽しんでください。
また狭い道では登山者の邪魔にならない様にやり過ごしてからじっくりと撮ってください。
マナーを守って楽しく登山の思い出を残しましょう。
最後に
本ノートは素人の自己流・自己満足の撮りかたです。感性は人それぞれですので自分が良いと思った写真を楽しんで頂ければと思います。皆様の登山の思い出となる写真。少しでも参考になれば幸いです。長文失礼しました。
以上
6/26追記
(その2)続編を作っています。↓↓をクリック
高山植物を撮るときはマナーが大切です。登山道から足を踏み出さない範囲で楽しんでください。
また狭い道では登山者の邪魔にならない様にやり過ごしてからじっくりと撮ってください。
マナーを守って楽しく登山の思い出を残しましょう。
最後に
本ノートは素人の自己流・自己満足の撮りかたです。感性は人それぞれですので自分が良いと思った写真を楽しんで頂ければと思います。皆様の登山の思い出となる写真。少しでも参考になれば幸いです。長文失礼しました。
以上
6/26追記
(その2)続編を作っています。↓↓をクリック
目次
6.裏技マクロフィルターを使って切り取る
7.お花畑を撮る
8.光を生かす鉄板シチュエーション
9.アングルを変えて自分なりのオリジナルティを
10.お花は脇役でも使える
6.裏技マクロフィルターを使って切り取る
7.お花畑を撮る
8.光を生かす鉄板シチュエーション
9.アングルを変えて自分なりのオリジナルティを
10.お花は脇役でも使える
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