そろそろ沢のシーズンだ。
日差しをモロに浴びるクライミングが暑過ぎてツラくなったら沢登りに切り替え時だ。沢ヤなら一年を通して行くのだろうが、僕はそこまでじゃないので、6月辺りから暑くなりそうな日は沢の計画を立てる。沢にまだ行ってないメンバーは装備を揃えて、今期は沢に行ってみよう★
ということで以下に揃えるべきウェアやギアを、僕の手持ち品から紹介する。
日差しをモロに浴びるクライミングが暑過ぎてツラくなったら沢登りに切り替え時だ。沢ヤなら一年を通して行くのだろうが、僕はそこまでじゃないので、6月辺りから暑くなりそうな日は沢の計画を立てる。沢にまだ行ってないメンバーは装備を揃えて、今期は沢に行ってみよう★
ということで以下に揃えるべきウェアやギアを、僕の手持ち品から紹介する。
■まず足元について
初めての沢歩き体験なら、足元は使い古したアプローチシューズで良い。無いなら軽登山靴でもいい。まだ自分の沢のスタイルが定まらないうちに沢靴を買うのはもったいないからだ。ただ砂が入ったりして靴は傷むので、そのつもりで。
僕自身は滝登りが好みなので、ラバーソールの「モンベル・サワークライマー」を愛用している(フェルト底の沢足袋も持っているが、使用頻度は低い)。ラバーソールは底が固めなのでクライミングシューズ同様に岩に立ちこみやすい。ただ苔で滑る岩ではラバーソールはめっぽう弱い。
滝は基本的に高巻きする、というならフェルト底のシューズタイプ(モンベルならサワートレッカー)が苔に強くていいだろう。
滝の登攀はフェルト底の方が良いという人もいる。まあ、クライミングシューズと同様で、自分の登攀スタイルが分からないと本当に合ったものは選べない。
また靴下は綿製は避けて、化繊かウール製にしよう。ホムセンでネオプレン生地のソックスも売っているので、寒冷時にはいいだろう。
僕自身は滝登りが好みなので、ラバーソールの「モンベル・サワークライマー」を愛用している(フェルト底の沢足袋も持っているが、使用頻度は低い)。ラバーソールは底が固めなのでクライミングシューズ同様に岩に立ちこみやすい。ただ苔で滑る岩ではラバーソールはめっぽう弱い。
滝は基本的に高巻きする、というならフェルト底のシューズタイプ(モンベルならサワートレッカー)が苔に強くていいだろう。
滝の登攀はフェルト底の方が良いという人もいる。まあ、クライミングシューズと同様で、自分の登攀スタイルが分からないと本当に合ったものは選べない。
また靴下は綿製は避けて、化繊かウール製にしよう。ホムセンでネオプレン生地のソックスも売っているので、寒冷時にはいいだろう。
■ウェアについて
濡れるのが前提なのでウェアは上から下まですべて化繊だ。特に肌に直接触れる下着に綿製は避けてほしい。ファイントラックやミレー等のドライインナーは使えるし、海辺で使うラッシュガードも良い。何ならユニクロのドライEXやエアリズムでいい。
中間着は山用の化繊ものでいい。上着は長袖で、パンツはショートを履くなら下にロングスパッツを着用。要は膝や肘を露出しないことだ。アウターはいつものレインかウインドブレーカーでいいだろう。ただし通常の使用より傷みやすいので破れてもいいと言うつもりで。ワークマン等にある廉価なレインでも十分だ。
綿製ウェアがダメな理由は汗を吸ったら乾かない点だ。沢で水を吸ったコットンウェアは重く、動きを妨げる。そして体温を奪う。アンダーがコットンだったら、夏でも冷たい沢水によって唇が紫色になることだろう。
中間着は山用の化繊ものでいい。上着は長袖で、パンツはショートを履くなら下にロングスパッツを着用。要は膝や肘を露出しないことだ。アウターはいつものレインかウインドブレーカーでいいだろう。ただし通常の使用より傷みやすいので破れてもいいと言うつもりで。ワークマン等にある廉価なレインでも十分だ。
綿製ウェアがダメな理由は汗を吸ったら乾かない点だ。沢で水を吸ったコットンウェアは重く、動きを妨げる。そして体温を奪う。アンダーがコットンだったら、夏でも冷たい沢水によって唇が紫色になることだろう。
■バックパックについて
これも濡らしていいものを選んで貰いたい。ザックカバーは掛けないのでザンザンと水を浴びるし、滝壺にも入る場合があるからだ。濡らしたくないもの(電子機器や行動食、トイレットペーパー等)は、ドライバッグや厚手のビニール袋などで防水パッキングしないといけない。あ、薄手のドライサックはまず浸水するので2重にするなどの工夫を。水抜けのいいものや完全防水の専用品もあるが、宙ちゃんの様に古いザックの底に排水用ハトメを打つなんてワザもある。
ザックはあまり縦長でない方が良い。上方を見る時に頭がザックに当たるとやっかいだからだ。またウエストベルトはハーネスと干渉しないように調整しよう。日帰りなら20〜30Lもあれば十分だろう。
パッキングのコツはマルチと同様だ。まず、縦走時の様に重心を上部に置かない事だ。上部に重心があると壁を登る際に、身体が後方に引かれ登りづらくなる。重心はみぞおちの後ろ辺りにあるのが理想だ。
ザックはあまり縦長でない方が良い。上方を見る時に頭がザックに当たるとやっかいだからだ。またウエストベルトはハーネスと干渉しないように調整しよう。日帰りなら20〜30Lもあれば十分だろう。
パッキングのコツはマルチと同様だ。まず、縦走時の様に重心を上部に置かない事だ。上部に重心があると壁を登る際に、身体が後方に引かれ登りづらくなる。重心はみぞおちの後ろ辺りにあるのが理想だ。
■登攀用具について
ハーネスはいつものもので良いけど、沢の後は十分に乾かしてね。懸垂下降に備えてビレイ器、カラビナを環付きとノーマルを1枚づつ、ヌンチャク2本、スリングを3本(60cm・80cm・120cm)、フリクションコードは装備して欲しい。CLとSLはロープ(8mm×20〜30m)とお助けヒモ、プロテクション(カム、ナッツ等)も準備する。
遡行する沢の状況によって携行するものの種類や枚数本数などは変わるので、計画時に都度確認をする。
遡行する沢の状況によって携行するものの種類や枚数本数などは変わるので、計画時に都度確認をする。
アッセンダーも沢バイルも我々が行く1級程度の沢ではそうそう出番はないのだが、リーダーは持っていても損はない。そして、いずれは登攀具を駆使する遡行にもチャレンジしよう。
■ヘルメットについて
これもいつも使っているものでいい。滝から落ちてくる水は思った以上に圧迫感があり視界を奪われるので、メットの下につば付きのキャップをしよう。滝の流心をシャワークライムする時にスイミングゴーグルをつける人もいるな(笑)
■その他の小物
・レジャーシート:下山後、着替えず車にそのまま乗り込む場合(温泉に行って着替える等)は、車のシートにかけるとよい。
・目隠しポンチョ:女性は着替えやお花摘みにはあった方がいいかもですね。お勧めは「ベンリーポンチョ」。
・ビニール袋:濡れたウェアやシューズ・ザック等を入れる袋。ごみ袋で可。
・目隠しポンチョ:女性は着替えやお花摘みにはあった方がいいかもですね。お勧めは「ベンリーポンチョ」。
・ビニール袋:濡れたウェアやシューズ・ザック等を入れる袋。ごみ袋で可。
僕らの沢ウェア
■九州の沢情報サイト
脊振山系の福岡県側は初級の沢が豊富にある。それらを全て踏破しまとめられたこのサイトは非常に貴重だ。サイト主の労力と提供には感謝したい。
祖母傾の情報を一手に引き受けて下さっているサイト。沢谷の情報も豊富だ。
九州各県の河川事務所のライブカメラ情報。水量や雨量のデータも得られる。
まあ色々書いたけど、最初の沢はお金をかけずに行こう。
沢登りはハイキングよりはるかに危険度が高いので、準備は怠らないで欲しい。ただ初体験メンバーには大滝が出るようなところじゃなくてのんびり歩ける沢を選ぶから、あんまり構えないでね。一般登山道からは決して見る事のできない美しい渓相を今期はぜひとも味わってもらいたい。
NACC沢登り/福智山系「七重の滝」
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wakatakeyaさんの記事一覧
- 沢登り/情報編(道路・河川・遡行図・トポ他) 11 更新日:2020年09月05日
- 沢登り/メンバーの心構え編(NACCメンバー用) 52 更新日:2022年04月20日
- 沢登り/リスクマネジメント編(NACCメンバー用) 51 更新日:2021年06月09日
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そろそろですねぇ〜
今シーズンもヨロシクデスベンツ
テイセイデスベンツ
配水用ハトメ → 排水
ナイフのコスパ最高ですね、、、絶版か。
宙ちゃんサンキュ、訂正した。
波刃・軽量・ブレードの出しやすさ、この3つが揃ったナイフがクライミング向きなワケだけど、結構悩むよね〜。
スパイダルコ・レディバグ(18g)@6,400円
レザーマン・スケルツールKBX(42g)¥4,380円
ペツル・スパサ(43g)¥3,431円
エーデルリッド・ロープツース(49g)¥2,970円
トランゴ・ピラニアナイフ(20g)¥2,860円
オルファワークス・ブッシュクラフトナイフ(53g)¥1,430円
スパイダルコはワンハンドで刃を開けるしカッコいいから欲しかったけど、やっぱ高い…。
レザーマンはポケットクリップ式なんでカラビナには掛けにくいんだけど、フォルムが美しいよね。
ペツルのスパサはクライマーの定番だな。グローブしてても開けられるサムホールが◎。
EDのロープツースはスパサと見た目は似てるが波刃が深く、ワンハンドオープンも出来るという硬派。
トランゴはコスパがいい。無骨なデザインが個性的。
オルファは流石の替刃式。波刃部分がやや短いか。
う〜む、こうして調べてるともう1本欲しくなってきた…
ベアール社「ランド(ゴールデンドライ)8mm×30m」
20mではなくて?30m?
購入価格は当時でしょうけど安すぎない?なので20mなのではと思いました。
あ、ホントだ、間違ってます。
20mに訂正しときます。
サンキュ
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