三浦アルプスは名前が良く知られている割には、いい地図がなかなか手に入らない。二子山山系自然保護協議会が「二子山山系主要分岐図」という地図を作成しネットで公開しているが、これは初心者を対象として道迷いを防止するために作成されたもので、中級以上の登山者が目指す山域に対する情報はほとんどない。小生もこの山域を歩いていて道を聞かれることが多いが、地図を持たないで歩いている人が意外と多い。登山用の良い地図が書店に置いていないことが大きな原因だろう。
地元に「葉山・山楽会」という山歩きの団体があって、ここで「葉山の山歩きコース」というガイドブックを発行しているのをご存じだろうか。三浦アルプスの山域を8コース(今年1コース増やして、9コースになった)に分けて、コースの詳細を説明するとともに、登山に必要と思われる地図を付録として揃えている。
初版の発行は2001年と20年前と歴史は古い。この山域は倒木や土砂暮れの影響による登山道の変化が大きく、このガイドブックもそれに合わせて年々改訂を繰り返してきたが、その変化に追いついていないところも、まま見受けられた。それが今年、大幅に改訂され、内容もかなりの部分が最新の状態に合わせて書き改められた(手が完全には回りかね、古いままの記述が残っているところがないわけではないが。実は筆者も「葉山・山楽会」の会員で、改訂にも少なからず関わっている)。
今年度の改訂の目玉は、道迷いの防止に重点を置いたところである。「山と渓谷」10月号に紹介されたように、この山域では、最近では年5回程度の道迷いや滑落などの事故が発生している。滑落事故も、道に迷って上級者向けのルートに迷い込んでしまって発生することが多いのではないか。
改訂された今年度版では、道迷いが多いとされる森戸川の現流域(南沢、中沢、中尾根)に重点を置いてコースごとにその特徴と、そのコースのどこが道に迷いやすいのかを地図に示し、なぜ迷いやすいのかを詳細に解説している。それと同時に、今回新しく「消防標識および道標位置図」という地図が追加された。図名の通り、消防標識と道標の位置を地図に落とし込んだものである。
森戸川現流域はどうやら行政の登山道整備の対象区域外となっているらしく、公の道標が一つもない。それに代わるものとして、逗子市消防本部の消防標識がおよそ100mに1個の割合で設置されている。今回追加された「消防標識位置図」と実際の消防標識を照らし合わせてみれば、自分が地図上どこにいるか把握できるので、初めてこの山域に足を踏み入れる人にとっては、不安解消と道迷い防止の有力なツールになるのではないか、と思われる。
この「葉山の山歩きコース」は書店にはおいていない。入手するには、葉山の図書館2階にある「葉山まちづくり協会」に出向く必要がある。図書館は仙元山の教会側入山口の直ぐ近くにあるので、仙元山をコースに入れた場合には帰りに寄って見るのが良い。こちらの方向にはあまり行く機会がないという人はネットでの購入が可能である。通販サイトのURLは、
https://hayama-bookstore.stores.jp/
付属の地図は、等高線ごとに色分けして地形を見やすくしたカラー地図(縮尺1万分の1;A3x2枚)、これの縮小版で歩行時間を記入したもの(A4x2枚)、コースごとの詳細図(モノクロ;A4x7枚)、消防標識および道標位置図(モノクロ;A4x2枚)のセットとなっている。
解説本には、活字が大きく読みやすいA4版と、活字は小さいが携行に便利なA5サイズのハンディ版の二つのバージョンを用意されている。付属の地図と併せて、A4版は¥700.-、ハンディ版は¥500.-である。手作りなので決して立派とは言えない装丁だが、内容は充実している。
上にも記したが、手が完全には回りかね、古いままの記述が残っているところがないわけではない。このことを承知の上で使って頂ければ、特に、この山域に初めて足を踏み入れる人にとっては、格好のガイドブックになるのではないだろうか。
地元に「葉山・山楽会」という山歩きの団体があって、ここで「葉山の山歩きコース」というガイドブックを発行しているのをご存じだろうか。三浦アルプスの山域を8コース(今年1コース増やして、9コースになった)に分けて、コースの詳細を説明するとともに、登山に必要と思われる地図を付録として揃えている。
初版の発行は2001年と20年前と歴史は古い。この山域は倒木や土砂暮れの影響による登山道の変化が大きく、このガイドブックもそれに合わせて年々改訂を繰り返してきたが、その変化に追いついていないところも、まま見受けられた。それが今年、大幅に改訂され、内容もかなりの部分が最新の状態に合わせて書き改められた(手が完全には回りかね、古いままの記述が残っているところがないわけではないが。実は筆者も「葉山・山楽会」の会員で、改訂にも少なからず関わっている)。
今年度の改訂の目玉は、道迷いの防止に重点を置いたところである。「山と渓谷」10月号に紹介されたように、この山域では、最近では年5回程度の道迷いや滑落などの事故が発生している。滑落事故も、道に迷って上級者向けのルートに迷い込んでしまって発生することが多いのではないか。
改訂された今年度版では、道迷いが多いとされる森戸川の現流域(南沢、中沢、中尾根)に重点を置いてコースごとにその特徴と、そのコースのどこが道に迷いやすいのかを地図に示し、なぜ迷いやすいのかを詳細に解説している。それと同時に、今回新しく「消防標識および道標位置図」という地図が追加された。図名の通り、消防標識と道標の位置を地図に落とし込んだものである。
森戸川現流域はどうやら行政の登山道整備の対象区域外となっているらしく、公の道標が一つもない。それに代わるものとして、逗子市消防本部の消防標識がおよそ100mに1個の割合で設置されている。今回追加された「消防標識位置図」と実際の消防標識を照らし合わせてみれば、自分が地図上どこにいるか把握できるので、初めてこの山域に足を踏み入れる人にとっては、不安解消と道迷い防止の有力なツールになるのではないか、と思われる。
この「葉山の山歩きコース」は書店にはおいていない。入手するには、葉山の図書館2階にある「葉山まちづくり協会」に出向く必要がある。図書館は仙元山の教会側入山口の直ぐ近くにあるので、仙元山をコースに入れた場合には帰りに寄って見るのが良い。こちらの方向にはあまり行く機会がないという人はネットでの購入が可能である。通販サイトのURLは、
https://hayama-bookstore.stores.jp/
付属の地図は、等高線ごとに色分けして地形を見やすくしたカラー地図(縮尺1万分の1;A3x2枚)、これの縮小版で歩行時間を記入したもの(A4x2枚)、コースごとの詳細図(モノクロ;A4x7枚)、消防標識および道標位置図(モノクロ;A4x2枚)のセットとなっている。
解説本には、活字が大きく読みやすいA4版と、活字は小さいが携行に便利なA5サイズのハンディ版の二つのバージョンを用意されている。付属の地図と併せて、A4版は¥700.-、ハンディ版は¥500.-である。手作りなので決して立派とは言えない装丁だが、内容は充実している。
上にも記したが、手が完全には回りかね、古いままの記述が残っているところがないわけではない。このことを承知の上で使って頂ければ、特に、この山域に初めて足を踏み入れる人にとっては、格好のガイドブックになるのではないだろうか。
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三浦アルプスの地図_3
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更新日:2026年08月19日
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三浦アルプスの地図 81 更新日:2021年02月26日
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消防標識の最新調査完成されたのですね!
おめでとうございます!
ご指摘の通り、また、みなさんも「安心のリス」とおっしゃっている通り、消防標識がこのエリアの道しるべとして機能しておりますが、体系的に整理されたものがなかったので、道迷い防止や登山の便利・安全に大変役に立つ素晴らしいものですね。
本当にありがとうございます。
私も皆さまのログを参考に、また、自身でも実地確認して、国土地理院地図に書き込んだ自製の消防標識地図を携えていますが、所詮個人用の範囲でした。
私も参照させていただきます!まだ見ぬ つばきおね�イ覆秒戯�しなくては
nao515さん、ありがとうございます。やっとこさ、仕上がりました。消防標識も見逃すことが多く、何回か歩いて、こんなところにあったのか、と思うことが屡々でした。それと、ご存知の通り、源流域は殆ど林の中で、空の面積が少ないせいか、GPS精度が悪く、位置の同定には結構苦労しました。何回歩いても同じ位置に来ることはまれで、10m以上ずれているのはざらですね。こんな時は地形図と睨めっこです。こんなことも、地図を作ってみて初めて分かったことです。少しでも多くの人に役立てて頂けるとすれば、こんな嬉しいことはありません。地図等々について、間違いなど気が付いたことがあれば、お知らせいただければ有り難いです。
ところで、最近投稿が途切れていたので、どうかされたのかな、と気になっていました。さっき見たら玉原湿原の記事かありましたね。お元気そうで安心しました。
ご返信ありがとうございます!
確かにGPSかなりブレますね。そのような中たいそうご苦労され、素晴らしい完成度だと思います。まだ見つけられていないリス🐿があるのでsancjさんの地図を頼りに探し歩きたいと思います。
ご心配おかけし申し訳ありません。酷暑の後の長雨とスズメバチに加え、週末多忙と老ワンコの介護でしばしお休みしていました。いよいよシーズン到来ですね!まだ本格的には動けませんが、また裏山の仙元山コースから秋の三浦アルプスを楽しみたいと思います。また山でお会いすると思いますが、よろしくお願い致します。
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