脂質の燃焼はダイエットの役に立つか
ダイエットに関する大きな誤解の一つに脂質の燃焼がある。
曰く、脂質の燃焼には有酸素運動が必要、それも20分以上など。
ところが、ヒトの安静時のエネルギーは糖質40%、脂質60%で賄われていると言われており、
特に有酸素運動をせずとも安静にしているだけで、脂質はどんどん燃焼しているということになる。
では、脂質の燃焼に有酸素運動は無意味かと言うとそうではない。それは運動の持続時間に効いてくるからである。
というのも、糖質は備蓄量がせいぜい500g程度であるのに対し、脂質は非常に大きな量を蓄えることができる。
ところが、運動時の糖質と脂質の消費割合は肺活量に対する相対運動強度で決まっており、
適度な有酸素運動(相対運動強度が60%)では脂質が50%消費される。
そして、ヒトは糖質が尽きた時点で動けなくなるので、脂質を消費できる強度で有酸素運動を続けることが、
糖質の消耗を抑え、運動の持続時間を稼ぎ、ひいては多くのカロリーの消費させる秘訣なのである。
他方、余裕のない有酸素運動や、無酸素運動が脂質の燃焼に効果が薄いというのはその通りのようだ。
ヒトは相対運動強度が80%になると脂質は20%しか消費されなくなり、
それでもエネルギーが不足すれば無酸素運動となり、糖質を酸素なしに分解してエネルギーを賄うことになる。
つまり、過度な有酸素運動や無酸素運動では、備蓄の多くない糖質ばかり消費されることになり、
これでは運動は続けられず、消費できるカロリーも稼げない、ということになる。
なお、糖質のみを消費するような運動でも、ヒトは解糖系や糖新生を通じて糖質と脂質の割合を調整するため、
日単位のタイムスケールでは、脂質の消費・低減に役に立っていると考えられる。
ただ、繰り返すが、糖質のみを消費するような運動は持久時間が稼げず、カロリーを消費しづらいのである。
曰く、脂質の燃焼には有酸素運動が必要、それも20分以上など。
ところが、ヒトの安静時のエネルギーは糖質40%、脂質60%で賄われていると言われており、
特に有酸素運動をせずとも安静にしているだけで、脂質はどんどん燃焼しているということになる。
では、脂質の燃焼に有酸素運動は無意味かと言うとそうではない。それは運動の持続時間に効いてくるからである。
というのも、糖質は備蓄量がせいぜい500g程度であるのに対し、脂質は非常に大きな量を蓄えることができる。
ところが、運動時の糖質と脂質の消費割合は肺活量に対する相対運動強度で決まっており、
適度な有酸素運動(相対運動強度が60%)では脂質が50%消費される。
そして、ヒトは糖質が尽きた時点で動けなくなるので、脂質を消費できる強度で有酸素運動を続けることが、
糖質の消耗を抑え、運動の持続時間を稼ぎ、ひいては多くのカロリーの消費させる秘訣なのである。
他方、余裕のない有酸素運動や、無酸素運動が脂質の燃焼に効果が薄いというのはその通りのようだ。
ヒトは相対運動強度が80%になると脂質は20%しか消費されなくなり、
それでもエネルギーが不足すれば無酸素運動となり、糖質を酸素なしに分解してエネルギーを賄うことになる。
つまり、過度な有酸素運動や無酸素運動では、備蓄の多くない糖質ばかり消費されることになり、
これでは運動は続けられず、消費できるカロリーも稼げない、ということになる。
なお、糖質のみを消費するような運動でも、ヒトは解糖系や糖新生を通じて糖質と脂質の割合を調整するため、
日単位のタイムスケールでは、脂質の消費・低減に役に立っていると考えられる。
ただ、繰り返すが、糖質のみを消費するような運動は持久時間が稼げず、カロリーを消費しづらいのである。
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