いろいろなGPS機器ってどこまで正確に位置を表しているのか気になりませんか?
最近は登山のパートナーとして活用されることの多い持ち運び出来るタイプの
GPS機器ですが、どこまで正確に位置を測定しているのか気になっていました。
そこで、正確に緯度経度が判っている一等三角点の標石の真上に、自分が持っ
ているGPSレシーバーを総動員して各機器を置いき、正しい緯度経度を計測で
きるかどうか試してみました。
なお、今回は緯度経度のみにポイントをしぼって標高の誤差は割愛しました。
試したのは兵庫県の一等三角点「暁晴山」の標石で、その結果は以下のとおり
です。
暁晴山 山頂一等三角点
緯度 35°07′56.2088
経度 134°39′24.096
PENTAX OPTIO WG-2 デジタルカメラ
N35度07.939(35°07'56.3)
E134度39.401(134°39'24.1)
誤差1.2m
NIKON COOLPIX P510 デジタルカメラ
N35度07.938(35°07'56.3)
E134度39.401(134°39'24.1)
誤差1.2m
STANDARD VX-8D 無線機
N35度07.934(35°07'56.0)
E134度39.403(134°39'24.2)
誤差1.1m
GARMIN OREGON 650 GPSレシーバー
N35度07.939(35°07'56.3)
E134度39.401(134°39'24.1)
誤差2.4m
GARMIN OREGON 550 GPSレシーバー
N35度07.937(35°07'56.2)
E134度39.402(134°39'24.2)
誤差2m
HOLUX m-241 GPSロガー
N35度07.937(35°07'56.22)
E134度39.404(134°39'24.25)
誤差2m
AU HTCJ-J ISW13HT スマートフォン
N35度07.937(35°07'56.2)
E134度39.399(134°39'23.9)
誤差2.2m
GPSレシーバーは総じてWGS84測地系ですので、系列はそれで統一して計測を
行い、GPSレシーバーなどは計測画面を撮影、デジカメについては三角点上で撮
影した画像のEXIFファイルに記録された緯度経度情報を分析しました。
結果はいずれも優秀で、誤差は1.1m〜2.4mの範囲に収まっていました。
山行での道迷いを防止する意味で、自分の現在位置を正確に把握しておくことは
非常に重要だと思いますが、その「現在位置の確認」という点でこの2mくらい
までの誤差は十分実用の範囲だと思います。
もちろん、補足出来る衛星の数や地理的条件によって精度は変わってきますので
この結果を鵜呑みには出来ないのですが、最近の機器はなかなか優秀であるよう
にも感じました。
そして、使い勝手や電池の持ち時間など考えると登山用のGPSが利用価値が高い
と思います。
しかし、GPS機器の精度が良くなっても、まずは地図読みが基本であることには
変わりがありませんので、その点はしっかり押さえておく必要があるでしょう。
GPS機器ですが、どこまで正確に位置を測定しているのか気になっていました。
そこで、正確に緯度経度が判っている一等三角点の標石の真上に、自分が持っ
ているGPSレシーバーを総動員して各機器を置いき、正しい緯度経度を計測で
きるかどうか試してみました。
なお、今回は緯度経度のみにポイントをしぼって標高の誤差は割愛しました。
試したのは兵庫県の一等三角点「暁晴山」の標石で、その結果は以下のとおり
です。
暁晴山 山頂一等三角点
緯度 35°07′56.2088
経度 134°39′24.096
PENTAX OPTIO WG-2 デジタルカメラ
N35度07.939(35°07'56.3)
E134度39.401(134°39'24.1)
誤差1.2m
NIKON COOLPIX P510 デジタルカメラ
N35度07.938(35°07'56.3)
E134度39.401(134°39'24.1)
誤差1.2m
STANDARD VX-8D 無線機
N35度07.934(35°07'56.0)
E134度39.403(134°39'24.2)
誤差1.1m
GARMIN OREGON 650 GPSレシーバー
N35度07.939(35°07'56.3)
E134度39.401(134°39'24.1)
誤差2.4m
GARMIN OREGON 550 GPSレシーバー
N35度07.937(35°07'56.2)
E134度39.402(134°39'24.2)
誤差2m
HOLUX m-241 GPSロガー
N35度07.937(35°07'56.22)
E134度39.404(134°39'24.25)
誤差2m
AU HTCJ-J ISW13HT スマートフォン
N35度07.937(35°07'56.2)
E134度39.399(134°39'23.9)
誤差2.2m
GPSレシーバーは総じてWGS84測地系ですので、系列はそれで統一して計測を
行い、GPSレシーバーなどは計測画面を撮影、デジカメについては三角点上で撮
影した画像のEXIFファイルに記録された緯度経度情報を分析しました。
結果はいずれも優秀で、誤差は1.1m〜2.4mの範囲に収まっていました。
山行での道迷いを防止する意味で、自分の現在位置を正確に把握しておくことは
非常に重要だと思いますが、その「現在位置の確認」という点でこの2mくらい
までの誤差は十分実用の範囲だと思います。
もちろん、補足出来る衛星の数や地理的条件によって精度は変わってきますので
この結果を鵜呑みには出来ないのですが、最近の機器はなかなか優秀であるよう
にも感じました。
そして、使い勝手や電池の持ち時間など考えると登山用のGPSが利用価値が高い
と思います。
しかし、GPS機器の精度が良くなっても、まずは地図読みが基本であることには
変わりがありませんので、その点はしっかり押さえておく必要があるでしょう。
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