雪倉岳(蓮華温泉経由)



- GPS
- 15:59
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 3,611m
- 下り
- 3,868m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:52
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:27
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:38
天候 | 1日目: 晴のち吹雪 2日目: 晴のち曇のち晴 & 強風 3日目: 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
貴重な連休は別の山を考えていたがもう雪がないという事前情報で蓮華温泉ツアーに変更。どうせなら雪倉岳と朝日岳の両方に登頂したい。
初日、まずは下山予定地の猿倉に1台デポした上で栂池ロープウェイから白馬乗鞍岳を通って白馬大池へ。
乗鞍の山頂までは以前、1月に来たことがある。さすがに雪は少なかったが滑るのに支障がある程ではなさそうだ。
ちょうど山頂に着いた頃にガス中のに入ってしまった。
ハイマツの岩場を下りて大池に降りると吹雪き出した。小屋の周囲では数人が風雪に負けずテント泊の準備をしている。
我々はどんどん降りていくが、天狗の庭付近でルートミスしてしまった。少し登り返して何とか雪に埋もれた夏道を発見して復帰。その後は順調に下って蓮華温泉へ。今日は楽勝の筈だったが吹雪とルートミスのせいで思ったよりは苦労した。蓮華温泉は温泉と水に不自由しないいい小屋だ。内湯に入りおいしい食事にありついて早く寝た。
2日目、今日は雪倉岳、あわよくば朝日岳も登頂したい。ところが同行者が体調が悪いと言い出す。食事も喉を通らないらしい。幸い連泊なので今日部屋で1日休んでもらうことにして、自分は単独で出発する。
兵馬ノ平まで滑り下りてシールを付けて登り返す。小屋から見た雪倉岳はガスの中だったが下界はからっと晴れ渡っている。昨日の吹雪でそこそこ新雪が積もったようで縦溝と昨日までのトレースはリセットされていた。途中から先行者のトレースに合流して高度を上げていく。デブリは1か所だけあったが脇を通過可能だった。この時期では仕方がないが、新雪が湿っているのでダンゴになり始めた。対策しつつ登る。
さらに高度を上げていくと風が強くなってきた。山頂周辺のガスも強風で飛ばされるが、すぐ次のガスに取りつかれる。ちょっとした立木の脇が風よけになっているので休憩した。この先は休憩できる場所はないだろう。沢を詰めて行くと先行者が2名降りてきた。山頂付近はガチガチとのこと。私も適当な所まで登ってアイゼンに換装した。
最後は尾根を歩くが冷たい風が吹き荒れていてつらかった。極寒ではないのが幸いして何とか登頂。厳冬期でこの風だと敗退していただろう。当初考えていた朝日岳への縦走はとてもではないが無理だ。後続氏もすぐ登ってきて写真を撮り合う。その間にもガスは抜けたりまた曇ったりの繰り返し。適当なタイミングで下山にかかる。
山頂周辺はガレが見えていたが少し降りると雪は繋がる。板を履いて固くパックされた重い新雪を滑る。ターンも力技だが何とか降りていく。高度を下げると風がおさまり滑りやすくなった。重い新雪に苦労しつつもどんどん滑っていく。デブリも無事通過して兵馬ノ平まで無事戻れた。
シールを貼り直して登り返すと、ちょうど別の人が登り返している所だった。合流して話を聞くと、小屋の関係者で近くを散策していたとのことだった。色々話しながら案内してもらい、無事に小屋まで戻れた。同行者は部屋で寝ていた。多少はマシになったようだがまだ食事はできないようだ。小屋番氏にお願いし、おかゆを作ってもらった。何とか食べれたようなのでイブプロェンを飲んでもらう。明日は復活してもらわないとこちらも困るし、小屋も困るだろう。とにかく今は寝ることだ。
3日目の朝は晴れていた。天気はよさそうだ。同行者も復活してようやく朝食を取れるようになった。
今日は船越の頭まで登り返し、金山沢あたりを滑って猿倉へ下山するつもりだったが無理だろう。木地屋へ降りることも考えたがツアーコースは雪が少なくて通れず、歩いて降りてもその後が困る。色々検討した上で、天狗原までなら何とか登れそうとの判断し栂池へエスケープすることにした。
ツアーコースを登り返す。あちこちで沢割れしてあまり快適とは言えなかったが順調に高度を上げる。同行者もついてきて順調だった。心配はなさそうだ。
無事に天狗原まで登りつめると、予想に反して強い風が吹いてきた。白馬乗鞍まで登り返すことも考えたが、斜面は荒れまくっているし風も強いしで今日はやめておくことにした。栂池のゲレンデまではあっと言い間に滑って行く。無事にゴンドラで下山。色々と便宜をはかっていただいた蓮華温泉に無事を連絡し猿倉で使わなかったデポ車を回収する。
下界は暑くもう初夏の装いだった。
コメント
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風強かったですね。
1人だったら敗退してたかもなので心強かったです。
ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
天気はよかったのですが風が強くて一人だと心が折れそうでした。
またどこかでお会いしましょう。
oecさんとgojappercが颯爽と急斜面を滑降して行ったのを見届けたあと、なんとか登頂できました。
お二人が先行してくださったおかげで最後まで折れずに登れました。
こちらも辛うじて登頂できた感じでした。お疲れさまでした。
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