伊豆稜線歩道【船原峠〜達磨山〜大仁駅】
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- GPS
- 07:25
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 641m
- 下り
- 1,198m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:38
天候 | ☀️☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
すこぶる整っています。 一部車道歩きあり、交通量少ないが速度を上げている車が多いため注意。 |
その他周辺情報 | 【宿泊】 ものわすれの湯 船原館 https://www.funabarakan.jp/ 船原峠まで送迎していただけます。 朝食は通常8:00から。希望すれば7:30から可能。 |
写真
感想
新年度初日の東京駅はとりわけ人が多い。
ひかりに乗り込み三島に向かいます。車内は半数近くがインバウンドの人たち。日常がコロナ前に戻ってきたことをひしひしと感じます。
忙しない年度末の疲れが残る体をシートにもたれかけると、忽ちうとうと。ふと目を覚ますと、車窓から終わりかけの桜が見える。それにしても至るところに桜が植えられている。日本って桜の国なんだ、とあらためて思う。
遠方に行っていた同行人と三島駅で落ち合います。
蓬莱の肉まんを買ってきてくれる約束だったけれど、ひどい行列で買えなかったとのこと。代わりに近くの鰻屋さんに入ることにしました。
たれが香ばしい鰻を口に運びながら、互いに一週間の近況報告をします。
店を出て、三島駅13:15発のバスに乗ること50分で船原温泉に到着。バスの窓からはところどころ春色に染めた山が見える。緑と桜色が織りなす長閑な景色に、伊豆の春っていいなぁと嬉しくなります。
明日の昼食をセブンイレブンで調達し、宿にチェックイン。
さっそくお湯をいただいた後は、部屋で鶯のさえずりを聴きながらいつのまにか眠っていました。贅沢な時間。
夕食は囲炉裏を囲み、わさび鍋(!)とお狩場焼きに舌鼓を打ちます。欲張ってわさびをおろしすぎて、盛大にむせる。そういえば去年の今頃も浄蓮の滝の店で同じようにむせていたのでした。
夜は鶯と入れ替わるように別の鳥が不思議な声で鳴き続けます。会社のことも明日の山行すらも考えないまま、眠りに落ちます。
ここのお風呂の効能に「嫌なことを忘れさせてくれるお湯ですが、大事なことも忘れさせます。お気をつけください」と書かれていたけど、本当にその通り。
* * *
翌朝は、予定より早い時間に朝食が用意されていました。宿のお気遣いに感謝しながらいただきます。
車を出す時間も、こちらに合わせてくださるとのこと。
「今日は寒いですから、どうかお気をつけて。きっと桜が綺麗ですよ」女将さんに送られて宿を後にします。
ドライバーの方に伺うと、稜線歩きの客向けに送迎するのは月一、二回くらいとのこと。ホームページにはたしか記載がなかったので、事前問合せしたお客にだけ提供しているサービスなのかもしれません。
伊豆稜線歩道はアクセスの悪さからこれまで見送ってきただけに、船原峠までの送迎があるのは渡りに船でした。
船原峠で降りて、さっそく山道に入ります。
足元には桜のかたちそのままに花びらが落ちています。時期が少し前だったら、桜のアーチをくぐれたのかもしれません。
たくさんのスミレや、馬酔木に目移りしながら歩を進めます。
左手には春霞のもと、濃い緑に入り混じる新緑と、桜の薄桃色が織りなす景色が広がります。その向こうには駿河湾。伊豆の景色は、心をのびやかにさせてくれます。
程なくして再び車道歩き。ここではランの方、数組とすれ違いました。交通量が少ないので、絶好のコースかも。
土居駐車場から山道に復帰。憧れていた熊笹の一本道が始まります。行く先が明確で障害物もなくて、人生もこんなだったらよかったのにな、とふと思う。それはそれで退屈なのかな?
ともあれ隣を歩いてくれる人がいてよかった、と同行人を見やります「なんやねん」
取り立てて特徴のない伽藍山の山頂を過ぎ、車道と山道を出入りすれば、また熊笹ロード。毎日でも歩きたいくらい好みの道。
(同様の理由で山梨の雁ヶ腹摺山あたりも好き)
ただ稜線だけに風が強い。去年、那須三山で強風に飛ばされまくった経験から強風はトラウマです。雨より寒さより苦手。景気付けに持ってきたパンを食べます。
古希山を過ぎ、車道と合流する戸田駐車場で素早く動くものが目に入ります「リスがおるねん!」「違うよあれはイタチ」写真が撮れなくて残念。
同行人がユーミンの「ひこうき雲」を口笛で吹いていたら、達磨山の上空をゆっくり旋回するものが。
ラジオコントローラーで飛ばす飛行機でした。とても華奢な造りながら、強い風の中ゆうゆうと飛んでいました。
ここまですれ違う人も少なかったのですが、達磨山山頂以降は多くの登山者がいました。
伺うと、レストハウスと達磨山のピストンとのこと。「昔はこの階段なかったのよ!」と仰ってました。そうなんだ‥
来た道を振り返り、開放的な眺めに言いようのない充実を感じます。今回も来てよかった、本当に。
達磨山以降は桜が増えてきます。ソメイヨシノではなく、マメザクラ。馬酔木の大木も多く、金冠山までの道はとりわけ楽しめます。
金冠山からレストハウスまでは、ゴルフ場と見紛うような芝生の道を行きます。脚を甘やかさせられる。
だるま山高原レストハウスがゴール、バスで修善寺駅に戻るというのが本来の計画。ただバスの時間まで一時間余り、ここまでの距離も10kmに届かないくらい。「まだ歩けるよね」バスに乗らない選択をします。
修善寺駅までは交通量の多い道になりそうだったので、細い道を選択できる大仁駅に向かいます。
稜線歩道より、こちらの距離の方が長いという笑
道は歩く人はおろかすれ違う車もなく、舗装路ながら落ち葉が堆積していて「そもそも通っていい道なのか?」不安になってきます。
「Google先生が言ってることやし」そうだけど‥
人里が見えてきた時には安堵しました。
終盤はさすがに歩き方もおかしくなってきて、セブンイレブンで燃料補給します。今回もたくさんのご馳走をいただきましたが、実はここで食べた肉まんとR1ドリンクが最高に美味しかった。疲労に勝る調味料はないのかも。
大仁駅から伊豆箱根鉄道に乗り、車中で帰りのひかりを押さえる。発車までのあいだ三島駅でとんこつラーメンと焼き鳥をつまんで帰路に就いたのでした。早くも次の山行計画に胸を膨らませながら。
伊豆稜線歩道良いですよね!
私が歩いた時は富士山が良く見えたので富士に向かって進む感じでした。
アップダウンの連続があれほど「目に見える」コースってなかなか無いですが、
それでも富士山と駿河湾の眺望が苦しさを忘れさせてくれますよね。(まぁ、苦しいんですけど)
今の時期はヤマザクラが森の色を複雑にしてくれてよいですね。こちらも一望できるコースだからこそですね!
こんにちは!コメントありがとうございます😊
そうそう、まさに「目に見える」コースですよね。
kimipapaさんの過去レコ拝見しました。ITJ走られていたのですね‥!すごすぎ👀✨
本当は私たちも仁科峠から歩きたかったのですが、脚力的に諦めました💧
走るのは難しいけど、もっともっと長く歩けるようになりたいなぁ‥そう思いながら最近は頑張ってます。富士山が見られそうな冬あたり、再訪してみようかな?
伊豆山稜歩道はとても良いですよね〜この時期はお花がいっぱいあるのかしら?また行ってみたくなりました。宿からの送迎など貴重な情報ありがとうございます。
また、次のレコを楽しみにしていますね!
こんばんは!コメントありがとうございます😄
去年から憧れていたコース、やっと来ることができました。桜はピークを過ぎていると思うけど、それでも桃源郷と呼ぶにふさわしい眺めでしたよ🥰
このあたりで送迎のある宿は民宿しみずが有名で、船原館はあまり知られていないようです。素敵なお宿なので、ぜひ‥!
今後ともよろしくお願いいたします✨
伊豆ってのんびりしていて良いですよね。私も大好きですよ😊
船原温泉には数回、日帰り温泉入りに行きました。
reiさんの歩かれたコースもいつかは行ってみたいと思ってます😁
景色も良さそうですね✨
雁ヶ腹摺山? なんとなく見当がつきます😄
しかし、たくさん歩かれましたね。
お疲れ様でした😊
うな重、メッチャ美味しそうですね😋
さて、次はどこへ行かれるのかな・・・?
楽しみです!
はじめまして!コメントありがとうございます😆
伊豆、いいですよね💕温泉も充実してるし‥春になると決まって訪れたくなります。去年は踊子歩道を歩きました。
うなぎ、実は山椒の風味がいまひとつだったけど笑 とっても美味しかったですよ。蓬莱の肉まんより結果よかったかも😋
今年はいろいろな地域のレコを上げていきたいなと思ってます✨ 目指せ神出鬼没!
すっちゃんさんのレコも楽しみにしておりますね🎵
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