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Yamareco

記録ID: 6962875
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

川井駅より入川林道・布滝・水平歩道・西川林道を経て鳩の巣駅へ

2024年06月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:11
距離
12.7km
登り
1,082m
下り
1,056m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:08
休憩
0:03
合計
6:11
7:13
338
12:51
12:53
19
13:12
13:13
10
13:23
0
13:24
ゴール地点
7:12 古里駅
12:52 大根ノ山ノ神
12:58 杉の殿山
13:13 熊野神社分岐
13:23 奥多摩鳩ノ巣駐車場
13:24 鳩ノ巣駅
天候
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
・入川谷も入川谷右岸水平歩道(仮称)も正規の登山道ではありません。地形図にも記載はありません。
・布滝沢出合から入川谷右岸水平歩道へは特に不鮮明でした。
・入川谷右岸水平歩道自体は良く踏まれていました。
入川林道入口。
2024年06月22日 07:26撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 7:26
入川林道入口。
手摺りのついた立派な階段。峰集落関係?
2024年06月22日 07:52撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 7:52
手摺りのついた立派な階段。峰集落関係?
トバの倉骨かな。美しい水。
2024年06月22日 08:05撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 8:05
トバの倉骨かな。美しい水。
ダム工事の作業道が右岸を辿っているので安心して進める。
2024年06月22日 08:06撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 8:06
ダム工事の作業道が右岸を辿っているので安心して進める。
ロープを渡してとても丁寧に工作されている。
2024年06月22日 08:09撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 8:09
ロープを渡してとても丁寧に工作されている。
涸沢の真ん中に何かしらの機器。
2024年06月22日 08:35撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 8:35
涸沢の真ん中に何かしらの機器。
見事な苔。そろそろ足元が怪しい。
2024年06月22日 08:51撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 8:51
見事な苔。そろそろ足元が怪しい。
作業道が切れると途端に難易度が上がった。沢装備は無いので、右岸・左岸どちらかを選んで辿る。やっと布滝が見えた。
2024年06月22日 09:09撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 9:09
作業道が切れると途端に難易度が上がった。沢装備は無いので、右岸・左岸どちらかを選んで辿る。やっと布滝が見えた。
布滝沢出合より布滝。
2024年06月22日 09:16撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 9:16
布滝沢出合より布滝。
布滝近景。しばらく見とれて休む。
2024年06月22日 09:18撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 9:18
布滝近景。しばらく見とれて休む。
松浦本では右岸から山道に入るとあるが、見つからない。入川谷をそのまま登ろうと数十分格闘して挫折し、布滝沢出合まで戻って、明瞭な道を発見。
2024年06月22日 10:06撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 10:06
松浦本では右岸から山道に入るとあるが、見つからない。入川谷をそのまま登ろうと数十分格闘して挫折し、布滝沢出合まで戻って、明瞭な道を発見。
ところがザレで道が消失して再度分からなくなる。
2024年06月22日 10:27撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 10:27
ところがザレで道が消失して再度分からなくなる。
他の方の記録を参考に、一旦西川林道へ。林道の先は水平歩道が続く。こんな道があったのか。
2024年06月22日 10:41撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 10:41
他の方の記録を参考に、一旦西川林道へ。林道の先は水平歩道が続く。こんな道があったのか。
エビ小屋山へ行くのは諦めて水平歩道を探検。末端の蛯谷沢の先にも僅かに踏み跡が。
2024年06月22日 11:17撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 11:17
エビ小屋山へ行くのは諦めて水平歩道を探検。末端の蛯谷沢の先にも僅かに踏み跡が。
その手前に小尾根の出合に分岐があった。それを辿ると羊歯の群生に踏み跡。
2024年06月22日 11:32撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 11:32
その手前に小尾根の出合に分岐があった。それを辿ると羊歯の群生に踏み跡。
道標発見!
2024年06月22日 11:35撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 11:35
道標発見!
川苔山の登山道に合流。ここに出るのか…
2024年06月22日 11:35撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 11:35
川苔山の登山道に合流。ここに出るのか…
水平歩道を戻って下山開始。松浦本には山道から銚子の滝に下りるとあるが、この山道かな。滝音がするところで撮影。
2024年06月22日 12:01撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:01
水平歩道を戻って下山開始。松浦本には山道から銚子の滝に下りるとあるが、この山道かな。滝音がするところで撮影。
辿り着けなかったエビ小屋山南尾根末端に架かる橋へ下りられそうな尾根の入口に赤テープ。次に再挑戦するならここかな。
2024年06月22日 12:09撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:09
辿り着けなかったエビ小屋山南尾根末端に架かる橋へ下りられそうな尾根の入口に赤テープ。次に再挑戦するならここかな。
西川林道の先は延長の準備が進んでいる。
2024年06月22日 12:11撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:11
西川林道の先は延長の準備が進んでいる。
西川林道末端。
2024年06月22日 12:14撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:14
西川林道末端。
ここ3年は年に100m前後ずつ延伸しているらしい。
2024年06月22日 12:18撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:18
ここ3年は年に100m前後ずつ延伸しているらしい。
峰集落の日天神社。
2024年06月22日 12:26撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:26
峰集落の日天神社。
峰集落跡。廃村後に林道が通じるとは皮肉だ。
2024年06月22日 12:28撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:28
峰集落跡。廃村後に林道が通じるとは皮肉だ。
人形の腕にギョッとする。
2024年06月22日 12:30撮影 by  SH-M24, SHARP
6/22 12:30
人形の腕にギョッとする。

感想

奥多摩のマイナールートを登るつもりだった当日朝、そういえば手元の松浦隆康著「バリエーションハイキング」に案内があればコピーしようと開いたところ、目当てのルートは無い代わりに川苔山東面の布滝の案内を見つけた(「百尋の滝ー速滝ー布滝」)。ざっと読む限り、沢支度でなくとも行けそうだ。梅雨の走りの蒸し暑い日に相応しいと即決で変更した。沢沿いのルートの難しさは忘れていた。

入川谷林道は土曜の朝7時にも拘らずダンプが往来していた。採石場の先は工事現場の駐車場、そして現場が続く。入川谷の砂防ダムを建設しているらしい。林道が終わっても立派な作業道が続いた。トバの倉骨を高く右岸に巻いたところで道は二股に分かれていた。左(南)側は峰集落への道かもしれない。

松浦本だけでは不安なので、ウェブでこのルートの記録を探したところ、山渓オンラインに非常に参考になる記録を見つけた(入川谷の布滝と右岸尾根からのエビ小屋山 https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=273717)。その記録では布滝までは基本的に右岸を辿るとの事だったが、作業道の先は徐々に険しくなり、沢の左右のいずれを進むかに何度も迷った。詰まったと早合点して渡渉すると、少しの高巻きでクリアできたと分かった事が何度かあった。

慣れない沢歩きで消耗して辿り着いた布滝は見事なものだった。滅多に人の訪れない渓谷にただ細長くたおやかに落ちる滝。暫く見とれていたが、今日はこれからまだ登らねばならない。松浦本ではここよりエビ小屋山南尾根を登っている。これが相当な急登だと言う。

ところが布滝沢出合から先の道が分からない。本には「出合の入川谷右岸から山道に入ると」とあるのでその辺りを捜すが道が無い。直登しようにも右岸はほぼ崖だ。谷
の水際を進んでは右岸の道を捜すが、崖は険しくなるばかりだ。谷も水に入らずに遡行するのは難しくなってきたので、怪我をしないうちに出合まで戻る。

念の為と出合から更に下流に戻ったところで、来た道とは別の道が右岸を登っているのを見つけた。道は谷沿いの道と鋭角に分岐している。谷底で地形が変わったのかもしれないが、中々難解なポイントだ。

道は良く踏まれたものだが、それも途中でザレて消えた。無理矢理ザレ場の向こうに渡ってみたが、徐々に道は無くなった。そもそも杉植林地なので、道とただの樹間の区別が難しい。何度か斜面を行き来するうちに上方に再び道を発見、それを辿ると西川林道が見えた。山渓オンラインの記録にあった、布滝沢出合からの高巻きの道がこれなのは間違いない。ただ松浦本が示す道かどうかは分からない。少なくとも本にある「『川乗山、峰を経て』の道標が地面に転がっている所」は見当らなかった。道を出合の方向に戻ってみると、やはり先程のザレ場付近で途切れていた。

さて本来はここから高巻きを続けて布滝沢出合に張り出した右岸の支尾根を越えて入川谷に下り、橋を渡ってエビ小屋山に登るのだが、10時半にしてもう疲れてきた。それよりは西川林道の末端から続いている立派な水平歩道が気になる。地図にも全く描かれていない。何の前情報も無い。林道の末端から往復するだけなら危険ではないと判断し、そちらを探検する事にした。道迷いと沢歩きで落ち込んだ気分が楽になった。

道は標高650mから700mあたりを生真面目に水平に続いている。木橋や石垣もあって立派な道だ。途中尾根を横切る所で杉に赤テープが貼られていた。GPSで確認すると、布滝沢出合に張り出した右岸の支尾根の上部のようだ。次に再挑戦するならここやなと思って通り過ぎる。

道はそのまま1時間程進んだところで沢へ向かう道とその右岸を登る道に分かれた。沢を越えた先も踏み跡は続いていたが、いよいよ薄い。そこで辞めて昼飯にした。後で調べたところ、ここが蛯岩沢のようだ。

帰りに蛯岩沢右岸を登る道が気になって辿る事にした。羊歯が茂っていて見えにくいが、その中にも踏み跡は続く。それを抜けると、見慣れた東京都の道標が目に入って驚いた。大根の山の神から続く川苔山の登山道だ。道標に立って来た方を振り返ると、見覚えがある。以前この登山道を降りた時、確かにこの道を見て興味をもったものだ。一人で感慨に浸っていると、ものの10分で三組が通り過ぎた。相変わらず人気の山だ。

帰りは水平歩道を引き返す。もしこの道が松浦本に書かれている山道だとすれば、銚子ノ滝(布滝の更に奥にある入川谷本流の滝)へ降りる道もあるはずだが、見つけられなかった。

反省の多い山行となった。それなりに山には登っているはずだが、稚拙なところは変わっていない。特にエビ小屋山南岸尾根は再挑戦しなければならない。



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