羅臼岳
- GPS
- 06:40
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,463m
- 下り
- 1,452m
コースタイム
銀冷水(9:20)-(9:30)大沢入口(9:30)-(10:00)羅臼平(10:10)-(10:30)岩清水
(10:35)-(11:00)羅臼岳【昼食】(11:45)-(12:05)岩清水(12:05)-(12:20)羅臼平
(12:20)-(12:35)大沢入口(12:35)-(12:45)銀冷水(12:45)-(13:10)弥三吉水(13:10)-
(13:35)オホーツク展望(13:35)-(13:50)木下小屋
天候 | 曇後晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
8,000円。 ウトロ温泉バスターミナル6:25着。 バスターミナル近くにセブンイレブン、セイコーマートあり。 バスの始発まで時間があるのでタクシーに乗る予定だったが、ターミナルにはなかった。 タクシー会社に電話した所、営業時間は7時からとの事だが、斜里市街からウトロ地区に向かっているタクシーが2台あるので、その1台を向かわせるとの事。 10分後に到着した。 運転手さんに話を聞くと、ウトロ地区にタクシーは常駐しておらず昼間のみ斜里市街から来ているとの事。 しかもその殆どが観光タクシー目的だそうだ。 今回の私の様に予め乗車がわかっている様なら、前日に電話予約をした方が良いとの事。 予約をしておけば、営業開始の7時を待たなくても配車するそうだ。 登山口の岩尾別温泉までは15分、4,000円弱。 ※詳細はウトロ観光ハイヤーに確認して下さい。 帰りは岩尾別温泉から3.8卻發い憧簇別バス停でバスに乗車。 夏のシーズンであれば、頻繁にバスが走っている。 バス乗車前にチケットを購入する必要がある。 チケットはバス停向かいの岩尾別ユースホステルで購入。 ※最新の情報は斜里バスのHPで確認して下さい。 マイカー利用の場合、地の涯裏の駐車スペースに停まる事になるが、駐車スペースは限られている。 多くの車が岩尾別温泉への道に路駐していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
木下小屋からのコースは羅臼岳で最も歩かれているルート。 その為、案内も多く良く整備されており、特に危険な箇所はない。 山頂直下が岩場の急な登りなので、注意が必要な位だ。 特に下りは気をつけたい。 トイレは木下小屋にあるが、山中にはない。 試験的に携帯トイレ用のテントが設置されているので、携帯トイレを持参した方が良い。 弥三吉水と銀冷水のテン場に設置されていた。 ※試験運用なので、設置状況は年によって異なると思われます。 一方、羅臼側のコースは急な斜面が多く、危険箇所も多いとの事。 木下小屋の案内にも注意を呼びかける掲示があった。 尚、硫黄山登山口は10年8月現在通行止。 硫黄山へ行く場合、羅臼平からの往復のみ可能。 |
写真
感想
羅臼岳は言わずと知れた世界遺産登録地域の中にある山である。
世界遺産の山を登るのは、屋久島宮ノ浦岳に続いて2度目。
最果てのその山は関東在住時は中々行く事の出来ない憧れの山だったが、札幌からは夜行バスで寝てる間に着いてしまうのが嬉しい。
登山口の岩尾別温泉へタクシーで向かっていると、何頭ものエゾシカがタクシーの前後を行き交う。
まさに天然のサファリパークだ。
岩尾別温泉には「地の涯」と言う立派なホテルが建っていた。
ここに宿泊して羅臼岳に登る方も多い様だ。
木下小屋は有料・自炊の宿泊施設だ。
こちらも雰囲気があって良い。
木下小屋からは当面眺めのない樹林帯の道を行く。
オホーツク展望台でその名の通りオホーツク海の展望が開けるので、休憩に良い。
ここから650m岩峰までは、ヒグマ出没多発区間との事。
アリの巣が多く、アリを目当てにヒグマが現れるそうだ。
弥三吉水で休憩をし、そこから先は極楽平という平坦な道を歩く。
歩きやすく、所々羅臼岳を見る事が出来、名前の通りの場所だ。
極楽平から仙人坂と呼ばれるやや急な坂を頑張ると、銀冷水に着く。
水場とあるが、沢の水をそのまま汲む事になる。
煮沸せずに飲む事は出来ないだろう。
大沢入口からは枯れた沢を登る。
周りの展望も開け、花も多く楽しい道だ。
沢を上り詰めれば、そこが羅臼平。
羅臼岳が眼前に迫り、迫力がある。
周囲の眺めの良いテン場があるが、ヒグマが心配だ。
北海道特有のフードロッカーも設置されていた。
羅臼平から羅臼岳への登りは、右にオホーツク海、左に太平洋を眺めながら登る事になる。
太平洋には国後島が浮かんでおり、その距離は近いが遠い場所の様に感じた。
山頂への途中に最後の水場岩清水がある。
名前通り、岩から湧き水が染み出ている。
これが冷たくて本当に美味しい。
最後に力を与えてくれる。
岩清水からは急な岩場を登って山頂へ。
二つの海を貫く様に伸びる知床連山の眺めは圧巻。
こんな眺めは中々見る事は出来ない。
下山を忘れるくらい、暫くその眺めに圧倒されていた。
山頂では多くの方が誰かに電話をかけ、目の前に広がるこの大自然を自慢している。
自然の中で電話するのはちょっと興ざめだが、自慢したい気持ちは良くわかる。
色んな人にこの景色を見せたいと思った。
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