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プロフィール

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達成済山リスト

達成メダル高水三山 達成メダル奥多摩三山 達成メダル白峰三山

所有資格・山岳保険・山岳会

ユーザ名 aaib1360
ニックネーム 未設定
e-mail
携帯電話番号 登録済み
登山経験 1952年~ (登山歴72年) / 山行日数 432日
現住所 埼玉県入間市
性別 男性
年齢 85歳
誕生日 1月25日
血液型 O型
出身地 東京都杉並区
山以外の趣味 スキー、ゴルフ1000ラウンド達成、3年連続ホールインワン達成
職業 その他
自己紹介 平成13年11月30日 
山を想う

 山に興味を持ったのは確か中学に入ってからだと思う。
私立の中学に入学した為、友達も居らず何かのクラブに入らないと、つまらない学生生活で終ってしまうのではないかと考えた.そこに山岳部があった.当時の山岳部は中学,高校と一緒になっていた為、入部してみたら高校3年生は親父に見えたものである.
先輩にしごかれながら,合宿に連れていってもらったわけであるが、その当時の装備は何も無く、靴は兵隊靴にゲートル巻,服装は親父の背広のチョッキ,中折れ帽子を自分でカットしてチロリアンハットに改造、ザックは買出しに遣ったリュックザックと、今思い出すと良くそんな格好で山に登ったと思う.テントは無くもっぱら寝るのは木の下、岩の陰が当たり前である.中学の後半から段々と米軍のお下がりが何とか手に入るようになり出したが,まだまだ寝袋までは手に入らなかった.毛布で霜の降りているところで寝るのはかなり厳しかった.
 高校に入り沢登り,簡単な岩登りをやらされたが別にそれほど苦にもならず皆に付いて行ったが、高校3年の時は部員が集まらずもっぱら単独行が主である.卒業の時は伝統ある山岳部の部員が居らず休部で,後を先生に託し、後ろ髪を引かれる思いで卒業をする.     
 いよいよ大学であるが、山岳部にするか、それとも初めて耳にするワンダーフォーゲル部(略WV)にするか迷いWVの先輩にWVとは何ぞやと話を聞き興味をもった.山岳部との違いは山だけでなく地方の山,里、町を歩き広く視野を広めその土地土地の風土、風習等を直に学ぶとか言っていたような気がする.又WVはザイルとピッケルは使わない山に登るのと、スキーをやるとか言われその気になって入部を決める.体育会に所属しているのでトレーニング、合宿参加が単位取得に連動している.今想うと山岳部に入部していたら2年の時に、谷川岳の一の倉沢で雪崩にあって、今は無いと思っている。WVの1年の9月に,丹沢水無川本谷のF9で自分自身の不注意により13m位滑落し,足の骨折と腰の打撲で3ヶ月ギブスのお世話になっていた.一歩間違えばあの世とやらである.WV時代は日本の山や地方を北から南といろいろな所に行ったが,泊まる所は全てテントか,学校か、お寺が寝る場所で一回も旅館とかに泊めてくれたことが無かった.2年の夏合宿は、知床半島の羅臼から知床岬までの道無き道を断崖の岩と海の荒波と戦いながら歩き、岬にたどり着いた時の思いは今も脳裏にある.だいたい夏合宿は40日,冬合宿は20日と山に入りっぱなしなので家族からはずいぶんと文句を言われたが,全然気にせずただ只管、山に入っていた.社会人になり地方に転勤になっている時に,学生時代の思い出の染み込んでいる山の道具とか,記録とか,ダンボール函一杯の五万分の一の地図とかを母に捨てられてしまい,残念無念である.

 社会人に成ってからは,時間が無く、金も無く、1年に山が2〜3回と、スキーが4〜5回であるが,継続していたのが今の健康に繋がっている様に思われる.

 今年突然、今までの、登った山を振り返ったとき,北アルプスの穂高岳だけが空白になっている.そう思うともう登りたくて止まらない.メンバー集めと日程調整に入り,7月26日〜29日に決定.コースは初日は上高地から涸沢(泊),2日目北穂高岳から涸沢岳,穂高山荘(泊)、3日目奥穂高岳、前穂高岳から岳沢を下り上高地への計画となる.今年はやけに山の遭難が多く、特に中高年令者,場所は穂高一帯が多いとのニュースである.いやな感じで家族からもブーイングが多発する.しかしやっと休みも取った事だし,チャンスは2度と来ないと思い決行する.メンバーは4名、私が最年長で62歳,後もう一人62歳と56歳,53歳である.もう一人の62歳は日本百名山踏破と、先日ヒマラヤのカラパタール(5545m)に登ってきたWV時代の一年後輩である.この男はWVの時に合宿が辛く脱走したのである.

 初日の涸沢まではルンルン気分で涸沢小屋に着いたと同時に、まずビールで乾杯.こんな天国が有ったのかと思うくらいである.1週間ぐらいここにテントを張りのんびり山を眺め、今日は北穂,明日は前穂,明後日は奥穂と、気侭に過ごせたら好いなあーと思いを巡らす.今回の一番の難所は北穂高岳から涸沢岳の間であった.この3時間弱の間は神経を最大限に集中し緊張の連続である.スリル満点で、ドームの岩場の上りとか下りは梯子と鎖があり、それほど心配はしなかったが涸沢側から滝谷側へのトラバースをする時が一番緊張した.たまたま滝谷側がガスのため見えなかったのが幸いであったが、あれが見えていたらもっと緊張していたであろう.落ちれば200m下に一気にドスンである.剱岳の蟹の横ばい,たてばい,八ヶ岳・横岳のトラバースよりもはるかに恐怖感満点である.
涸沢岳の山頂から穂高山荘の屋根が見えて,やっと全員無事通過の安堵感が湧いて来た.
久しぶりの北アルプスの展望を堪能したのか,益々欲が出てきました。
 夢は、昨年チャンスを逃したチョモランマ(エベレスト)のBCまでのトレッキングと、ニュージーランドのクック山からタスマン氷河をスキーで滑り降りる事ですが,何時になる事やらわかりません.

所属クラブ 日本ワンダーフォーゲル会
他のホームページ http://kuroda@kkd.biglobe.ne.jp