久住山
- GPS
- 112:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
一日目:長者原〜雨が池〜坊ガツルキャンプ場。
二日目:坊ガツルキャンプ場〜鉾立峠〜白口岳〜中岳〜御池〜久住山(ピストン)〜久住別れ〜すがもり越え〜三俣山(ピストン)〜法華院温泉〜坊ガツルキャンプ場
三日目:坊ガツルキャンプ場〜雨が池〜長者原
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
長者原から坊がつるまでの道は、ほとんど迷うことはない。しかし、次第にがれ場が多くなり、また雨が降れば泥が大量に出て非常に滑りやすくなるので、注意が必要だ。 坊がつるから鉾立峠までは緩やかな道で、いくつかのがれ場もある。途中にも、中岳へ向かう道があるが、崩落があり、通行が制限されている。鉾立峠から白口岳までは、急峻な坂が続く。 中岳も同様に急峻だが、久住山はそこまで急峻でもない。だが、山一帯ががれ場となっている。そこに注意すれば、いい登山ができるはずだ。 坊がつるキャンプ場そばには法華院温泉があり、また、長者原にも同様に温泉があるので、旅の疲れを癒すのに最適だ。 |
写真
感想
今年無事に大学に合格し、待ちに待ったワンゲル部にも入部して早速の山登りとなった。高校から1年半にも及ぶブランクは予想以上に大きかった。
長者原から、緩やかな登りをどんどん歩いていく。周りは、火山地帯特有の植生であるため、普段登る山とは一味違って飽きなかった。ただ、登山開始当初からの雨で、泥の中を歩くことになった。なかなか、前に進まないし、第一歩きづらい!!!このあたりから、体力がやばくなった。正直言って自分でも驚いたくらいだ。その後、雨ケ池を通過してのちは、定番となった「下りの神様」の本領発揮で、体力を回復しつつ下りて行った。キャンプ場に着くころには、脇腹の痛みなんて吹っ飛んでいた。
早速テントを立てる。わがワンゲル部では、テント一つ一つに「ガラパゴス」「シバイヌ」「プリン」「ゲル」といった名前が付いている。、命名の理由は先輩たちですら分からないんだとか…。雨が降っていたので、テントの中での調理となった。おそらく、いままでになく上手に米が炊けたと思う。高校のときは、ゆっくり炊く時間がなくて、芯のある米を食ってたなぁ…と思うと感動するウマさだ!夕食はカレーだったが、そこには「マッシュ」と呼ばれる謎の粉が入ってるんだとか。最初は粉末になったマッシュルームかと思ったが、実際はジャガイモだそうだ。そう、「マッシュポテト」の「マッシュ」である。
次の朝は5時起き7時出発ということで、朝にはすし太郎とお吸い物を食べてすぐに登頂を始めた。そこから、地獄の一日が幕を開けた。鉾立峠に至るまでは何ともなかったが、白口岳を登り始めると、脇腹どころか心筋が痛くなる事態に…!途中に一回の休みをはさんで、足が遅くなりながらも、山頂に到着した。サブザック行動でここまでなるとは…と肩を落とす。
だが、まだ俺には、下りがある!もちろん、足も痛くなる。歩いているうちに、結局平坦に編み地こそ素晴らしいという結論に達していた。悟り開きました(笑)
中岳は人が少なかったが、久住山は多くの人でにぎわっていた。人々に交じってパグと柴犬がいたのが、これまた癒しとなった。パグに至っては、その短足のせいか、主人に途中まで抱えられて、降りて行った。
久住別れで目撃したのは「バイオレット」なるトイレにできた長蛇の列!特に女性用。そこで昼食のサンドイッチを食したのだが、ジャムだけが異常に余る事態に。先輩方が、必死になって後処理をしておりました。久住別れからすがもり越えまでは、別の惑星に降り立ったような雰囲気の道が続く。
すがもり越えに至っては、岩むき出しの山が広がっていた。
そこから三俣山に向かうが、これがまた厄介。その名の通り、三つの山頂があるのだ。本峰と西峰の高さの差はわずか1メートル!一度、先輩隊ですらだまされた西峰山頂へと向かう。着いた瞬間、よっしゃ!終わった!と思ったが、うかつだった。本峰があるんだよねぇ…
三俣山を降りたときには、すでに無心だった。体がふわふわして、着いた時の虚脱感が尋常じゃなかった。夕食を食べ、法華院温泉につかった後、すぐに足を寝袋にねじ込んで、防寒着とペットボトルで作った枕で、安眠をむさぼった。
三日目は帰るだけだったが、もはや脇腹の痛みは出てこなかった。やっぱり、慣れですね。登山道出口付近でちょっと大回りして、長者原に到着した。そこで、かわいい柴犬がお出迎え。誰も相手したくないって顔してたんで、そっとしておいた。
最後は、昼食をとり、温泉にもつかり、またバスに乗り込んで、天神で解散となった。
どんなにつらくたって、山登りは素晴らしい!と感じる三日間だった。
さぁ、これからもどんどん登るぞ!
がんばれ!!新入ワンゲル部員!!
山はいいよね〜。これからのワンゲル生活十分に楽しんでください 。
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