槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳 ☆絶景と秋の気配☆
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- GPS
- 32:47
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,770m
- 下り
- 2,765m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:35
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:01
地図では槍平小屋と藤木レリーフの間
(通算距離22.24〜22.88kmの間)
実際は登りと同じコース(飛騨沢の右岸)を歩いていますが、この箇所不自然に飛騨沢左岸に飛んでいます。
天候 | 二日間快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝4時半、ほぼ空きは無いとあきらめつつのぞいたところ、意外にも多数の空きがありました。ここがだめなら鍋平登山者用駐車場やその付近の無料駐車場で空きを探すつもりでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高センター(登山指導書)から舗装道路を歩き、車止めのゲートを過ぎると林道を延々計6kmほど歩き左手に水場とその先に白出沢に至ります。 白出沢を渡ると漸く登山道です。 岩がごつごつした、あまり足場の良くない道をアップダウンを繰り返して進み、途中でチビ谷、滝谷など沢を渡ります。 最後に飛騨沢を渡って槍平小屋に至ります。 それぞれの沢、増水時の渡渉は危険を伴うこともあるようです。 槍平小屋から再び飛騨沢を渡り左岸側を飛騨沢千丈乗越分岐まで進みます。 徐々に傾斜がついて高度を上げていくとともに眺望も開けてきます。 分岐から千丈乗越に向けて進むと、丸山との分岐を過ぎたあたりから急登になり、岩場が出現します。 千丈乗越で西鎌尾根の稜線に出るとその先に黒部五郎や双六などの絶景が広がります。 千丈乗越から槍ヶ岳山荘まで急登、上部はかなりガレています。 浮石等に注意が必要です。 槍ヶ岳への登攀は、急な岩場登りで直角に近い梯子や鎖場が多数あります。 途中の一カ所を除いて、登り下りでコースが分けられているなど渋滞対策がなされていますが、それでも多くの方が登られるので渋滞が発生します。 山荘でヘルメットのレンタルがありますので、落石等に備えてヘルメット着用が必要と思います。 今回のコース中最も危険を伴う箇所の一つだと思います。 槍ヶ岳山荘から南岳山荘の間は大喰岳、中岳、天狗原、南岳といくつもピークを越えていきます。 大喰岳の登りは岩場、中岳の登りでは直角に近い梯子や鎖場があり、下りは壮大なガレ場です。その後岩場やざれた登山道を歩いて天狗原、南岳に至ります。 中岳の登りと下りで特に注意が必要かと思います。 南岳から槍平小屋まで南岳新道を下ります。 がれた登山道から始まり、狭い稜線の岩場や木道歩きがあり、その後急な斜面に大きな段差のある岩や木の根が張った道を下ります。 梯子や鎖、ロープなど設置されていますが、朽ちた木の梯子もあり。気の抜けない道が続きます。 急登なので登りは結構大変でしょうね。 最後は飛騨沢を渡って槍平小屋にたどり着きます。 槍平小屋からは登りと同じコースなので説明は省略します。 |
その他周辺情報 | 新穂高岳飲泉号には日帰り入浴の看板が掲げられていましたが、私は利用していません。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
ここまでは林道を延々と歩いて来ましたが、ここを過ぎるとやっと登山道です。
新穂高センター(登山指導所)からは6km余り、約1時間半も林道歩きでした。
新穂高センターから4時間45分ほど、計画では飛騨沢沿いに登り飛騨乗越で稜線に出ることになっていましたが、時間に相当余裕が出来ているので仙丈乗越で西鎌尾根にでるコースに変更します。
右下に奥丸山のピークが見えますが、あちらのコースもよさそうです。槍ヶ岳からの下山にあちらのルートを選択されている方もいらっしゃいました。
記念写真の行列ができていましたが、誰もいなくなる隙を狙ってパシャリ!
私が山頂でまったりしていた正午から1時間半の間、登山者数はそこそこで山頂から追い出されるようなことは無かったです。
やはり平日はいいです(^。^)
いづれも是非登りたい山ばかりです。
この景色にはうっとりします。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
念願の初槍ヶ岳でした。
槍平小屋を過ぎると、紅葉が始まった稜線付近の景色が目に飛び込んできます。
快晴の下、青空と紅葉の稜線、乗鞍岳や笠ヶ岳、そして西穂高岳やジャンダルム・・・素敵な景色目白押しです。
千丈分岐からは、計画していた飛騨沢沿いの登山道から千丈乗越で西鎌尾根に出るルートに変更、高い場所から紅葉の景色を楽しめました。
千丈乗越で西鎌尾根に出ると憧れの黒部五郎岳や双六岳、鷲羽岳などが目に飛び込んできます。
美しい山頂と深い谷に広がる紅葉はもう最高です。
槍ヶ岳に到達する前に、既に感動は最高潮です。
西鎌尾根の急登を槍ヶ岳目指して進みます。
登りきると稜線の向こうに常念山脈、どっしりとした常念岳が目に飛び込んできます。
これでもかと絶景は続きます。
さて、今回の登山の核心部、槍ヶ岳山頂には軽いアタックザックで向かいます。
鎖や直角に近い梯子がいくつもある厳しい岩場、ワクワクしながら進みます。
平日なので登山者の数は少ないようで、大きな渋滞にはなりません。
登りと下りは一部を除けば梯子や鎖が分けられています。
最後の梯子を上って山頂に到着、20人くらいで満員になりそうな山頂ですが、混んでいないおかげで昼食摂りながら1時間以上も過ごしました。
夕方は西の方向、ちょうど日の沈むところにお邪魔な雲、赤く染まる空や槍ヶ岳は見られず。
翌朝は大勢の登山者さんたちと思い思いの場所でご来光を楽しみました。
朝6時半ころ山荘を出発、大喰岳から中岳、天狗原、南岳と3千メートルの峰が続く稜線を進みます。
この日も絶景の連続です。
どんな素晴らしい時間にも最後は訪れます。
9時頃に南岳小屋で稜線を後にしました。
初めてのコースなので余裕の時間設定をしました。
ことのほか順調に登れてしまい、正午には槍ヶ岳の山頂に、午後の時間を持て余す感じになりました。
1日目は寝不足なのでビールをいただいた後、爆睡して身体の休養にはなりましたが・・・。
翌日はご来光を楽しんだ後の朝食だったので遅い6時半ころの出発、それでも南岳小屋から9時に下山開始、体力的には相当余裕でした。
大キレットを目の前にして「惜しい!」と強く感じながらの下山となりました。
まあ、また来る理由がはっきりと見つかったということではありますが(笑)
今から、大キレットを歩きに行くことが楽しみになっております。
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