記録ID: 1276714
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
初秋の木曽駒ヶ岳・紅葉の池めぐり
2017年09月30日(土) ~
2017年10月01日(日)
- GPS
- 20:47
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 580m
- 下り
- 571m
コースタイム
2日目
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 5:59
GPSをonにするのを忘れてしまった。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
中央高速バスで名古屋(名鉄バスセンター)から駒ヶ根市(バスセンター、駒ヶ根駅より徒歩5分)まで3時間弱。名古屋からの便だと、菅の台バスセンター(菅の台BC)を経由する便もあり、駒ヶ根市(バスセンター)の方まで行かずにロープウェイ行きの路線バスに乗り換えられる。 東京(バスタ新宿)から駒ヶ根市までは4時間弱だが、大月・甲府のあたりはよく渋滞するようだ。東京からの便は、菅の台BCを経由しない。 マイカーの人は、菅の台BCの駐車場に停めて路線バスに乗り換える。駐車場は、駒ヶ根ロープウェイHP内の「交通アクセス」のページに案内されている。 https://www.chuo-alps.com/access/ 2.路線バス 路線バスは、駒ヶ根駅〜すずらん通り(バスセンター最寄り、徒歩2分)〜菅の台BC〜しらび平で、30分ごとに運行されている。マイカーの登山者が圧倒的に多いため、土日などは菅の台BC〜しらび平間で増便されており、車両のある限りピストン輸送されているようであった。 3.ロープウェイ 駒ヶ岳ロープウェイは、通常は30分間隔の運行で所要7分30秒。土日など混雑期はおよそ10分間隔で間断なく運行されている。それでも2時間待ちなどになり、整理券が配布されている。整理券は一人1枚しかもらえない。 初夏から初秋までは8時始発で17時終発だが、下山日の日曜は多くの登山者・観光客が下りロープウェイを待っており、18時過ぎまで運行していたようだった。 ロープウェイと路線バスの運行の詳細は、駒ヶ岳ロープウェイのHPで確認。 https://www.chuo-alps.com/fare/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔目次〕 1.しらび平まで 2.千畳敷から乗越浄土 3.乗越浄土・宝剣山荘 4.駒飼の池・濃ヶ池 5.馬の背から木曽駒ヶ岳 6.頂上山荘から宝剣山荘まで 1.しらび平まで 菅の台の少し先(黒川平の先)は一般車通行止めで、路線バスとタクシーしか入れない。待避場所を除いて1台が通れる程度の道幅で、すれ違い待ちが多い。登った日は猿を多数目撃した。 しらび平(山麓駅)では、ロープウェイの建物の前にバスが余裕で旋回できる以上の舗装された広場があり、ロープウェイ待ちの登山者が多数腰を下ろしていた。また、隣接のうどん屋(スタンド売店)で、うどん・そば、わさび豚まん、五平餅などが買える。コインロッカーはロープウェイ建物の入口付近にある。 2.千畳敷から乗越浄土 千畳敷駅(日本一の標高の駅)に着き、階段を下ると、すぐに登山ポストがあった。左へ進むと千畳敷カール側に出られ、右へ進むと売店・食堂へ出られる。売店の向かいから下界側に出る扉もある。 下界側の扉を出ると、すぐに南アルプスと富士山の大展望(ロープウェイの籠の中からも見えるが)。千畳敷カール側に出れば、千畳敷カールと宝剣岳の稜線が見渡せ、アルプス展望を満喫できる。ただ、土日など混雑期は人がごった返している。トイレは、千畳敷カール側に出て左へ進んだところにあり、水洗で紙も付いていた。 千畳敷にもコインロッカーがある。千畳敷ではドコモは圏内。 カール側に出て少し左へ進むと、駒ヶ岳神社の祠があり、祠の左へ進むと極楽平の方へ、右へ進むと乗越浄土(宝剣山荘)へのルートになる。祠からしばらくは観光客と一緒の道を歩くが、10分程度で八丁坂分岐点に着く。観光客は右へ曲がって剣ヶ池を経由してホテル千畳敷に戻る散策路が続く。登山者は左へ曲がり、八丁坂の登りへ差し掛かる。 カール地形なので、八丁坂は登るほどに傾斜が厳しくなり、最後はジグザグと登っていく。ルートは整備されているが、土日は登山者が多く、すれ違いで待たされることも多い。登山初心者も多いので、登り優先とか、大人数パーティ優先とかのルールは理解されていない。 3.乗越浄土・宝剣山荘 乗越浄土に着くと、南アルプス以外の展望が得られる。空木岳など中央アルプスの南部や、蓼科山・北八ヶ岳などが見える。宝剣山荘の裏側(西側)まで行くと、御嶽山や恵那山も見える。木曽駒ヶ岳は中岳に隠されて見えない。 8月上旬に登ったときには、ご来光は八ヶ岳・赤岳の右から登ってきたが、今回は10月に入った初日だったので、ご来光は甲斐駒ケ岳の左から登ってきた。どこから登るかは小屋の人に聞くのに限る。 宝剣山荘もドコモは圏内。山荘内にドコモのブースターのような装置があった。 4.駒飼の池・濃ヶ池 駒飼の池へは、宝剣山荘のすぐ前から伊那前岳の方に向かって左へ下る道がある。ゆるゆると下っていく道で、植生保護のための緑ロープがあるので全く迷わない。すぐに小沢の音が聞こえてきて、水を感じながらの下りになる。行く先には駒飼の池が見えるが、池というより水路が光って見えていた。駒飼の池には看板が立っている。 駒飼の池を出てしばらくすると、傾斜のある下りになる。10月に入って早朝は冷え込むので、ルート上には氷の張っている箇所もあった。氷を避けて歩ける程度だったので、通過は可能であった。途中に木ハシゴの箇所があるが、慎重に下れば危険はない。急傾斜を下りきったあたりに伊勢滝への分岐があるが、指導標はほとんど倒れていた。伊勢滝へのルートも不鮮明のようであった。 分岐を過ぎて、しばらくはトラバースの道で、時折涸れ沢を横切り、時折は低木帯に入る。岩ごつごつの広いところに出ると、濃ヶ池は近い。湿地帯に出て、水を踏みつけながらさらに進むと、すぐに濃ヶ池に着く。一番奥(馬の背・将棊頭山に近い方)に休憩に適した大きな岩がある。濃ヶ池からは宝剣山荘や宝剣岳が望める。また、池の向こうを見上げると馬の背の尾根である。 濃ヶ池を過ぎると少し登り返すが、その後はトラバースして八合目の分岐点に出る。八合目にはしっかりした指導標があった。駒ヶ岳に先に登り、将棊頭山まで行ってから、池経由で宝剣山荘に戻る登山者も多かった。 5.馬の背から木曽駒ヶ岳 八合目分岐点からは、森林限界を越えた馬の背の展望尾根を登っていく。八合目を出て少し歩けば御嶽山や北アルプスを望むことができる。次第に傾斜がきつくなっていき、20分ほどで小ピークに着く。小ピークからは北アルプスはもちろん、濃ヶ池を見下ろすこともできる。 小ピークを越えて再び傾斜は緩くなるが、その後またかなりの傾斜になる。軽い岩場を登り切って、2番目の小ピークに着く。そこからは駒ヶ岳や頂上山荘が間近に見える。 2番目の小ピークを越えてゆるゆる登っていくと、頂上山荘へトラバースする分岐に出る。分岐を越えて最後の登りに差し掛かると、まもなく山頂の祠や指導標、そして多くの登山者が確認できるようになり、広い山頂に到着する。 なお、馬の背コースを行く登山者は少なく、木曽駒ヶ岳の山頂に着くと大量の登山者に圧倒される。 木曽駒ヶ岳の山頂にある祠の隣には売店があったはずだが、さすがに10月に入っていると閉まっていた。木曽駒ヶ岳の山頂はドコモ圏内だった。 木曽駒ヶ岳から頂上山荘までは時折岩があるが難しくない広いルートを下っていく。頂上山荘を見ながら下っていき、10分とかからなかった。7月から8月上旬だと、この下りルート付近にコマクサが多数咲いている。 6.頂上山荘から宝剣山荘まで 頂上山荘から宝剣山荘までは、中岳に登って下るルートと、中岳の西側を巻いてトラバースするルートがある。登るルートは普通の岩と砂利のルート。トラバースするルートは途中、木曽側が崖になっていて、岩場を登るところが一部にある。エアリアガイド上では点線ルートになっているが、点線にするほど危険なところではないと思う。クサリは付いていないので、三点支持を守って通過していく。本当に気を付けるべき区間は5〜10分程度。 |
その他周辺情報 | 菅の台バスセンターの隣のバス停(しらび平寄り)である「菅の台」のバス停で降りると、目の前に日帰り入浴施設の「こまくさの湯」がある。大人610円。 内湯も広いし、露天風呂もある。露天風呂からは宝剣岳やホテル千畳敷が見える。なお、ザックは玄関付近に置くようになっており、貴重品は浴場入口のロッカー(100円リターン式)に入れるように推奨されている。 併設食堂があり、ソースかつ丼(ハーフサイズあり)、そば、もつ煮、枝豆、冷ややっこなどと、ビール、地酒などをいただくことができる。 菅の台バスセンターまでは歩いて5〜6分かと思う。駒ヶ根駅まで行くバスは30分ごとなので、受付などに貼ってある時刻表を見て、入浴・食事をした。 http://www.komakusanoyu.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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