記録ID: 1286729
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
北八ヶ岳・紅葉の白駒池と中山・ニウ
2017年10月08日(日) ~
2017年10月09日(月)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 08:25
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 514m
- 下り
- 537m
コースタイム
1日目
- 山行
- 1:49
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 2:47
天候 | 初日は晴れ時々曇り、2日目は晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(目次) 1.メルヘン街道・麦草峠まで 2.麦草峠から白駒池まで 3.白駒荘から高見石小屋まで 4.高見石小屋から中山まで 5.中山からニウまで 6.ニウから白駒池まで 1.メルヘン街道・麦草峠まで アルピコ交通は、マイカー登山者が増えてバス利用が減ったのか、早朝のバス便の設定がなくなってしまい、麦草峠へは9時30分発が始発となる。これで麦草峠に10時30分、白駒の池に10時49分着となり、歩き出しは11時前後となる見込みであった。 順調にバスは走っていたが、麦草峠手前で大渋滞となった。白駒の池の駐車場への列で、前日までの登山者か早朝の撮影組みが帰ってきて車を出すまで入れないらしい。山小屋で聞いた話しでは、10月8日(日)の早朝6時に列に並んで、入るまでに3時間かかった人がいた。9時頃に並んだ人は6時間待ちだったとか。バスもほとんど前に進まなくなり、運転士が運行管理本部みたいなところと無線で連絡を取り、バス停以外で降ろしてよいとの許可を得て、麦草峠の少し手前で降ろしてもらった。そこから車道を歩き、無料のトイレがある場所まで5分ほど、そこから麦草ヒュッテまでさらに5分ほど歩くことになった。 メルヘン街道は途中から山道になり、カーブの連続になる。第1号カーブ、第2号カーブと青地に白文字の標識が立っていて、たしか第63号カーブを曲がると麦草峠である。 2.麦草峠から白駒池まで 麦草峠では、メルヘン街道から南側に入ったすぐのところに麦草ヒュッテがあり、登山ポストがある。ただし、ドコモは圏外であった。小屋のトイレは有料であり、茅野側へ木道を4,5分歩いたところに無料のトイレがある。水洗で、紙もあったように思う。 麦草峠から白駒池へのルートは、まず丸山・白駒池方面の指導標に従って開けた登山道をゆるゆると登っていく。登山道崩壊防止のため丸太で土石を止めたような階段になっている。2,3分ですぐに丸山と白駒池への分岐になる。白駒池の方へ進むとまもなく樹林帯に入り、木道の道になる。ほとんど起伏はないが、木道は登ったり下ったりで、濡れていると滑りやすい。途中にメルヘン街道へ出る分岐があるが、そこを過ぎてさらに木道を進むと、白駒の池からの太い道と合流する。太い道は観光客用に整備されていて、幅広く足下も歩きやすい道である。数分進むと、十字路に出る。十字路を左へ曲がると青苔荘へ、右へ曲がると高見石への緩い傾斜のルート、まっすぐ進むと白駒荘へ続く。 十字路から白駒荘へも観光客用に整備された下りであり、下り終えたあたりで白駒池が見え、池周回コースが左側から合流する。合流地点のすぐ近くに東屋がある。そこから1,2分で白駒荘である。 白駒荘から反時計回りに周回コースがあり、ほとんどが木道である。この日は三連休で混雑が見込まれるとのことで、周回は反時計回りに指定されていた。白駒荘を過ぎるとすぐに高見石への急傾斜ルートの分岐がある。左へ進むといよいよ木道になるが、前日の雨で濡れていて、とても滑りやすそうで、慎重に進んだ。まもなくニウへの分岐になる。白駒荘からニウ分岐の前後までは池の近くにルートがあり、湖と紅葉を撮影するポイントがいくつもあった。ニウ分岐を過ぎてさらに回ると、八千穂高原への分岐がある。このあたりは池から離れているルートで、代わりにみごとな苔があちこちにあり、苔の撮影者が多く陣取っていた。分岐を過ぎてしばらく進むと、青苔荘のテント場の脇を過ぎ、青苔荘の小屋の前に着く。小屋の前を通り過ぎてゆけば、先ほどの十字路に出る。小屋の前から湖側に降りていくと、ボート乗り場がある。またボート乗り場の右へ進む道を行けば、池周回コースが続き、再び池の間近を通って、白駒荘手前の東屋のあたりに合流する。 白駒荘も青苔荘もドコモは圏外であった。十字路の付近まで戻ると、ドコモは圏内である。 3.白駒荘から高見石小屋まで 白駒荘のすぐ近くから高見石小屋に登るルートは急な傾斜のルートであり、以前に下ったことがある。今回は、十字路から高見石小屋に登る緩い傾斜のルートを登った。ルート中に急登は一切ないが、代わりにぬかるみの連続であった。靴がどろどろになってしまった。運動靴だとかなり辛いと思われる。登っていくと、次第に稜線に近づく雰囲気になり、丸山から高見石小屋への尾根かと期待して登っていく。期待が裏切られることはなく、だんだんと傾斜がなくなっていくと、丸山からのルートに合流する。そこから少し登り返して、高見石小屋の前に出る。 高見石小屋の建物と外トイレの間を抜けて、高見石に上がっていくルートがある。ルートマークの赤丸はやや消えかかっているが、しっかりルートをたどって、安定した岩を選んで登っていく。白駒池を見下ろせる岩まで来れば展望場所としては十分だが、強者はかなり先の岩まで進んでいた。白駒池の向こうには浅間山や佐久の街、右手には中山、振り返って小屋の向こうには丸山などが見える。 高見石は大きな岩を積み上げており、ペットボトルやスマホなどを落としたら、おそらく拾うことは不可能である。余計なものを持たず、持っていくものは落とさないように注意しながら登っていくように注意喚起されていた。小屋から高見石の上まで片道3〜5分。 高見石小屋の前の広場(テント場)、小屋の中はドコモ圏外であるが、高見石まで登るとドコモは圏内になる。 4.高見石小屋から中山まで 高見石小屋から中山へは、丸山へのルートのすぐ左の道を進む。中山と90度違う方向に歩き始めるので戸惑いやすいが、指導標はしっかりしている。小屋前からゆるゆる下り、ルートが左へ90度曲がったあたりから下りがなくなり、すぐに緩やかな登りに入る。ぬかるみ、木の根、岩などが混ざったルートを登っていく。ずっと樹林帯の中で展望はなく、気候によっては蒸し暑いルートかもしれない。中山の手前の偽ピークのようなところに登り詰めると、平地になりまたぬかるみ。そこを過ぎて再び登り始めると低木帯になり、数分で中山展望台に着く。コースタイムで高見石小屋から1時間30分となっていたが、1時間弱で中山展望台まで着けると思う。 中山展望台は、まさしく展望台であり、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス(槍穂高、立山剱、後立山連峰)、蓼科山まで、180度はものすごい展望である。浅間山が縞枯れの稜線から頭だけ出している。また、八ヶ岳の南の方は、天狗岳がなんとか東と西と頭を出している。なお、中山展望台は、岩を積み上げたようなところだが、全体的には平らで広い。多くの登山者が休憩できる場所で、気持ちよいところである。中山展望台はドコモ圏内である。 中山の山頂は、中山展望台から3〜5分ほど歩いた樹林帯の中で展望はない。ただ中山から10m中山峠へ進んだところに開けたところがあり、そこからは東天狗、西天狗と硫黄岳がよく見える。 5.中山からニウまで 中山から中山峠への下りは、最初は急な傾斜の岩場の下りで、かなり気を遣う。段差も大きく、女性は苦労するかもしれない。次第に傾斜が緩くなり、まもなく木道のルートになると、樹林帯の中にあるニウへの分岐に着く。分岐から中山峠へは今年7月に下ったが、岩が多少ある下りだったと思われ、難しいルートではない。 分岐からニウへは、引き続き樹林帯の中をゆるゆると下っていく。時折ぬかるんでいるところがある。地図上では佐久側が崖のようになっているが、崖の淵を歩いている感じはない。延々と続く下りを終えて、登り返しが始まると、佐久側の崖も目に入るようになる。登り返してしばらくすると、岩を積み上げたニウが目に入ってくる。ニウが目に入ってからも10分ほど歩かされたが、最後は木の根を上り下りする、体力を使うようなルートを越えて、ニウの肩に着く。「←ニウ・中山→」というはっきりした指導標があるが、その標識の上に登ると、ニウの肩に着く感じである。 ニウ(ニュウ、乳とも表記される)の肩は広く、多くの登山者が休憩している。肩からニウの岩の上へは、岩に向かって左側から回り込んでいくようにルートマークが付いている。肩から見て裏側に回り、そこから本格的に岩の上へ登っていく感じになる。ある程度登ったところは、岩は積み上がったところだが割と平らで、高度感もない。ただ、そこから佐久側へ少し寄ると、すぐに崖が見下ろせ、茅野側から強い風も吹いていたので、崖側に近づくとかなり怖かった。 ニウの肩からは東天狗、西天狗、硫黄岳と、その左に富士山が見える。ニウの岩の上へ少し登れば(岩の上部まで行かなくても)、北アルプスの展望が得られる。ニウではドコモは圏内であった。 6.ニウから白駒池まで ニウから白駒池までは、まず樹林帯の下りで、ルートはぬかるんでいる。樹林帯の中で、尾根でも谷でもないため、幅の広い樹林の中を下っていくが、リボンのルートマークがあるのと、迷いやすいところは緑のロープが張ってあって、迷うことはない。10分弱下ると、稲子方面への分岐に着く。さらに下ってゆき、2回目の稲子方面分岐に着く。広い樹林帯の中の分岐である。 そこからさらに下ると、突然開けて湿原に出る。木道の上を進んで湿原の白駒池寄りまで来ると、「白駒湿原」の案内板があった。そこからしばらくは傾斜がない道を進んでいくが、最後に少し下っていき、白駒池が木々の間から見えるようになるとすぐに白駒池周回ルートに合流する。 |
その他周辺情報 | いつもは小斉の湯を利用していたが、一度入ってみたかった「蓼科温泉共同浴場」を利用した。入浴料500円だが、浴場内備え付けはボディソープしかなく、リンスインシャンプーは100円で購入。脱衣所に100円リターン式のコインロッカーあり。内湯のみだが、源泉かけ流し。洗い場は10個程度で、湯船も10〜12人程度でいっぱいになる程度の広さ。駐車場も数台程度。バス停ではプール平より徒歩1分程度。共同浴場内には飲料自販機くらいしかなく、プール平近くの土産物店でパンや酒類が売られていた。 蓼科温泉共同浴場 http://tateshina.ne.jp/onsen/tateshina_onsen.html 小斉の湯(北八ヶ岳ロープウェイの売店で勧められた日帰り入浴) http://www.kosainoyu.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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