臥龍山から三段峡を通って恐羅漢・十方山へ
- GPS
- 18:01
- 距離
- 59.6km
- 登り
- 2,795m
- 下り
- 2,765m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 8:04
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
土草峠から前掛山…特に問題ありません 前掛山から臥龍山…臥龍山手前の分岐(写真箇所)は要注意、左を進みます 臥龍山から聖湖キャンプ場登山口…特に問題ありません 牛小屋キャンプ場から恐羅漢山…リフトに沿って上がれば登山道に出ます 恐羅漢山から十方山…特に問題ありません(尾根コ−スは水越峠の沢コ−スのすぐ右側にあります) 十方山から瀬戸の滝登山口…特に問題ありません |
写真
感想
本当は東北の裏八幡平を計画していたのだが、生憎の天気。東北に冬が来たようだ。
天気予報の晴れを求めてGWの続きで西日本に赤線を伸ばす。
予定は北広島の芸北から六日市だった。
新幹線、夜行バス、高速バス、ローカルバスを乗り継ぎ、北広島の芸北支所へ。
前は此処から、阿佐山に向かった。今日は逆方向に向かう。天気は今日は安定してるようだが、問題は明日と明後日だ。
青空の下で前掛山に向かった。
紅葉している。秋だなあと感じる。それにしても暑いぐらいだ。前掛山は山頂直下までゲレンデが広がっているのでそこから登ると近いのだが、登った記録がなく、草むしたゲレンデは
春の阿佐山で懲りたので止めておく。
大回りをして、林道経由で土草峠に向かった。土草峠からはひと登りで前掛山の山頂の一角の電波塔に出た。此処まで林道が繋がっている為、其方を歩きそうになり、ウロウロ探すと奥にひっそりと登山道があり、ほんの少しで前掛山の山頂に着いた。唯、展望は全くないのですぐ下の林道まで降りて行く。なるほどゲレンデが此処まで上がってる。
(ゲレンデを登れそうかは確認せず)
さて、臥龍山に向かって歩き出す。出だしは稜線の気持ちの良い道だが、展望はない。途中からで林道を横切っていく。緩やかに下って、緩やかに登ると、大きな岩があり、そこが臥龍山山頂だった。
前掛山へ向かう時は暑いぐらいだったが、雲が出て来て少し寒い。木が多少あり展望もあまり良くない。
ふと山頂の碑を見ると花束が…。
『そうか、この山だったのか」
それを思い出すとゆっくり休む気にならず早々に下山開始。
聖湖キャンプ場へと向かう道へ進む下る。ズンズン下り車道に出た。
此処から聖湖を周遊する形で今日の宿泊予定地である樽床ダムに向かった。
午後3時半に樽床ダムに着いたが、時間が少し早いので今回の山旅の楽しみのひとつだった三段峡に進む。
下り出すと直ぐに竜門とか色々な滝が出て来たなかなかの眺めだ。
ところで何処にテン泊するかで少々焦る。三段峡の遊歩道にテン泊する訳にはいかないだろう。渓谷は途中で一旦餅の木という集落を通過するのでそこの駐車場にするつもりでいた。
ところがそこに着いたら余りにも殺風景なので、嫌になり再び渓谷へ。
やがて三段峡のそのハイライトである三段の滝には到着。見事な滝だが、もう日暮れ。ゆっくり見ている訳にもいかず、焦りまくり。
夕闇の中、小走りに歩く。前に観光客の姿を見た時にはこんな時間なのにとびっくり。
結局、この日は葭ヶ原というトイレがある広場にテン泊させて頂いた。
翌日、朝未明にテントをたたみながら空を見上げると星が出ていた。どうやら今日も天気が良いらしい。
今日は三段峡の残りの部分を通って、牛小屋キャンプ場から恐羅漢山には登る。
まだ薄暗い中の三段峡渓谷を歩く。
三段峡のもうひとつのハイライトである二段の滝と猿飛の渡船場に着く。二段の滝と猿飛は舟でしか行けなくて、早朝に舟が出る訳も無く断念。
更に先に進もうとして、「エッと!」となった。
「通行止め」の立て札。
『嘘でしょう』、実は通行止めになっていたのは知っていたが、HPで通行出来ますと書いてあったのを見たのだが…
此処まで来て引き返すのは無理なので進まさせてもらった。行って見て、通行止めの理由が良くわかった。なるほど、正に復旧中。危険箇所はないが、これでは通行されると迷惑だろう。
幸い早朝に工事は無く、通らせて頂いた。
ここで三段峡は終わり、後は渓谷に沿って車道を牛小屋キャンプ場へ進むだけと思っていた。ところが田代橋まで淡々と車道を歩いていたが、田代橋から先の道は山道!
『ウソ!地図は車道だよ〜』
ヤマレコ等で歩いた方の記事を丹念に読めば良かったのだが、失敗。
山道は石垣等でしっかりと法面を補強しているところもあり、かつてはかなりしっかりした道のようであったが、現在は崩壊しているところもあり、ほぼ渓谷沿いの山道だった。
山道をかなり歩いてやっと砂防ダムが出るとそこから先は林道となり、その少し先が牛小屋キャンプ場だった。
キャンプ場の真上がスキー場となり、登山道はそのスキー場の橋につけられているようだ。
というのはリフト上部まで登山道がわからず適当にスキー場を登って行った。
登山道はかなり急な登りが続く。汗をかきかき登る。なかなか稜線に出なかったが急登を登り切って稜線に出たら、道は緩やかに山頂に続いて行った。
山頂は展望が良かった。唯、恐羅漢山は一応広島県の最高峰なのだが、このあたりは同じぐらいの高さの山ばかりで、遠望はもうひとつだった。
恐羅漢山からは旧羅漢山経由で十方山に向かった。それにしても旧羅漢とは不思議な名前?
旧があるから新があっても良いような感じだが?
恐羅漢山とはほぼ双児峰の関係だが、此方の山頂はひっそりとしていた。
此処から十方山に向かうのだが、最初は緩やかに下るのでこの方向であっているのかと不安になるが、最後にはドシドシ下らされて水越峠に到着。此処から沢沿いのコースと尾根筋のコースとの2つの十方山に登るコースがある。尾根筋のコースは道標もなく地図にも載ってなかったが、おそらくトレラン大会のコースのようでしっかりした道が山頂に続いていた。
山頂までなかなかの登りが続いて、此処から最高点という場所に着いたが、展望もなく山名表示も何もない。狐に包まれた感じで歩く。緩やかに下って行くと小高い丘があり、そこが十方山だった。
着いた瞬間、「エッ」と思わず声を上げた。
展望が素晴らしい。特に西の方に笹原が広がって、西の山々が見える。あの尖ったのがきっと吉和冠山だ。
気持ちの良い山頂で多くの人が休んでいた。自分はあまり休まないのだが、この山頂はなかなか去り難かった。
心惜しいが山頂を後に笹原の中に続いている下山道を下り出す。
最初は緩やかだが、やはり途中からはだんだん急になる。人気の山みたいで登って来る人も多い。下山口の近くに瀬戸の滝という場所があるが、滝は三段峡で堪能したので、パスしてそのまま下山した。
下山後は吉和に向かったが、歩きながら翌日の事を考えていた。
予定では、吉和冠山から寂地山そして小五郎山と縦走する計画だが、天気がかなり悪そうだ。山行自身も風雨の中では嫌だが、それよりも雨の中のテン泊が嫌だ。今日はこんなにいい天気なのに明日は何度天気予報を確認しても雨の予報…。
結局、コースをひっくり返す事にして一先ず、吉和サービスエリアからバスに乗り、六日市へと向った。
従って、芸北から吉和までの山行は一旦終わりとなった。
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