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Yamareco

記録ID: 139695
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳・赤岳(真教寺尾根・県界尾根)

2011年09月24日(土) ~ 2011年09月25日(日)
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yarijapan その他1人
GPS
25:05
距離
13.3km
登り
1,397m
下り
1,387m

コースタイム

10月1日 美し森ファーム駐車場-10:22賽ノ河原-11:18牛首山11:30-14:07赤岳山頂(休憩)-14:40赤岳天望荘
10月2日 7:35赤岳天望荘発(下山トラバース道)-(県界尾根)-10:35美し森ファーム駐車場
天候 両日とも晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
真教寺尾根を登りに利用する際は美し森ファームの駐車場が便利です。登山者に開放されてます(無料)
県境尾根を登りにする場合は登山口近くに路駐できそうです。
コース状況/
危険箇所等
真教寺尾根も県界尾根も赤岳山頂付近は岩場鎖場が連続します。一つ一つは決して難しくないですが、そこまでに体力や気持ちが落ちているとキツイかも。

http://www.yatsugatakes.com/index.html
↑このサイトはとっても詳しく八ヶ岳の登山道について記されています。
自分の記録より遙かに参考になりますので是非ご覧になって下さい(笑)

下山後の立ち寄り湯としては中央道への道すがら、甲斐大泉パノラマの湯がおすすめです。700円。
天気が良ければ富士山が見えるとか。広々して綺麗な温泉です。
参照URL:http://panoramanoyu.sakura.ne.jp/panorama.htm
美し森ファームの駐車場の脇から少し歩くと羽衣の池。登山者以外のお客さんも結構歩いている。
2011年09月24日 09:38撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 9:38
美し森ファームの駐車場の脇から少し歩くと羽衣の池。登山者以外のお客さんも結構歩いている。
賽の河原の近くまでリフトが運行している。事前に調べた時間より早い時間から運行していたようで、ちょっと「乗ればよかったかも・・・」と思ったりして(笑)
2011年09月24日 10:17撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 10:17
賽の河原の近くまでリフトが運行している。事前に調べた時間より早い時間から運行していたようで、ちょっと「乗ればよかったかも・・・」と思ったりして(笑)
賽の河原。リフト利用者も結構いる。そんな中先を急ぐ二人の形相はどうだったろうか・・・
2011年09月24日 10:24撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 10:24
賽の河原。リフト利用者も結構いる。そんな中先を急ぐ二人の形相はどうだったろうか・・・
ga-koさん撮影。「なんの花か分からない」(本人談)
2011年09月24日 10:28撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 10:28
ga-koさん撮影。「なんの花か分からない」(本人談)
ga-koさん撮影。「マツムシソウ」だそうで。
2011年09月24日 10:29撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 10:29
ga-koさん撮影。「マツムシソウ」だそうで。
ga-koさん撮影。「トリカブト」だそうで。
2011年09月24日 10:54撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 10:54
ga-koさん撮影。「トリカブト」だそうで。
真教寺尾根は殆ど眺望のない登り。時折、木々の間から赤岳がのぞく。
2011年09月24日 11:47撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 11:47
真教寺尾根は殆ど眺望のない登り。時折、木々の間から赤岳がのぞく。
天狗尾根の天狗たる箇所?バリエーションルート。
2011年09月24日 12:18撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 12:18
天狗尾根の天狗たる箇所?バリエーションルート。
ga-koさん撮影。「コケモモ」だそうで。
2011年09月24日 12:35撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 12:35
ga-koさん撮影。「コケモモ」だそうで。
北八で見られる「縞枯」のような現象か?立ち枯れしている木がかたまっている。
2011年09月24日 12:37撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 12:37
北八で見られる「縞枯」のような現象か?立ち枯れしている木がかたまっている。
振り返ると歩いてきた真教寺尾根と遠くに富士山。富士山好きなga-koさんが感激して「フジ返れば・・・」と言葉を間違える(笑)
2011年09月24日 12:48撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 12:48
振り返ると歩いてきた真教寺尾根と遠くに富士山。富士山好きなga-koさんが感激して「フジ返れば・・・」と言葉を間違える(笑)
ついに始まった岩場・鎖場。来週に予定している槍ヶ岳を含む北アルプスの練習のつもりでやってきた。
2011年09月24日 13:03撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:03
ついに始まった岩場・鎖場。来週に予定している槍ヶ岳を含む北アルプスの練習のつもりでやってきた。
順調に登るga-koさん。「手がかり足がかりがしっかりあるので楽」との感想。
2011年09月24日 13:05撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:05
順調に登るga-koさん。「手がかり足がかりがしっかりあるので楽」との感想。
実際の傾斜は写真で見るほどじゃない。
2011年09月24日 13:06撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:06
実際の傾斜は写真で見るほどじゃない。
しかし鎖場が次から次に現れると・・・
2011年09月24日 13:16撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:16
しかし鎖場が次から次に現れると・・・
精神的にも疲労するかも
2011年09月24日 13:17撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:17
精神的にも疲労するかも
唯一、オッサンも気持ちを引き締めたトラバースありの鎖場。鎖を掴んだ時の体勢に気をつけないと体を振られる。
2011年09月24日 13:23撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 13:23
唯一、オッサンも気持ちを引き締めたトラバースありの鎖場。鎖を掴んだ時の体勢に気をつけないと体を振られる。
県界尾根方面??あんな崖を下山しなきゃならないの??と驚愕した。実際はその向こう側に登山道があった(笑)
2011年09月24日 13:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:31
県界尾根方面??あんな崖を下山しなきゃならないの??と驚愕した。実際はその向こう側に登山道があった(笑)
頂上方面。小さく道標や山小屋が写っている。
2011年09月24日 13:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:31
頂上方面。小さく道標や山小屋が写っている。
手前の岩稜と背後の対比、高度感ある写真。真教寺尾根は絵に描いた様な尾根。
2011年09月24日 13:39撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/24 13:39
手前の岩稜と背後の対比、高度感ある写真。真教寺尾根は絵に描いた様な尾根。
たっぷり岩場を堪能した(もう飽き飽き)
2011年09月24日 13:41撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:41
たっぷり岩場を堪能した(もう飽き飽き)
キレットへは天狗尾根方面へ一度向かう。
2011年09月24日 13:44撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:44
キレットへは天狗尾根方面へ一度向かう。
阿弥陀岳方面。
2011年09月24日 13:45撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:45
阿弥陀岳方面。
キレットと権現岳方面。
2011年09月24日 13:45撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:45
キレットと権現岳方面。
分岐から少し登ると斜めにかかるハシゴが写っている。
2011年09月24日 13:45撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:45
分岐から少し登ると斜めにかかるハシゴが写っている。
竜頭峰から見た赤岳山頂。
2011年09月24日 13:54撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:54
竜頭峰から見た赤岳山頂。
竜頭峰の頂きにはなぜか靴が・・・
2011年09月24日 13:56撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 13:56
竜頭峰の頂きにはなぜか靴が・・・
はい、山頂です。ga-koさん頑張ったね!
2011年09月24日 14:10撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 14:10
はい、山頂です。ga-koさん頑張ったね!
フジ返れば振り!
2011年09月24日 14:14撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 14:14
フジ返れば振り!
ブロッケン現象がたっぷり出現。有り難みがなくなる程、二重三重に現れた。
2011年09月24日 14:28撮影 by  DSC-W190, SONY
9/24 14:28
ブロッケン現象がたっぷり出現。有り難みがなくなる程、二重三重に現れた。
ご来光前、月が小さく写っている。夜には星が綺麗だった。ga-koさん「ミルキーウェイも見えた」と初めての稜線での星空に感激していた。
2011年09月25日 05:31撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 5:31
ご来光前、月が小さく写っている。夜には星が綺麗だった。ga-koさん「ミルキーウェイも見えた」と初めての稜線での星空に感激していた。
明けて9月25日。ご来光としてはやや雲が厚くてハッキリしなかったけど、見事な雲海にga-koさんも満足。
2011年09月25日 05:35撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 5:35
明けて9月25日。ご来光としてはやや雲が厚くてハッキリしなかったけど、見事な雲海にga-koさんも満足。
朝焼けの赤岳にはならず。
2011年09月25日 05:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 5:31
朝焼けの赤岳にはならず。
今日も富士山はご機嫌に顔出してる!
2011年09月25日 05:30撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 5:30
今日も富士山はご機嫌に顔出してる!
北アルプス方面もくっきり見える。大キレットは分かり易いな。
2011年09月25日 07:30撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 7:30
北アルプス方面もくっきり見える。大キレットは分かり易いな。
本当は岩稜歩きの練習に横岳方面に歩こうかと思ったけど、昨日あれだけ岩場を歩いたので下山することにした(笑)
2011年09月25日 07:30撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 7:30
本当は岩稜歩きの練習に横岳方面に歩こうかと思ったけど、昨日あれだけ岩場を歩いたので下山することにした(笑)
と言うことで、天望荘から県界尾根へと繋がるトラバース道に進む。思ったより荒れていた。
2011年09月25日 07:39撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 7:39
と言うことで、天望荘から県界尾根へと繋がるトラバース道に進む。思ったより荒れていた。
振り返ると天望荘。特徴は風呂がある、食事がバイキング形式なこと。
2011年09月25日 07:41撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 7:41
振り返ると天望荘。特徴は風呂がある、食事がバイキング形式なこと。
トラバース道、ハシゴなんかもあったりする。結構なUPDOWNもあった。トラバース道じゃないじゃん!
2011年09月25日 07:47撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 7:47
トラバース道、ハシゴなんかもあったりする。結構なUPDOWNもあった。トラバース道じゃないじゃん!
やがて赤岳頂上に続く道と出会う。
2011年09月25日 07:51撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 7:51
やがて赤岳頂上に続く道と出会う。
いきなり鎖場が。はい、もちろん、登りません。
2011年09月25日 07:51撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 7:51
いきなり鎖場が。はい、もちろん、登りません。
だって下山したって鎖場あるし。結構長い鎖場がいきなり待っている。ga-koさんは三点支持がどうのこうの言って、頭で考えて降りてくるので時間がかかる・・・
2011年09月25日 07:59撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 7:59
だって下山したって鎖場あるし。結構長い鎖場がいきなり待っている。ga-koさんは三点支持がどうのこうの言って、頭で考えて降りてくるので時間がかかる・・・
つららが垂れていた。この洞窟なら寝泊まりできる。
2011年09月25日 08:05撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 8:05
つららが垂れていた。この洞窟なら寝泊まりできる。
ga-koさん撮影。「カワラナデシコ」だそうで。
2011年09月25日 08:10撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 8:10
ga-koさん撮影。「カワラナデシコ」だそうで。
大天狗に到着!!って何が大天狗なのか・・・
2011年09月25日 08:33撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 8:33
大天狗に到着!!って何が大天狗なのか・・・
県界尾根の岩場はさほど長くなかった。あとはこんな眺望の効かない樹林帯歩き。
2011年09月25日 08:34撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 8:34
県界尾根の岩場はさほど長くなかった。あとはこんな眺望の効かない樹林帯歩き。
天狗の頭がない。
2011年09月25日 08:34撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 8:34
天狗の頭がない。
ga-koさん撮影。「シラタマなんとか」だそうで。
2011年09月25日 09:03撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 9:03
ga-koさん撮影。「シラタマなんとか」だそうで。
ga-koさん撮影。「分からない」だそうで。
2011年09月25日 09:05撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 9:05
ga-koさん撮影。「分からない」だそうで。
小天狗。防火線の頭って何?山の名前なんだけど・・・
2011年09月25日 09:15撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 9:15
小天狗。防火線の頭って何?山の名前なんだけど・・・
小天狗分岐。ここから尾根を降りて登山口に向かう。
2011年09月25日 09:16撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 9:16
小天狗分岐。ここから尾根を降りて登山口に向かう。
振り返ると赤岳と真教寺尾根が。
2011年09月25日 09:32撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 9:32
振り返ると赤岳と真教寺尾根が。
決して歩きやすい道ではなかった登山道が終わると・・・
2011年09月25日 09:42撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 9:42
決して歩きやすい道ではなかった登山道が終わると・・・
鼻歌まじりのハイキングコースに変わる。でも地味に長いので注意。
2011年09月25日 09:56撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 9:56
鼻歌まじりのハイキングコースに変わる。でも地味に長いので注意。
車道に出たところ。こんな感じで数台なら駐車しても問題なさそう。
2011年09月25日 10:10撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 10:10
車道に出たところ。こんな感じで数台なら駐車しても問題なさそう。
しばらく車道を歩く。これも地味に長い。はやる気持ちを抑えつつ歩く。
2011年09月25日 10:16撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 10:16
しばらく車道を歩く。これも地味に長い。はやる気持ちを抑えつつ歩く。
県界尾根を利用する場合、推奨駐車場はここ。でもこの手前にチェーンの着脱場(広い)があるし無雪期にはそこを利用するのもいいと思う。
2011年09月25日 10:19撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 10:19
県界尾根を利用する場合、推奨駐車場はここ。でもこの手前にチェーンの着脱場(広い)があるし無雪期にはそこを利用するのもいいと思う。
ga-koさん撮影。「アザミ」だそうで。
2011年09月25日 10:36撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 10:36
ga-koさん撮影。「アザミ」だそうで。
ga-koさん撮影。「リンドウ」だそうで。植物のことに関しては苦情は受けつけません(嘘)
2011年09月25日 10:36撮影 by  DSC-W190, SONY
9/25 10:36
ga-koさん撮影。「リンドウ」だそうで。植物のことに関しては苦情は受けつけません(嘘)
無事帰ってきました。団体客を迎える社員さんが自分たちにも声を掛けてくれた。勝手に駐車場を利用する・・・といって迷惑がることもなく気持ちの良い人でした。お疲れ様でした。
2011年09月25日 10:24撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/25 10:24
無事帰ってきました。団体客を迎える社員さんが自分たちにも声を掛けてくれた。勝手に駐車場を利用する・・・といって迷惑がることもなく気持ちの良い人でした。お疲れ様でした。

感想

「槍ヶ岳に登りたい!」ga-koさんの無邪気な願いを叶える為
そして最近山歩きのモチベーションが落ちたオッサンを奮い立たせるため
八ヶ岳一般登山道では難しいとされる真教寺尾根と県界尾根を歩くことにした。
そして赤岳から横岳や阿弥陀岳へ歩き岩稜慣れして貰えれば完璧。
先々週は残暑厳しい丹沢大倉尾根を往復し体力の確認を行っている。

槍ヶ岳の穂先の岩場鎖場を歩く訓練と思って企画した本山行だが
実際考えると槍ヶ岳登るより遙かにキツイ山行な気がしてきた。
ま、オッサンも未踏ルートを辿りたかった訳で問題なしってことで。

朝3時に起きて4時に自宅を出発。順調に高速道路を運転中事件は起きた。

ga-koさん「あああっ・・・ごめんっ!!」

オッサン「ええ?何何??」

すぐに嫌な予感が・・・登山靴を持ってくるの忘れたんじゃないか・・・

果たしてその通り!日頃山歩きでは服着るより靴が大事だって言っていたのに!
そういえば出かける時、靴をしまった手提げが他の荷物と離れて置いてあった。
内心「靴忘れるなよ」と思ったが、まさかと思い言わなかった。

運転中色々考える。
甲府や八ヶ岳の麓で登山用品店があれば・・・
いや、まだ開店してないし・・・

・・・家に帰るしかない・・・

近くのインターで降りて帰宅を決意する。
コースタイムからして何とかなる。ただ初日に岩稜歩きは無理。
真教寺尾根を辿り赤岳天望荘に行くだけでギリギリ。

オッサンも気が動転してETCレーンじゃないレーンに入り急ブレーキしたり
高速道路の上下線を間違えて進入してしまう・・・初めてだこんなの(泣)

何とか帰宅して靴を取って再出発。運転はga-koさん。
負い目があるのか飛ばす飛ばす。ガンガン追い越し車線を行く。
10時に登山口に着けば、天望荘にコースタイム通りとしても16時に着けると目算していたが
実際は9時30分前に到着。身支度して出発、先を急ぐ。
先頭はここでもga-koさん。登りは苦手なはずだがいいペースで飛ばしていく。

樹林帯の歩き、結構暑くて汗をかく。いつもなら不満を言うところだが負い目もあってか
黙って先を歩いていく。あっと言う間に賽の河原、牛首山に到着。
かなりコースタイムを短縮できた。これならば赤岳頂上に14時に着けそう。

真教寺尾根は全編岩稜歩きという訳じゃなくて、行程の殆どが樹林帯歩き。
眺望もあまり効かない我慢の歩き。すれ違うのは男性ばかり、山ガールは一切いない。
赤岳がどーんと正面に望めるようになると岩場・鎖場が始まる。

どんな岩場かと警戒していたが手がかり足がかりがしっかりあって鎖に頼りきらないでも登れる岩場が殆ど。
ga-koさんもゆっくりだが確実に登ってこれる。曰く「経ヶ岳(佐賀と長崎の県境にある山)の鎖場より簡単」
しかしながら次々と現れる岩場鎖場、やや食傷気味になる二人。

結局赤岳には14時を少し過ぎてしまったが、コースタイムからすれば十分早い。
山頂で記念撮影して天望荘に向かう。
結構な人が赤岳に登っていたようで、この天望荘への道は混雑していた。
人が少ない真教寺尾根から来た二人にはちょっと戸惑う人の多さ。

この天望荘への道でちょっとサプライズ。ブロッケン現象が出現。
しかも二重三重にボヤボヤと現れる。それも何カ所も。
有り難みもあったもんじゃない。

天望荘はそこそこの混み具合、布団は1枚で2人で寝ることになる。
とりあえず食堂で生ビールを注文する二人。うーん美味しい!
15時30分まで女性が風呂に入れるのでga-koが風呂に急ぐ。
オッサンは再びビールを飲む。山で飲む酒は格別だ。

風呂が男性の番になり、オッサンも風呂に向かう。
ちょっと混んでいて少し待ったりもする。入ってみると五右衛門風呂。
お湯の衛生状態についてはノーコメント(笑)汗を流せるだけで幸せ。

風呂上がりに談話室で持ち込んだ赤ワインで再度の乾杯。
談話室は暖かくて(寝床は寒い)最高。たくさんの登山者で賑わっていた。

夕食。ここはバイキング形式。使い捨てのプレートを持ちおかずを登山者自ら盛っていく。
ご飯とみそ汁は山小屋のスタッフさんがよそってくれる。

全てお代わり自由、空いている席に自由に座れば良いシステム。
これはこれで合理的でありだと思った。

朝早くから出発して計らずたくさん運転をしてしまった&真教寺尾根の疲れで
消灯時間前に寝てしまう二人。山小屋初体験のga-koさん、堂々としたもんだ。
オッサンは相変わらず眠りが浅い。なかなか寝付けない。
しかし経験上、目を閉じて横になっているだけでも十分休めると分かっている。
焦らずジッと布団の中で時が過ぎるのを待つ。
ga-koさんは夜トイレに起きたついでに星空を眺めてきたそうだ。山の上での星空は初めてだったようで感激していた。

ご来光はやや雲が厚くて完璧じゃないけど、雲海も見事で納得の出来。
朝食はバイキング、ゆっくり身支度して出発するのだが、帰りの高速道路の渋滞を避ける為
ささっとトラバース道から県界尾根を降りることにした。

トラバース道、その名の通り巻いている道なはず、その通り最初は順調な足取り。
しかしすぐにガレ沢に付いた登山道が連続、ハシゴに鎖、アップダウンもそこそこある。
ちょっとやられた感があったが、すぐに県界尾根が赤岳から下りてきた道に合流した。
上を見ると赤岳山頂まで真っ直ぐに道が出来ている。鎖も垂れている。もちろん登りません(笑)

県界尾根を降りる。当然、岩場鎖場が待っている。
登りと違い、ga-koさんの足取りは重い。三点支持がどうのこうの言ってカタツムリの様にゆっくり降りてくる。
写メ撮ってツイートできるぐらい時間がある。
オッサンは基本を無視した、後ろ手で鎖を掴みながら前向き降りでささっと降りる。
その後、一応基本を見せると言うことで、偉そうにクライムダウンをレクチャーする。

赤岳山頂への道を省いた分だけ、県界尾根の岩場鎖場は短く感じた。
すぐに道は樹林帯の道、振り返ると木々の間から赤岳がのぞく。
順調な下山、おしゃべりしながら登山口に。
登山口からは堰堤がある沢についた準舗装路を歩く。ハイキング気分。
これが案外と長くて退屈したりして。車道に出てからも長い。やはり林道歩きは苦手だ。

駐車場がある美し森ファームの手前でga-koさんの趣味である植生いじり。写真を数枚パチリ。
ファームの社員さんと言葉を交わして懐かしのマイカーに。

下山後の汗を流すべく甲斐大泉パノラマ温泉に向かう。
ここの施設は綺麗で広くてお湯も良かった。おすすめです。

風呂上がり後は寄り道せずに一気に帰路に。お約束の笹子トンネルの渋滞もなくて良かった。

登山靴を忘れるというハプニングはあったけど、所期の目的である真教寺尾根と県界尾根を歩くことができた。
来週の槍ヶ岳は大丈夫だと思う。ga-koさんもお疲れ様でした。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
杣添尾根と真教寺尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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