果無越え・小雲取越・大雲取越(熊野古道、十津川から那智まで)
- GPS
- 48:00
- 距離
- 49.0km
- 登り
- 3,454m
- 下り
- 3,258m
コースタイム
- 山行
- 1:52
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 1:53
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 10:17
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:03
1日目:小辺路(高野山〜本宮)のラスト果無越え(十津川〜本宮)の観音堂まで。
2日目:果無越え残りと、小雲取越(請川〜小口)。
3日目:大雲取越(小口〜那智)。
1日目はもう少し進めたけど、トイレ&水場優先で観音堂泊まりに。
2日目は、大雲取の地蔵茶屋まで行けたらなーとか思ってましたが、タイムアウトで小口キャンプ場泊。
天候 | 1日目・2日目:晴れ 3日目:曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(八木9:15発→ホテル昴13:45着)/3450円 帰り:那智山から那智駅までバス/480円 JR那智駅から紀勢本線(新宮方面)、松阪で近鉄乗換(奈良へ) ※バス、電車共に本数少、注意! |
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程熊野古道の区間内、整備されており、標識等も豊富です。 『わかやま観光情報』(和歌山県観光連盟ホームページ)内のコースマップを参考にしました。 山と高原地図『高野山・熊野古道』も併用。 |
その他周辺情報 | 那智駅舎2階に銭湯『丹敷の湯』あり(600円) |
写真
感想
GW後半4連休に、西国の和歌山県内札所全ても巡る行程で計画していたのですが。
なんか天気微妙そうやん?
熊野古道といえば石畳、雨の日に通りたくない。
てことで、3日行程バージョンで前倒しに。
まずは、“日本一長い路線バス”八木新宮線で十津川へ。
さすがにGW 、始発駅八木でも座れず!
4時間以上あるけど…と思ってたら、途中から臨時便が並走して座らせてくれました。バスの中では、沿線プチ蘊蓄のアナウンスも。
果無越えの登山口近く、ホテル昴に到着したのが14時前。
初日は観音堂までと決めていたので余裕はあるけど、トイレだけ借りてすぐ出発。
・・・してすぐ、この日一番の難関!長さ90mの吊り橋・柳本橋。
縦横&斜めに揺れる、、、高所恐怖症的には恐怖しかない(ToT)
しかし無心で、そしてへっぴり腰で通過(笑)
果無集落までは急登続きですが、着いたら楽園感凄いです(*゜Д゜*)!
世界遺産の石碑でお決まりの写真なんかも撮りつつ。
語り部の方に先導されるグループも二組。
語り部の方々はじめ「今から峠越えるんか?」と心配いただいて「観音堂までです〜」とのやり取りを繰り返します。
皆さん温かい。
有名な岩本さん家のおじちゃんには、ちょっと前に観音堂の祭りがあって、その時水出てたし、トイレもまあまあマシちゃうかな〜。火ぃだけ気いつけや!と。
ホンマありがたいです。
さて果無集落以降も、天水田や集落跡など一部を除いてほぼ急登(ノдヽ)
4キロほどしか歩いてないのに、汗だくで観音堂に着きました。
連休やし誰かいるやろ思ってたんですが、誰もおらず。
おっと〜、ついに初の山中完全ソロか〜( ゜ー゜)?!
と思いながらテント設営してたら、小辺路歩きの方が最終的には3人到着されて。
やっぱりちょっとホッとした(笑)
前日急に日程を変更した為、目的地・青岸渡寺へ納めるお経を用意してなくて、実は寝る前にテント内にてヘッデンで写経しました(笑)
あ、テント写経、めっちゃやりにくいのでオススメしません(誰もせえへんわ
2日目、果無峠まではやっぱり急登。
そしてそこからの下りも急な部分多し(笑)
しかし、上から見下ろす果無集落は天空の郷感が倍増やったし、逆に熊野川が見えたときもおお〜っ!となったし、あと道々三十三観音の石仏があったりもして、飽きずに歩けました。
八木尾バス停からは車道歩き。
これがまあまあ長い。坂もあるしまあまあダルい(笑)
中辺路に入って三軒茶屋跡からまた地道にもなりますが、本宮までがえらい長く感じました(ーωー)
良いペースのつもりが、どうやら熊野本宮で油を売りすぎて(=д= )
小雲取越の取りつきがある請川までがまた、微妙に長い(そしてダルい(笑)
ただ予定より遅れていたため、請川の中華れいめいさんがもう営業してた(´ 3`)
炒飯を食べて、後半戦へ!
あ、因みに取りつきの近くにコンビニのような店があるので、時間が合えば色々買い足せます。
小雲取越は、めっちゃ急!て斜度は少なめ、歩きやすいです。
百間ぐらでの眺望も素晴らし( ´ー`)!!
ただこの辺りで足裏に違和感が。汗で足がふやけてそうで、このままやとやばそうって感じ。
地蔵茶屋まで行くには、小口を15時出発がリミットと思っていて、それはギリ無理そうやし、明日もあるから無理せず小口で泊まろう、と決断。
決断したら、気持ちの問題なのか、がっつり足裏痛み出した(笑)
小雲取越、歩きやすい言いましたが、何気に13kmあって短くはないので、こうなるとなかなか終わらなく感じる(*_*)
が、意識してスピード上げないようにしながら歩き、小口キャンプ場(小口自然の家)へ。
小口キャンプ場は、芝生のフリーサイトで広々してました。
あ、詳細まで聞いてませんが、ホームページにある3000円でなく、もう少し安かったです。
オートキャンプもあるので、バックパッカーだけ安いのか?
ちょっと分かりませんが、、、助かりました(笑)
因みに足裏は、予想通り真っ白にふやけてました(>_<)
うーん、靴下劣化してたんでしょうな〜。新調しておくべきでした。
マメは何箇所もできてたけど、まだ水ぶくれにはなってなかったのが救い。
ってことで、できるだけケアして就寝。
そして3日目、余裕もちたいのに寝坊した(笑)
でもしっかりご飯も食べてから7時に出発。
那智駅で風呂に入って三重経由で奈良まで帰るとなるとあんま余裕がないけども、足のこともあるし、最初がしんどい行程やし、無理しない!と念じつつ、最終日・大雲取越へ!
越前峠まで、一気に800m標高を上げていきます。
また汗だくやで!
大雲取越は、今回歩いた中で、どこよりも『熊野古道感』を感じるところで。
湿気と、苔むした石畳・石段・路傍の石仏、巨石など。
さらには植林や、茶屋跡の立派な石垣なんかの、多くの人を密接に感じるものも含め、妄想に浸りながら歩くには最高でした!
地蔵茶屋までの迂回ルートは歩きやすい平坦な作業道のはずやけど、終始小石が散乱する道で、足裏痛い私にはむしろ苦行(笑)
そう、石畳って風情はあるけども、滑るし歩きにくいし何で敷くんや!といつも思ってましたが(おい)、足裏痛いと平坦な小石より楽なんですよ(当たり前?)
昔は履き物がぺらぺらやったやろから、だいぶ有難かったってことか?!と思いついて、妙に一人納得してみたり(やっぱり当たり前なのか?笑)
まさに怪我の功名な?
あと、大雲取越・小雲取越は外国人ばかりのイメージでしたが、GWだからか日本人の方が多かったです。
大雲取越を往復するトレランスタイルのイケメン外国人はいたけど(「え、凄っ!」と素で日本語で言うたら「very lo〜〜ng」とおどけてはりました)。
目的の青岸渡寺と、那智大社でお参りしたら、1時間に1本のバスが出たところ。
仕方ないのでお土産買ったり、黒あめソースかけたソフトクリーム(←めちゃうまかった!)食べたり。
那智駅は砂浜沿いで、駅舎の銭湯からも海を眺めつつ湯船につかれます。
最後癒されて帰路に着きました(*´ω`*)
1泊目のテン場に高野山からの小辺路歩きの方々もいたし、他の紀伊山地の古道を色々歩きたいなという思いを強くしましたよ。
蛇足ですが。
3日目、最終的にはでかい水ぶくれもできたりで、足痛めて札所に向かってて「ちょっと修行感あるやん〜」とかお気楽なことを思ったりしてたんですが、帰宅中の新宮からの電車が、次の乗換駅まで各駅停車・乗車時間179分!やったのが、地味に修行でした(笑)
massu-さん!
弥山でご一緒した水色レインです!
なんと果無→本宮行ってはったんや!
話聞けばよかった〜
日本一長い路線バス乗りたくて、果無から本宮目指したくて、こないだの女性と軽く計画したことあったんですよー
行くことになったらいろいろ教えてくださいね〜!
tumuGさん、こんな前のにありがとうございます。
本宮からの帰り、田辺とか新宮とか(もしかするとその間のどこかの駅にも?)バスがまあまあるはずで、くろしお奮発しても良いなら(笑)結構遅くても帰れたはずです。
起点の十津川も人が暖かくて良いところでした!
また何でも聞いてください〜( ´ ▽ ` )ノ
私も小辺路は未踏区間があるし、近々リベンジします!
熊野古道は中辺路しか行ったことないので詳しいmassu-さんと出会えて嬉し〜
交通機関含めいろいろ教えてください!
いやいやー、めっちゃ詳しいわけではないですが(*_*)、分かることならなんでも( ´ ▽ ` )ノ
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