燕岳、北燕岳

2018年06月14日(木) [日帰り]

• GPS: 08:58
• 距離: 11.4km
• 登り: 1,557m
• 下り: 1,555m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:35
• 合計: 8:57

1:17 中房温泉登山口
1:43 1:45 第１ベンチ
2:04 2:06 第２ベンチ
2:32 2:41 第３ベンチ
3:01 3:03 富士見ベンチ
3:30 3:32 合戦小屋
3:42 3:45 合戦山(合戦沢ノ頭)
4:16 4:17 ベンチ
4:55 いるか岩
5:28 めがね岩
5:36 燕岳
6:03 6:47 北燕岳
7:09 7:11 燕岳
7:16 燕岳
7:17 めがね岩
7:27 いるか岩
7:39 7:58 燕山荘
8:13 ベンチ
8:32 合戦山(合戦沢ノ頭)
8:41 合戦小屋
8:55 9:02 富士見ベンチ
9:20 第３ベンチ
9:38 9:40 第２ベンチ
9:56 第１ベンチ
10:14 ゴール地点

天候

快晴

写真

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撮影機器：

E-M1MarkII OLYMPUS CORPORATION

感想

Katsuma0628

梅雨の晴れ間を利用して妻と燕岳と北燕岳に登って来ました。
　14日は日本海の高気圧に覆われ快晴になる予報でPⅯ2．5や黄砂も殆ど無くクリアな視界を得られそうだったので有休を頂き、当初ソロで中房温泉から大天井岳日帰りしようと考えて居たのですが、夜勤明けの妻が燕岳に一緒に行きたいと言ってくれたので、妻と一緒に燕岳とついでに北燕岳に登りました。
　合戦尾根上部から日の出と表銀座主稜線越しにモルゲンロートに染まる槍・穂高連峰を望むのを目標に中房温泉を1時半スタートに決めて自宅を出発します。安曇野インターで高速を下り、24h営業の西友豊科店でおにぎりとパンを買い、中房温泉へ向かいます。
　中房温泉へ続く暗く細い林道を走り、1時過ぎに中房温泉の登山者駐車場に着くと平日の為、駐車している車は少なかったです。到着後直ぐに身支度をして中房温泉を1時15分に出発しました。
　妻が先頭を歩き、後に私が続きます。妻もかなりペース良く登り、登山口の気温は10℃を下回っていましたが、第一ベンチを過ぎた辺りから雲の中を登り、湿度が高く、暑く汗が出ます。第二ベンチまでコースタイム1．5時間のところ50分で登り、このペースなら大天井日帰り行けるね！と言いながら登っていました。今回はアフター登山の楽しみも大きいので、大天井はまた今度の楽しみにとっておきます。
　ベンチ毎に休憩時間を設けて水分補給を行いました。第三ベンチを過ぎた辺りで雲を抜け、ヘッデンを切って樹々の間から覗く満天の星空と天の川に目を奪われます。眼下には雲海が広がり、日の出への期待が更に高まります。富士見ベンチを過ぎ、合戦小屋まで来ると空が白みはじめ、ブルーアワーの時間に突入しました。合戦の頭に出ると、長野市方面に一面の雲海を従えた志賀高原の山々のシルエットが美しく見えました。八ヶ岳、南アルプス、富士山も雲海を従え素晴らしい景色を見せてくれました。合戦の頭から日の出を見る予定でしたが、表銀座方面の眺望がいまいちだったので、更に登る事にします。合戦尾根上部は雪道の割合が多いですが、冷え込んだ朝でもステップがしっかり切られているので、アイゼン無しで問題なく登れました。登山道の南側に背の高いハイマツ帯があり、その北側に沿って登山道が付けられているので、なかなか眺望が見えませんでしたが、燕山荘まであと登りで20分位の所まで来てようやく稜上に上がり、素晴らしいポジションを確保し、ここで暫く撮影タイムとしました。燕山荘のテラスには大勢のお客さんが日の出を待っていました。後に分かりましたが、東京の女子高の遠足らしく、100人位の生徒が燕山荘に泊まったようです。燃え盛るように赤く空が染まり、暫くするとテラスから「オワァ！！キャー！」と歓声が上がり、その10秒後位に自分が居た場所で眩いばかりの太陽が姿を現しました。この時間差が何とも面白かったです。日の出を撮った後は、表銀座縦走路、大天井岳、そして槍・穂高連峰が赤く染まり、素晴らしいモルゲンロートを見る事が出来ました。もちろん、燕山荘から望むモルゲンロートも綺麗ですが、合戦尾根上部からは角度的に表銀座縦走路がより迫力ある姿を見せてくれ、好みの構図を得る事が出来ました。陽が昇って来たので、一登りして燕山荘に到着しました。日焼け止めクリームを塗り、稜線は風が強かったのでソフトシェルを着て燕岳へ向かいます。山頂方面に人は殆どおらず、人気の山で非常に静かで贅沢な稜線歩きを愉しめました。優しい朝陽に照らされる奇岩群、そして西には野口五郎岳の巨大な山塊。素晴らしい景色に癒され、あっという間に燕岳山頂へ。ここから北燕岳へ向かいます、稜線上には、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、イワウメ、キバナシャクナゲなどが美しい花を咲かせていました。北燕岳も美しい花崗岩のピークで、屹立する奇岩群越しに素晴らしい展望を見る事が出来ました。
　燕山荘に向け稜線を歩きます。途中再び燕岳に登り、陽が昇り、だんだん濃くなる青空に映える槍・穂高に目を奪われながら稜線を進みます。燕山荘に到着して名物のケーキを頂きます。妻とりんごとキャラメルのケーキを頂きます。燕山荘で初めてケーキを頂きましたが、格別な美味しさでした。暫く休憩し、再び合戦尾根を下ります。雪が緩み、少し滑りやすくなっていましたが、慎重にあればアイゼンは不要でした。合戦小屋に着くと、女子生徒の団体が休憩していました。下りもベンチ毎に休憩し、水分補給をしながら順調に下れました。駐車場に戻り、アフター登山が始まります。まずは昼食。青崎の蕎麦と迷いましたが、大町市の美味しくお洒落なイタリアンカフェ「entotsu」に行く事にしました。このお店は以前「はらぺこcafe」という名前でしたが、移転して「entotsu」になってから初めて訪問しました。チキンときのこのクリームパスタとシーフードピザ、ケーキを頂きました。料理は大変美味でお店の雰囲気も素晴らしく、涼風吹く店内からは残雪を抱いた岩小屋沢岳の雄姿が望め心地良かったです。
　食事の後の楽しみは温泉です。お気に入りの葛温泉のかじかに行きました。妻は初めてでしたが、平日という事で貸切状態で愉しむ事が出来ました。かじかの露天風呂は特に最高です。帰りは妻の運転で途中山形村のアイシティにあるTSURUYAでオリジナル信州ヨーグルト、ふりかけ等を買い、19号を南下しました。中津川で再び運転を変わり、帰路につきました。
　素晴らしい朝陽と美しい景色、そして楽しいアフター登山を楽しむ事が出来ました。