鷹ノ巣山・七ツ石山 (榧ノ木尾根から登り尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,636m
- 下り
- 1,623m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りのバス:鴨沢16:48発 奥多摩駅行き 西東京バスの時刻表はコチラ http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/20110901%20hikihng%20okutama.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 全体的にとてもよく整備されています。 残雪はあります。凍結ありグズグズ雪あり場所によって色々です。 当日の様子は感想をご参照ください。 トイレ 鷹ノ巣山避難小屋、鴨沢バス停にあります。 水場 七ツ石山の水場はチョロチョロですがあります。(写真も撮ってきました) |
写真
感想
前回のハイクから1ヵ月近く山から遠ざかってしまいました。
雨後のぬかるみがイヤ、雪解けのシャーベットがイヤと休んでいましたが、
コンディションがイヤなのか、気がないからコンディションのせいにするのか
自分でもよく解らないモヤモヤした状態でした。
ところが昨日ポチっとスイッチが入ったようにやる気モードに。
よし!明日は山へ行こう!
これまでサボっていた穴埋めに少々骨のあるプランにしました。
体力が衰えていないか少々不安を抱きつつ(ふくらはぎの筋肉は見た目に落ちた)、
奥多摩駅7時25分発 小菅行きのバスに乗り込みます。
同じバスに乗車したハイカーは6名。ちょっと少なめでしょうか。
さてさて、倉戸口バス停に到着。
天気予報では真冬並みの冷え込みとなっていましたが、
日差しはとても温かく、しかも無風。
なんだかんだ言っても春は着実に近づいています。
このエリアは案内表示は素晴らしく行き届いています。
バス停から登山口の要所要所に案内があり、迷わず辿りつけました。
登山口へ向かう階段の上には地元の子供の作品でしょうか、とても可愛い案内板が迎えてくれました。
(*後にNFLblitzさんのご指摘で案内板は山野井泰史さんの作品であることが判明。
山野井さん、失礼しました。)
山道は始まるやいなや、そこそこの急坂。
むむむ。意外と手ごわいぞ。
最初は当然のごとく杉林でしたが、すぐに自然林となり、温かい日差しが降り注ぎます。
鳥のさえずりも気持ち良く、山麓はもう春間近です。
道は相変わらずそこそこの急坂が続きます。
早くもバテ気味ですが、振り向くと2月にこだわって通ったヌカザスー三頭山のラインがきれいに見えます。
あの時の熱い心が蘇って力を与えてくれたような・・。
やがて、巻くようなルートになると足取りも軽やかに倉戸山山頂に到着。
山頂はとても広く、大きな木がベンチ代わりとばかりに横たわっています。
一休みで腰を下ろすと気持ちイイ〜。
さて、お茶お茶・・ といきたい気持ちをグッっと我慢。
今日はストイックに歩くのだ!
倉戸山から榧ノ木山へはなだらかな林を歩きます。
途中尾根が広くなって、ルートがはっきりしなくなります。どこでも歩ける感じ。
なるほど、バス停横の看板にあった不明瞭な場所いうのはこのあたりのことか。
でも登りで歩く分には普通に大丈夫だと思います。
基本尾根筋をまっすぐだし、進むにつれて先細りになるので少し注意しながら進めば問題なさそうです。
倉戸山から榧ノ木山は延々と自然林が続きます。
若い木が多いですがとても豊かな林で気持ちよく歩けました。
榧ノ木山山頂手前は少し登りが急になります。でも左を巻くので、山頂は踏みません。
で、左に巻いて進むとー 前方に石尾根が見えてきました。
おー! この角度からみる鷹ノ巣山-日陰名栗山の石尾根は抜群に美しい!
広い防火帯には雪が残っているのが見えます。
あと1時間後にはあそこを歩くんだなぁと思うとワクワク。
榧ノ木山を下りにかかると北面となり残雪が凍っていたので、ここでアイゼン装着。
この先雪はあったりなかったりでしたが、結果的には最後七ツ石山をある程度下るまでずっと着けていました。
水根山の山頂下を通って石尾根に乗っかります。
むむっ。雪は想像以上にグズグズ。。
日当たりの良いところルート上の雪は無くなっていてグチャグチャ。
高度があるのでもう少ししっかり残っていると思っていたのですが、雪解けは着実に進んでいました。
まあ、春ならではコンデションということで。
少し前の自然林の道から一転、広々とした防火帯の道を楽しもう。
鷹ノ巣山頂では数人が休憩されていました。
天気は上々ですが、春霞で富士山は残念ながら展望できません。
ちょうど昼食タイムですがグズグズの雪面なので山頂の滞在はそこそこに、避難小屋まで下りることにします。
避難小屋前のテーブルは団体さんがワイワイ楽しい昼食を過ごされていたので、少し離れたテーブルでお昼にしました。
時間を読むと、のんびりした休憩が取れそう。
お湯を沸かして温かい食事でエネルギーを補充。
ここから先は尾根筋に沿ってのアップダウンか巻き道を行くかの選択が各所でありますが、
今日はストイック!と決めているので全て尾根筋通しです。
先ずは日陰名栗山。山頂手前の南面はよく開けており展望が抜群。
次いで高丸山。ここは意外にもトレースが消えていました。最後に雪が降ったあと踏まれていないのかな?
登りは雪はほとんどなく、グチャグチャの急登! 本日一番の難関でした。
山頂はやっぱりトレースがなく、キレイな丸い雪面が広がっていました。
こんなタイミングでトレースをつけながら歩けるとは!
下りは鹿くんがいいトレースをつけてくれていて助かりました。
最後のピーク。七ツ石山に向かいます。
千本ツツジへの分岐以降は残雪が多く、下が柔らかくなったグズグズの雪はトレースの上を踏んでも足首からスネ程度まで潜ります。
体力は容赦なく奪われてバテバテ。。
小ピークを越えて平坦になっても状況は同じで、平路でも少し歩いてはゼイゼイと息を整える始末。
ヤバい。余裕があったはずの帰りのバス時間がかなり厳しい状況に。。
なんとか鴨沢への分岐まで到着。
着いてみるとラッキー! ここから七ツ石山へは踏まれた数が圧倒的に多いようで、締まった圧雪。
アイゼンも良く効いて、先ほどと比べると圧倒的に歩きやすくなりました。
山頂まで一気に向かいます。踏み固めてくれた多くのハイカーに感謝感謝。ありがたいありがたい♪
七ツ石山頂からはすぐ先に雲取山の雄姿が目立ちすぎるぐらい目立ちます。
都民としては東京都最高峰はやはり特別な存在。ここまで来て届かないのは少し寂しい。
近いうちにまた雲取山に登ろう!
そして左へ続く奥秩父主脈。いつかは甲武信ヶ岳まで歩きたい。
もっとゆっくり眺めていたいが、時間を気にして下りを急ぎます。
少し戻って七ツ石山小屋方面から鴨沢へ巻きを入れて下ります。
七ツ石山小屋では「冷た〜いビールあります」の魅力的な看板。
うー。ここでビールが飲めたらどんなに幸せだろう!
でも今日はダメ。また時間がある時にねっ と素通りしました。
巻きを入れた甲斐あり、ちょうどよい時間に鴨沢バス停に到着。
できるじゃん! 今日は満足のハイクでした ★★★
ロングコースお疲れ様でした。
倉戸山登山口の看板ですが、あれは世界的登山家の山野井泰史さんが描かれたものです。
http://www.tokyo-np.co.jp/gakujin/yamanoi/yam2010050701.html
NFLblitzさん
えっ! あの山野井さんの作品でしたか
それは失礼をしてしまいました
山野井さんの『垂直の記憶』はもう10回は読み返した愛書です。
書の中で奥多摩にお住まいで、絵を嗜んでいることを紹介されていましたが、
まさかあそこにお住まいで、あの看板をお描きにたったとは
看板からはハイカーを歓迎する心がよく伝わり、
その心使いがとても嬉しく写真を撮って紹介したわけで・・
って何を言っても言いわけになってしまいますね
山野井さん、ごめんなさい。
笑ってお許しただけると信じます。
NFLblitzさん、ご指摘ありがとうございました。
shadow1100さん
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
さずがに1ヵ月サボったツケは大きく、今日は筋肉痛です
doppo634さん、こんばんは!
チョットお休みしてたんですね〜。
私も2月初めの石尾根から暫く、天気が悪かったり何となく気が乗らなかったりして山行回数がガクッと落ちてしまいましたが、またペースを上げていこうかなっと思っています
それにしても、石尾根の雪もかな〜り少なくなっちゃいましたね
また今度の冬に期待しましょう
私の方のレコにコメントありがとうございます。
倉戸山の方から登られたのですね〜。
今度行ってみようかな。
でも倉戸山と言えば、山野井さんが熊に襲われた山ですよね。
ちょっと怖い気もします。
kengamineさん
コメントありがとうございます。
雪は思ったより溶けていましたが
グチャグチャの土の上は雪解け水がチョロチョロ流れていて〜
雪がとけて 川になって流れてゆきます〜
(歳がバレる昭和の歌です)
ってのを実感する感じで悪くはなかったですよ
今は新緑の季節を楽しみにしています。
来期は雪面をしっかり歩けるようになりたいですね
kengamineさんのレコを参考にさせていただきますっ!
山野井さん 熊に襲われていましたか!
それも知らなかったです
レコにも書きましたがとても自然豊かな山なので
熊にも住み心地がいいのでしょうね。
石尾根に出るまでは熊鈴をチリンチリンしながら登りましたが、
今回は幸いに熊の気配はありませんでした。
とてもいい山だったので、緑の季節になったらまた行きたいと思っています。
熊には気をつけてないといけないですね
doppo634さん、お久しぶりです。kazu405です。
しばらく更新されてないようでしたので、心配していました。
1ヶ月ぶりのハイクでいきなりこの距離・・・さすがです
私なら間違いなく、鷹ノ巣から奥多摩駅方面を目指します。
奥多摩・秩父からは暫く遠ざかっていましたが、残雪もあと少しといった感じですね。
感想の中にもありました「ヌカザスー三頭山」、今でも鮮明に覚えています
春・夏はどの山域を歩かれるのですか?
またどこかで会えることを楽しみにしています
コメントありがとうございました
レスが遅くなりすいませn
ご心配かけてすいませんです
ちょっとタフなコースでしたが、結果オーライです
エスケープはいろいろ準備してありましたよ
ヌカザス-三頭山は刺激的でしたよね〜
来期も雪が降ったら一緒に攻めましょう
私の場合基本的にはドロドロ血液解消が目的ですから〜
あまり高いところは欲張らずに、いつもの近郊をテクテクしてると思います
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