笠新道からの笠ヶ岳●テント泊での御来光登山
- GPS
- 14:32
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,045m
- 下り
- 2,307m
コースタイム
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:37
天候 | 1日目:晴れのち曇り 夕方は雨のち曇り 2日目:最高に快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市営新穂高第3駐車場に駐車しました。 この日は、AM6時到着しました。 駐車場は、同行者のchantsubo君の野性的な嗅覚にて1台スペース確保できました。 このシーズンでは、平日においても前日入りしないと駐車は厳しいと思います。 市営新穂高第3駐車場が満車の場合で、無料駐車場を希望される 方はウロウロせず迷わずに鍋平駐車場をオススメします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■新穂高駐車場〜笠新道登山口 普通の林道を地道に歩くだけ。 コースタイムは、1時間位なのですが普通に一時間掛かりました。 林道区間は、平日だったので工事関係者や除草作業の方が仕事をされていたので車に注意して下さい。 いつもは、登山口の横に水が出ていますが、今回は出てませんでした。 あてしない方が良いと思います。 水は、笠ヶ岳山荘までありませんので、注意して下さい。 ■笠新道登山口〜杓子平 この区間2kmで標高1000mを稼ぐので、非常にキツイです。 しかし、標高1800m位からは、後ろに槍穂高のパノラマが見えてくるのでモチベーションは、非常に高くなるはずです。更に標高2000m位からは、焼岳〜乗鞍〜御嶽山まで現れてきたので感動もんでした。 急登と言われる「笠新道」でしたが、非常に整備されていて登りやすかったです。 全体的に岩ベースで自然な?階段形成をしていて、また滑り難い岩なので下山時も快適に降りれました。 個人的には、木の根っ子や泥ベースの剱岳早月尾根の方がキツイと感じます。 ■杓子平〜抜戸岳分岐 杓子平まで来ると正面にターゲット(笠ヶ岳)が表れる。 その感動は、キツイ笠新道を上がってきた御褒美の様だ。 抜戸岳分岐までは、岩場・ザレ場の道を歩き標高を上げていきます。 カールなお花畑なので、お花も咲いている場所も多いので、ハイキング的な要素も感じる。 景観的には、笠ヶ岳をアングルを変えながら歩き、途中から槍穂高も見えてくる感じです。 ルート的に不明瞭な場所も無いのですが、岩場エリアではマーカー通りに進む必要があります。 ■抜戸岳分岐〜笠ヶ岳山頂 ここまでくると後は、稜線散歩を行い山頂を目指すだけ。 多少のアップダウンは、ありますがまったく苦にならないはず。 理由は、右手に北アルプスの奥黒部エリア近くに見て、遠くに立山周辺も見える。左手には、穂高連山が見える最高のロケーションがそこにはある。 ■水は、1.5L持参するが、テント場でちょうど無くなりました。 水の確保は、登山口の水場か笠ヶ岳山荘だけなので余裕をもってください。 テント場の水は雪渓が無くなったので、確保は無理です。 山荘で確保が必要です。 笠ヶ岳山荘の水は天水です。 濾過してあるのでそのままでも飲めるそうですが、気になる方は煮沸した方が良いそうです。 |
その他周辺情報 | 帰りの温泉も新穂高温泉なので方々にあります。 少し降りると、栃尾温泉や平湯・福地と多数あり。 今回は、ひらゆの森に行きました。 http://www.hirayunomori.co.jp/spa01.html 駐車場は空いていましたが、中は登山者だと思われる方がいっぱいでした。 |
写真
感想
同僚のchantsuboくんがテント装備1式揃えたとの事で、テント泊に行こうということになり、同行者リクエストから、昨年より行きたがっていた、笠ヶ岳を目指すことになる。
笠ヶ岳は、6年前に日帰りで登っていたが、タフだった印象しかなかった。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-342995.html
このハードな笠新道をテント装備を担いで登るとどんな風になるのかと、ドMな思いで期待と不安が入り混じりました。
スタートが遅かっただけに、予想以上に笠新道で暑さにやられました。
登りもキツカッタが、下山時も数回休憩して降りるほどだった。
今回は、泊りだったので夕方まで到着すれば良いと、気分的には楽でした。
杓子平まで上がると、笠ヶ岳の山体が見えるので感動モンで初めて登る、同行者は感動のあまり奇声を上げていたくらいです。
笠新道から登る、一番の御褒美はこの瞬間だと感じました。
稜線まで上がると、ガスガスで景観はゼロでした。
稜線に出て1時間くらいでテント場に到着。
さすがに平日だけに、良い場所はたくさん空いていました。
このテント場は、1張のスペースが区切られているので、パーソナルスペースが広くてGOODです。
しかし、今回みたいな風が強いと、影響を受けやすく同行者は眠れなかったそうだ(僕は耳栓持参したので爆睡だった)
夕方、雨が降り、上がってから食事を行い、大盛パスタで炭水化物をタップリ摂取する。
食事後は、もう一度小屋に行ってトイレを済ませてから、テント場に戻る。ガスっていたが、19時過ぎにはガスが抜けていて、明日BIGDAYになることを確信して、19:30には眠りにつきました。
朝は、4時に目覚めて準備を行い、御来光狙いで笠ヶ岳山頂を目指す。
山頂には、既に15名くらいの方が見えられて、御来光を待ち望んでおられました。
陽が昇る前の山々(北・南・中央アルプス・白山)がクッキリ見渡すことが出来て、宿泊登山の素晴らしさを痛感する。
イザ御来光だったが、槍の右側から上がってきており、時期的にはダイヤモンド槍ヶ岳にはならないが、素敵な瞬間に立ち会うことが出来た。
テント場まで戻ると、テントの撤収と朝食食べていたら、既に7時過ぎていた。ガスが抜けたテント場は、ヤリホが目の前に聳えていて、迫力満点だった。
うしろ髪ひかれながら、テント場を後にする。
笠新道の分岐までは、50分位で到着する。
当初は、鏡平経由で小池新道を降りる計画でしたが、同行者からのリクエスト(鏡平には以前も行ったことと、稜線から奥黒部方面の眺望を堪能したこと)を理由に笠新道を下山することにする。(結果的には、この選択が正しかったなる)
杓子平までは、心地よい風が吹いて快適登山だったが、杓子平からの登山道は、灼熱道だった。
同行者は、途中から熱中症気味だっやのか疲弊感が半端なかったが、何とか林道まで辿りつけた。
その後、林道を降りて無事下山する。
新穂高登山センターで購入した、三ツ矢サイダーが最高の御馳走だった!
翌日は、お客さんと10kmランの約束をしてあるので、疲れを残さないためにサウナのある「ひらゆの森」に行って汗を流す!
テント泊での笠ヶ岳はキツカッタが、良い山行になりました。
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