【動画】初冬・槍ヶ岳(テント泊)新穂高〜飛騨沢
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,150m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
- 山行
- 10:57
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 12:10
天候 | 【1日目】 早朝は霧雨、7時頃から基本、霧。 稜線に近づく雲を出たので雲海となる。 夜は風が非常に強く、テントが大きく揺れていた。 【2日目】 早朝は風が非常に強く、穂先登頂時のみ、運良く晴れるが、その後またすぐガスとなる。 稜線では非常に濃いガスや雪。 標高を下げるにつれて、雪〜ミゾレ〜雨となる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
閑散としており、午前5時時点で余裕で最上段に駐車出来た。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■積雪状況(2019年10月26日〜27日現在) 【新穂高〜千丈分岐(2550m地点)】 雪なし、完全夏道 最終水場の水量は豊富でした。 【千丈分岐(2550m地点)以降】 上部に行くほど、積雪も多くなる。 赤旗・トレースともに健在だが、今後の降雪でいつ完全に埋もれてもおかしくない。 降雪後の雨や冷え込みの繰り返しにより、上部の雪は固くなっており、アイゼン・ピッケルは必須。時間帯によってはストックでは非常に危ない。 【槍の穂先】 穂先全体に雪が付いており、アイゼン・ピッケルは必須。 岩と雪のミックス帯となる為、確かなアイゼンワークが求められる。 今後はウェアを含め、厳冬期に対応した雪山装備が必要となるであろう。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ナイフ
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
雪を纏った槍・穂高を眺めたく、槍ヶ岳へと向かう。
いつもは争奪戦となる深山荘方面の無料駐車場も全段併せて5〜6台程しかなく、閑散としていた。
5時出発を予定し最終パッキングと朝食を済ませるが、生憎の霧雨。
1時間出発を遅らせて様子を伺うが、待っていてもいつ止むか分からないので、6時過ぎ出発する。
いつもは退屈な右俣林道も今日は紅葉が綺麗で、テンションが上がるところだが、雨が降り続く為、逆にテンションが下がる。
穂高平小屋を過ぎたあたりで、雨が上がる。
白出沢〜チビ谷〜滝谷間も紅葉が綺麗で、出だしから下がっていたテンションも天候に比例して回復してくる。
千丈分岐以降から雪が出始め、程なく雪道となるが、トレースと赤旗もあり、有り難く登らせていただく。
稜線に近づく程、雪は固くなり、稜線では非常に強い風が吹いており、止まると一気に体温を奪われる。
テント場も容赦ない風が吹き付けており、積雪で場所選びに苦労する。
適当な岩陰にある場所を見つけ整地もそこそこにテントを設営し、逃げ込む。案の定、地面はボコボコでになったが、疲れもあり特に気になることもなく眠りにつく。
2日目、槍の穂先には雪がついていたが、既存のトレースのおかげもあり、無事に登頂を果たすことが出来た。
幸運にも自分達が穂先に取り付いている間だけ、ガスが切れており、山荘に戻ると程なくして濃いガスが稜線を覆い、飛騨沢の下降中も時折ホワイトアウト間近となった。赤旗を設置して下さっている槍平小屋のスタッフの方々に感謝である。
2日間で出会ったのは合計7組の登山者のみで、静かな登山を楽しむことが出来た。
レコへの記載としては省略しているが諸トラブルにより山行時間が遅くなっている等、問題箇所は反省しなければならないが、
穂先の登下降では大きな成長を見せてくれ、2日間一緒に歩き通してくれた相方に感謝したい。
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