仙丈ヶ岳*お花畑*(北沢峠から往復)
- GPS
- 06:32
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
天候 | 曇後小雨→曇→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・藪沢新道(馬ノ背ヒュッテ〜太平山荘)は通行禁止になっていました。 ・馬の背ヒュッテ〜大滝ノ頭五合目では雪渓の横断がありますが、特に危険ではありませんでした。(登山靴で歩いて通過可) |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
by yarijapan
3連休、あまり天気が良くない+最終日は夕方から仕事という悪条件の中で
行ける山(灼熱の大倉尾根は勘弁)ということで北沢峠からの仙丈ヶ岳に行ってきた。
3年前に単独で行った際は10月、既に山が冬支度を始める頃で、沢筋の道は
あちらこちらで凍っていたのを覚えている。
朝?2時に起床して2時30分過ぎに出発。
昨夜のうちに支度しておいたのだが寝たのは23時頃。睡眠時間3時間程度。
ちょっと寝不足だと思うが仕方がない。
いつもの通りの富士五湖道路・中央高速で芦安を目指す。
道は当然順調そのもの。ナビの到着予定時刻より1時間近く短縮。
4時50分頃に芦安入り。
ここで異変が。
市営駐車場の遙か下界なのにガードマンが何やら指示を出している。
「駐車場がいっぱいなので、この先の芝生に駐めて」
なんと芦安小学校近くの空きスペースに駐める事態に。
今までも市営駐車場が一杯で下の臨時駐車場に入れたことはあったが
まさかこんな下界に駐車しなくてはならないほど入山者が多かったとは・・・
ともかく車を置いて身支度、橋を渡ってバスに乗り込む。
このバス、5時30分に出発予定だけど時間通りにはいかない。
仕方が無い、ツイッターにツイートして時間を潰す。
やがてバスは通常の始発ポイントの市営駐車場に向かう。
ここでは車中泊した人で先発のバスに乗れなかった人が乗ってくる。
残念ながら、彼らは立ちんぼ。広河原までは結構大変だけど仕方ない。
睡眠不足と高速運転でやや疲れたオッサンはまどろむ・・・
伊豆の方言丸出しのグループがずーーーーーーーーーっと話し続けているのが耳に残りつつもしばしの睡眠。
広河原で北沢峠のバスに乗り換えるのだが、ここでも異変が。
バスが全て出払ってしまっていた。全便出発してしまった後。
幸い一度峠に行ったバスが戻ってくるとのこと。良かった。
それでも本来の到着時間より1時間近く遅れて北沢峠に到着。
さて写真撮って出発、と携帯電話のカメラを作動すべく携帯電話を探る。
「あれ?な、ない・・・どこにもない・・・」
異変again(泣)携帯電話を芦安からのバスに置いてきてしまったようだ!なんてことだ・・・
もう山歩きなんてしていたくない気持ちにもなったが、ga-koさんのことを考えれば行くしかない。
半分ふっきれた状態で登山道に入る。
北沢峠から仙丈ヶ岳への道は北沢峠近辺の3カ所からのルートと太平山荘からのルート。
近辺のルートは峠直の道、少し下ったところの道、北沢駒仙小屋からの道に繋がる道と3種、少し下ったところの道をチョイス。
樹林帯の歩きにくい道をトボトボあるき始める二人。オッサンは携帯電話落としたことで明らかにテンション低め。
しかも、小雨が降ってくる展開。
オッサンが合羽着ると雨が止む伝説と、樹林帯のため降雨の影響がさほどでもないことをいいことに
暫くはそのまま歩き続けてみた。しかし雨は止まず、ついに決意して合羽+ザックカバーを装着。
五合目に着く頃には完全に雨は止み(泣)、しかしガスガスな道を進むことに。
北沢峠からの道は距離も短いし標高差もたいしたことが無いのだが、いきなり2000メートルオーバーからスタートするので
心肺機能への負担はさすがのレベルで、ハアハアしながらの登りでペースは上がらない。
小仙丈ヶ岳の手前あたりでようやく稜線が見えた。いつもながらガスガスな山行だ。
しかし今回良かったのは7月中旬の南アルプスということ。
そう、高山植物が我が世の春を謳歌する季節。お花畑に出会えるのだ。
オッサンとしてはあまり興味はないが、ga-koさんはお花に夢中。写真撮影も拘りの設定で撮らなければ気が済まない。
ま、今回はこれを想定しての山行なんでいいんだけど、出だしで1時間遅れてしまったことを考慮に入れなきゃね。
山頂まではたっぷり時間をかけてお花畑を堪能した。オッサンもこんなに多くの種類が咲いているのには驚いた。
仙丈ヶ岳山頂はなかなかの混雑ぶり。山頂碑前の撮影はディズニーランド状態。
メンドクサイので山梨100名山の碑前でちゃっちゃと撮影。
風が強くて狭くて人が多い山頂で食事するのは嫌なのでさっと退散。
帰りのバスが心配でもあり下山を急ぐことに。しかし行きと同じ道を行くのはどうも気分が悪い。
仙丈小屋に降りて、そこから馬ノ背ヒュッテを経由して薮沢新道を下山路にすることにしていた。
下り番長の二人、ここでも大幅に下山コースタイムを短縮。
諦めていたバーナーによる「マルちゃん正麺」昼食が可能になると判断。
馬ノ背ヒュッテで早速調理。缶ビールも仕入れての豪華食事タイム。
コーヒーにスイーツも堪能。天気も快方にむかっているようで甲斐駒がヒュッテから拝めた。
さて、少しほろ酔いで下山。今まで一度も通ったことがない薮沢新道を通る訳で気合いを入れ直す。
沢に降り立つと人がわんさかいるのに気付く。なんだろ・・・
なんと薮沢新道は雪が薄いので、という理由で通行止めとのこと!
3年前に通った五合目までのトラバース道で下山しなくてはならない。
上手くいかないものだ。
広河原へのバスの時間には余裕があるけど、行きに失敗した経験からとにかく先を急ぐことにした。
下り番長の二人はサクサクと下山、思ったより早く北沢峠へ来ることができた。
バス乗り場で早速並び、バスが来るのを待つ。
予定の時刻より大幅に早くバスが客を乗せて出発してくれた。
2台目のバスに乗り込むことができた!行きとは大違いの展開。
これで広河原からのバスも早く出てくれれば良かったのだが・・・
果たして広河原からのバスは時間通り(苦笑)待ち時間に携帯電話の落とし物がなかったか山梨交通の職員さんに相談。
衛星電話使って方々に問い合わせてくれたものの、手がかり無し。連絡先を伝えてバスに乗る、失意のオッサン。
乗ったバスは1号車、てきぱきしたオバちゃんが仕切っている様子。
芦安の駐車場の手前あたりで運転手さんと会話する。
「携帯電話の落とし物って見つかったのかな」どうやらこのバスに落としてないか問い合わせが来ていた模様。
「このバスにはないのにね」そんなやり取りが耳に残っていた。
そこで芦安の市営駐車場で自分ら以外は全部下車したところで
思い切って「あの〜携帯電話落としたのって私なんです〜」と告白。
出発したときのバスのことを説明すると、「○○さんの車だわ」とすぐに無線で問い合わせしてくれた。
「○○さん、携帯電話の落とし物ありませんでしたか?」
「はい、ありましたよ」の二つ返事。思わずガッツポーズが出るオッサン。
落とし物があったことを直ぐに連絡しなくてごめんねと謝ったもらったけど
こちらは見つかったことで全てオッケー、山梨交通の職員さんの皆さんの優しさは本当に身に染みました。
自分の仕事にも通じることだと思って、よい戒めにします。
困った時にどれだけ親身になれるか、本当に大事だと思いました。
携帯もみつかって無事下山できて全て丸く収まったところで、帰り道は渋滞のオンパレードということで憂鬱な問題。
しかし今回はいつもと違うルートをチョイス。富士川沿いを南下して東名に乗るルートを開拓した。
果たして、このルート中央高速笹子トンネルの渋滞も富士五湖道路御殿場出口から246までの渋滞を避けられて高速料金も安い最高のルートと判明。
広河原へは芦安からではなく、奈良田から行くのが最適なルートということも分かった。バスも空いているし。
眺望は全く効かない残念な天気だったけど、雨が降った後のシットリとした高山植物を見ることができたこと
芦安・広河原への最短ルートを探し出せたことなど収穫はあった山行となった。
運動負荷としてはさほどではないが、高山病の症状に襲われたこともあり、高所に弱い体質も露呈した。
ga-koさんとしてはもっとゆっくりお花畑を堪能したかったとは思うけど、北沢峠からのピストンはやはりせわしなかったし、もったいなかった。
来年は?キタダケソウを見に北岳に行きたいね!
以上、お疲れ様でした。
yarijapanさん、ご無沙汰してます。
仙丈ヶ岳は雨だったんですね。
同日、鳳凰三山は曇りのち快晴でした。
ごく近い場所にも関わらず、天候がまったく異なるとは驚きです。
それにしても花・花・花!
とてもステキな季節ですね☆
山行記録の日付を間違えていました!
私が行ったのは15日でした
hansusyaさんのコメントがなければそのままにしてました
他の方の仙丈ヶ岳の記録を見てビックリしてしまいました
きっと16日に行っていれば晴れて展望も良かったでしょうけど
しっとり濡れた高山植物 はそれはそれで良かったです
この夏はどこに行きましょうかね
考えるとワクワクしますね・・・
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