南ア、三伏から聖の予定が途中で断念
- GPS
- 46:14
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,993m
- 下り
- 3,084m
コースタイム
※歩行時間:2時間55分(小休止含む)
20日 三伏小屋4:15〜(45)〜烏帽子岳5:00/5:20〜(1時間30)〜小河内岳6:50〜(2時間)〜板屋岳8:50/9:00〜(40)〜高山裏避難小屋9:40/9:50〜(3時間25)〜前岳13:15〜(1時間)〜荒川小屋14:15
※歩行時間:9時間20分(小休止含む) 休憩:40分
21日 荒川小屋6:05〜(30)〜大聖寺平6:35〜(1時間15)〜小赤石の肩7:50〜(15)〜小赤石岳8:05〜(10)〜分岐8:15〜(1時間40)〜富士見平9:55〜(30)〜赤石小屋10:25/10:45〜(2時間25)〜椹島ロッジ13:10
※歩行時間:6時間45分(小休止含む) 休憩:20分
天候 | 19日 晴れ 20日 雨とガス 21日 雨とガス |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
松川インターバス停から12時発鳥倉登山口行きのバス(料金2580)で登山口まで ※畑薙ダムから静岡に行く静鉄ジャストラインは運休してます |
コース状況/ 危険箇所等 |
※鳥倉登山口にポストとトイレ有り |
写真
感想
今年の南アルプス安全登山隊の夏山縦走第一弾は三伏峠から聖岳までの4泊5日の縦走、3年前に光岳から聖岳まで縦走した時に最後の聖岳は雨の中を登ったが何も見えなく、今度来るときは山頂から大展望を見ようねと話して下山した。今回Chiyomi隊長が計画してくれたのは、百軒洞山の家のトンカツを食べ聖岳に登るコースで4泊の長い縦走。百軒洞山の家って縦走路の中でもちょっと微妙な位置に有りここに泊まるとなるとこの日程になったそうだ。日程は海の日の連休とその翌週のどちらか天気のいい方にしようと決まった。
7月に入ると天気予報をチェックする日々が続き、海の日の連休は結局ダメで次の週も初めは余りよくなかったのでこれは今年もダメかなと思っていたらいっきに梅雨明けしてお天気マークが並んだので19日から予定通り行く事になったが・・・天気予報の信頼度がCで一抹の不安が残った。予報も週末が近付いてくると晴れから曇りマークになってしまったが中止の連絡も無いので予定通りに行く。マサコさんは用事があるので20日に車で来て椹島から赤石小屋まで登り21日に稜線で合流する事になった。
19日
8時新宿発伊那行きの高速バスに乗り松川インターで下車、ここから12時発鳥倉登山口行きのバスに乗り換える、登山口行きのバス停はインター入り口にありました。Chiyomiちゃんにタクシーではダメなの?と聞くとタクシーと乗用車は登山口まで行けないからとのこと、9時発のバスも有るけどそれに乗るには東京からでは前泊しなくては無理で結局三伏峠まで3時間なので12時のバスにしたそうです。登山口に行くバスに乗ったのは結局私達2人だけ、2時間掛かって登山口に到着した。鳥倉登山口は標高1840mにありずいぶん高いところまでバスで登って来たなぁ、3年前に登った塩川小屋はH1328mだからH500mも高いところから登れるのだから塩川ルートがすたれてしまうはずですね。
バスの運転手さんに見送られて歩きはじめる、登山道は整備されていてとても歩きやすくほとんどトラバース道でだらだらと登っていく感じの登山道でした。それでも久しぶりに10キロ以上のザックを背負っての登りは慣れるまできつい!!小休止を取りながら登り塩川登山道との分岐に着いた、3年前はここから登ってきたのよねとChiyomiちゃんと話す。その時のレポ http://yama.mogudesu.com/?eid=1233735 です。
その時に塩川小屋の小屋番さんから「南アルプス安全登山」のフラッグ貰い安全登山隊を結成〜3人で南に来るときにはフラッグを付けることにしました。塩川小屋の小屋番さん元気かなとChiyomiちゃんと話す・・・今回は三伏小屋泊まりなのでもうすこしだ。途中北岳や千丈岳が見え塩見岳も見え登山道が平坦になったら三伏小屋に着きました。着くのが遅いことも有り今日は自炊の予定、自炊小屋は私達2人の貸し切りでした。
20日
今日は今回の縦走の中で一番長い10時間コースなので夜明けと共に小屋を出発、ガスガスのなか歩きはじめる。塩見の分岐を分けて登っていくと途中お花畑のようなところを通る頃に明るくなる。樹林帯の中を登り最初のピーク烏帽子岳に着きました、ここで朝ごはんを食べる一瞬ガスが取れて明るくなったけどすぐにまたガスが掛かる。小河内岳の手前辺りで雨になりカッパを着る、ここでも一瞬ガスが取れて小河内岳の山頂がみえたけどまたすぐに見えなくなってしまった。今日は始終こんな感じの天気で止んだと思ったら降ってきてガスも取れない。樹林帯の中を板屋岳まで登り下ったところが高山裏避難小屋、ここから少し登りトラバース道の途中に水場が有りました。さらにトラバース道を登って行く、雨はだんだんと強くなりダケカンバの急登を登る頃には本格的な雨になった。前岳までの登りは今日一番の登りでダケカンバの直登からガレ場の登りになる頃には一番雨が強くなって靴の中に水が入ってきてしまった。標高差にして500mの登りはきつい、まして雨風の中を登るのは難行苦行でした、せめてもの慰めはお花畑が綺麗だったこと休み休み登りやっとの事で稜線にたどり着いた。
稜線に登ると痩せ尾根で右側がスッパリと切れ崩壊しているので慎重に通過、前岳までの稜線はキバナシャクナゲの群落が見事!!一斉に咲いたようで雨の中でも綺麗でした。これで回りの展望があったら疲れも吹っ飛ぶのだけどねぇ〜前岳に着いても相変わらずガスガスで何も見えない。中岳との分岐に着きましたがChiyomi隊長からここから中岳はすぐだけど行っても何も見えないから今回はパスと言われ荒川小屋方面に下って行く、また天気の良いときに荒川三山を登に来るわ。
荒川小屋に下る斜面にはお花畑が広がっていてなんと鹿柵がお花畑を囲っていてびっくり、今年から設置したようでこんな所まで鹿の被害が広がっているのかと今さらながら驚いた。分岐から50分で荒川小屋に到着〜10時間掛かってやっと着きました。雨は止む気配が無く降り続いているマサコさんは無事赤石小屋に着いたかな、荒川小屋では携帯が通じますが赤石小屋がダメみたいで掛けても通じない。明日のことは朝起きた時点で決めようということになり、まずはキンキンに冷えたビールで乾杯!!夕方小屋から一瞬だけど富士山が見えた。
21日
3時過ぎから隣の人達が起き出してうるさくて起きてしまう、隣の方達は素泊まりで今日は聖まで行きたいと言っていたので早いわ。私達は予定では百軒洞山の家までなので、小屋の朝食が終わるのをまって朝ごはんの支度をする。天気はというと朝から土砂降りの雨が降っている、Chiyomiちゃんとどうするか相談する。赤石岳避難小屋まで行こうか?との話しも出たけど明日も明後日も天気が良くなる兆しが無く概にこのときはもう2人とも縦走する気力が無くなっていた。問題は赤石小屋に居るマサコさんで携帯が通じなくてどう連絡をとったものかと思っていたとき、赤石小屋から荒川小屋に無線でマサコさんから連絡が来た。個人的なことなので無線で連絡取ってもらうのが悪いかなと思っていたので大助かり、協議した結果下山することにしてマサコさんには赤石小屋で待っていてと無線で連絡をして貰うことが出来た。
6時に雨の中を出発、大聖寺平を過ぎ小赤石の肩までの急登を登って小赤石岳に登頂した。相変わらず雨とガスでまったく何も見えない(何回このフレーズを書いたことか)赤石岳と椹島の分岐に来ましたがここでもChiyomi隊長から赤石岳に行っても何も見えないから行かないわよ〜と言われそのまま下る。私達はピークハンターでは無いのでまた天気の良いときに来よう、分岐からはひたすら下りる。途中からトラバース道になり狭い桟道のようなところが出てきたので慎重に下り富士見平を過ぎると赤石小屋に到着〜マサコさんが窓から手を振って待っていた。
さてここからどうする?椹島から駐車場に行く最終バスは14時発とのこと、今の時間は10時45分ここから椹島まで3時間掛かる。時間はぎりぎりだけど間に合わなかったら椹島に泊ままればいいし、間に合ったら白樺荘に泊まりたいねと話しが決まり3人で下山する。ここからChiyomi隊長が先頭でガンガン下りて行く、着いていくのも大変でしたがお陰で13時20分には椹島に着いてゆっくりと着替えが出来た。バスで駐車場に行きマサコさんの車で白樺荘まで行き泊まれるか聞くと満室でダメだったので日帰り温泉に入ってその日のうちに東京に帰りました。
梅雨が明けたと思い勇んで行ったのに2日間とも雨の登山になってしまい残念、聖っちからの大展望と百軒洞山の家のトンカツはたまたまお預けになってしまいましたが絶対にリベンジするぞ〜と誓った南アルプス安全登山隊でした。
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