【八ヶ岳】初テント泊単独南北縦走5日間
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- GPS
- 98:48
- 距離
- 50.0km
- 登り
- 4,375m
- 下り
- 5,226m
コースタイム
2日目:双子池5:39〜8:11北横岳8:20〜9:30三ッ岳9:35〜11:00雨池山11:05〜11:59縞枯山12:05〜12:50茶臼岳12:55〜13:58麦草峠14:09〜15:20丸山15:30〜17:06中山17:08〜17:50黒百合ヒュッテ
3日目:黒百合ヒュッテ5:25〜6:57東天狗岳7:50〜8:20根石岳8:25〜10:39硫黄岳10:48〜12:32横岳12:35〜14:43行者小屋
4日目:行者小屋6:00〜7:30阿弥陀岳7:40〜9:30赤岳10:10〜11:48キレット小屋11:49〜14:21権現岳14:25〜15:43青年小屋
5日目:青年小屋6:15〜6:53西岳7:00〜8:28編笠山8:39〜9:42押手川9:50〜10:21雲海10:24〜11:08観音平11:17〜13:58小淵沢駅
天候 | 28日:晴れのち雷雨 29日:晴れのち曇り 30日:雨のち晴れ時々ガス 31日:晴れ 1日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復:JR小淵沢駅 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今年の6月下旬、今回の計画を立て始めました。
日帰り登山以外で必要な道具を買い揃え、食糧以外の装備を70リットルのザックに詰めたのが7月初めです。
近場でテン泊練習をしようと、計画は立てるも、色々予定が入ってしまい、結局家で一度設営したのみで当日を迎えてしまいました。
初めてのテン泊で、どの程度食糧や水が必要なのか、分からない為、多めに詰めました。総重量25キロ位。後に後悔しますw
7月28日朝3時半に起床し、4時40分の電車に乗るべく、家を出発します。もう後戻りはできませんw
ところが、10分も歩くと慣れていない重さに体が悲鳴をあげます。。。大丈夫か〜これw
なんとか駅に到着し、4時間以上電車を乗り継ぎ、バスに乗り換えて、やっと蓼科山登山口に到着しました。
此処で降りたのは自分を含め4名でした。
ついに11時、小淵沢に向けて登山開始です。
この重さに体が慣れていないせいか、標高が低くて暑いせいか、みるみるパワーが落ちていき、
他の登山者にあっという間に置いて行かれますw
なんとか蓼科山山頂に着いた時にはフラフラですw
ザックを下し、山頂周辺を散策すると急に元気になりました。
まるで無重力のように体が軽いwピョンピョン石を飛んで歩けます。
時間もないので、またクソ重いザックを背負い直し、とりあえず大河原峠を目指します。
何度も休憩し膝ガクガク状態でなんとか大河原峠到着です。
俺の足は体重25キロプラスを支えて歩く用には出来ていないようですw
自販機で冷たいお茶を買い一気飲みです。勢いよく何本でも飲める気がします。
ここから今日、自分と同じように双子池でテン泊するという方と、一緒に歩きました。
この方は、先週は北アルプスに行ってきたというだけあり、ついて行くのが精一杯でした・・・ゼェゼェw
双子池に着くと、テント場はほぼ一杯で、狭い木の間に設営しました。
それにしても野外初テント設営がこんな場所・・・狭w!
ただ、ジメジメしていそうな場所なのに、ハエや蚊、アブなどはほとんどいなく、快適でした。
適当に夕飯を食べて、寝袋に入ると外でゴロゴロゴロ・・・・。
あらら、初テン泊で雨降らないでよ〜と思っていたら。
ザーザーザー・・・ピカ!ゴロゴロゴロ〜。
まるで和太鼓の中に入っているような五月蠅さ・・・w
これ寝れね〜〜汗
寝返りを何度もうち、気が付いたら、朝4時のアラームが鳴っていました。
俺寝てたのかな〜まどろみの淵を彷徨っていた感覚です。
7月29日朝5時半頃テントを畳み、2日目の工程開始です。
今日は、黒百合平ヒュッテまで行く予定ですが、自信がないので、白駒か、高見石辺りまで行ってから決めよう・・・。
それにしても体が痛い。。。
まずは、北横岳を目指します。足や肩が悲鳴をあげるまえに出来るだけ距離を稼ぎたいところです。
そう今日は体力勝負の日なのである。ここで頑張れば後半の日程は比較的楽ができるのである。
朝の陽ざしを浴びてキラキラと輝く北八ツの森をサクサクと歩きます。
まだ気温が低く、涼しいのでかなり楽に感じます。
だらだらとした登りが終わると山頂到着です。山頂ではおばさんグループが御菓子を食べて休憩していました。
少し休憩がてらお話をしていると、チョコレートを頂きました!ありがとう御座いますw
おばちゃん達に別れを告げて、三ツ岳へ向け出発です。
三ツ岳への道には、軽装の方は行けません的な看板が立っています。
丁度すれ違ったお姉さんにこの先険しいですか?と尋ねると、「石がゴツゴツしてるけど山頂は気持ち良いよー」とのことです。
此処まではコースタイム道理なのでこのままのペースで行ければ、予定どおり黒百合まで行けそうです。
ところがこの三ツ岳、思いの外険しいです。重いザックを背負って大きな岩を飛ぶように歩くので、
バランスをとるのが難しく、慎重にならざるおえません・・・
山頂に着くと、1組のご夫婦休が憩中でした。
ここに登ってくる人はあまりいないようで、人もまばらです。
今日は雲が広がり気味なので、展望は良くありませんでしたが、涼しい風が吹き抜け気持ち良いです。
大きな岩に腰かけ、しばし休憩です。休憩していたご夫婦は、ロープウェイで登ってきて日帰りで帰るみたいで先に出発していきました。
自分もゆっくりしていられないので、下山開始です。
途中すれ違ったおじさんに、どこまで行くの?と聞かれたので、行ければ黒百合まで行きたいですと答えると、今この時間なら行けるよ!
と言われ、ちょっと安心します。
少しすると、下りが終わり登り坂がはじまります。この上は縞枯山だなと思っていると、その頂は雨池山でした。。。
雨池山の存在を忘れていただけにショックがデカイです・・・汗
ザックを下し、しばし休憩です。なんだか休憩ばっかりです。。。
そのせいか、水の消費が激しく、残り500ミリ程しか有りません・・・やばいかも・・・w
麦草ヒュッテまで行けば、飲み物が売っているはずなので、先を急ぎます。
縞枯山の登りで、今日一番の喉の渇きに襲われます。汗がドバドバ吹きだします。
北八ッの山の多くは登山道が木々で覆われている為、風の通りが悪く、暑くて死にそうです。。。
這うようにして山頂に着き、倒木に腰かけて休憩です。しばらく息を整えないと動けませんw
息も整った頃、ファミリーグループが登って来たので、写真を撮ってもらいこの先麦草峠までの状況を聞きます。
「登りだと3時間程掛かったけど、下りなら1時間半位で行くよ!茶臼山からの道は少しガレていて嫌らしい」と教えて頂きました。
お礼を言って、早速茶臼山に向けて歩き始めます。
残り少ない水をチビチビ飲んでいる為、体内の水分量が発汗においつきません・・・
ゾンビのように歩き、茶臼山到着です。
途中展望地と書かれた分かれ道がありましたが、そんな場所に行く余裕はなく、完全スルーです。
取り敢えず誰もいないので、三脚をセットし写真を撮ってしばし休憩します。
三脚なんか持ってきてるから重いんだよな〜とかブツブツいいながら水を飲みます。
茶臼山の下りにとりかかると、確かに少しガレ場な感じで歩きづらく、油断すると尻餅をつきそうになります。
ある程度降りてくると、道はドロドロで至る所に水溜りが点在し、歩きづらい・・・
一瞬気が緩んで、踏んだ丸太がツルッと滑りドボン!!
あっ〜〜〜くるぶし辺りまで水に漬かりました。やってしまった・・・
ただゴアテックスの威力はすごく、中まではしみてきませんでした。よかったw
ズボンの裾も、靴も泥だらけになりながら、やっと麦草峠着です。
久しぶりに舗装路を見た気がします。
アスファルトの照り返しが強烈なので、さっさと道を渡り、麦草ヒュッテに飛び込み、スポーツドリンクとお茶と、そしてファンタレモンを買い、一気飲みです。炭酸うめーーーー!!
しばし休憩後、丸山を目指します。
今日、青苔荘に泊るというグループ丸山へ登っていました、道を譲って頂きましたが、結局山頂にて追いつかれましたw
もうバテバテで、今日は高見石小屋でテン泊にしようか10分程悩みました。
が、ここで怠けていては、後半の日程がきつくなるだけなので、予定道理、黒百合までいくことにします。
途中下ってきたご夫婦が、「後どのくらいで高見石ですか?」と聞かれたので、「もうすぐですよ。」
と答えると「後何分位?」「う〜ん15分位かな・・・w」
結構お疲れな様子です。去年自分もここを下りで使用したことがありましたが、確かにずーっと続く長い下りだったように記憶しています。
このご夫婦、中々面白い方たちでした、しばしお話して、先を急ぎます。
中山の展望台に着くころにはガスで辺りは真っ白で、何も見えません。
遠くでは雷鳴も響き始めたので、中山山頂の標識だけ撮って黒百合へ急ぎます。
あとは、ほぼ下るだけだったので、数分で、黒百合平到着です。
早速テントを張り夕飯にしました。
目の前では、どこかの学校の山岳部らしき集団が、顧問の先生から明日の行動予定を聞きながら夕飯を食べていました。
俺も学生に戻りたいな〜などと叶わぬ事を思いながら就寝です。
明日は、横岳などの急峻な場所を通過する予定。晴れてくれよ〜!
7月30日(月)
朝3時半、目が覚めると外は雨・・・・・・
うわ〜〜最悪だよ〜よりによって今日か雨か・・・・
なんだか雨の中急峻な岩場を通過できる自信がないので、今日はオーレン小屋までにするか・・・・・
などと悩みながら、朝食食べて、地図と睨めっこする。
一時間後、外が静かになったので、外を覗くと、雨が止んでいる。
チャンスだ今テントを撤収し荷物を整理すれば、最小限の濡れで済む。
テキパキと片づけて、学生たちに挨拶して天狗だけに向け出発した。
辺り一面ガスっている。風も良い感じで吹いているので、今日は涼しいです。
数分後、天狗岳山頂に着いたが、ガスで何も見えない。西天狗への道すら見えない。
途中すれちがった、テレビの取材らしき方々も残念そうに下山していきました。
とりあえず、ザックをデポして西天狗を往復します。
西天狗に着くと、なんとガスが晴れていきます。そこにいた方に写真をお願いして、一緒に東天狗まで歩きました。
その方は、車で各地の山を巡っているようで、今日で5日目だそうです。そして東京マラソンも4時間台で完走したすごい方でした。
そして、お年を聞いてまた驚きました。なんと私の倍以上です・・・。負けてはいられないな〜・・・
ザックをデポした場所まで戻ると、ガスは完全に晴れて、さっきまでの涼しさが嘘のように日差しが照りつけて暑いです。
今日はわりと余裕があるので、ゆっくりソーセージをかじって休憩します。
3日目になると、流石に体も慣れてきたのか、重い荷物がそれ程気にならなくなってきました。
水や食料が減り多少軽くなったことも影響しているのでしょう。それでも20キロ以上はあるはずだけどw
夏沢峠までは、なだらかな尾根歩きで、気持ちがよいです。
硫黄岳の登りに取り掛かると、久しぶりのしっかりした登りに体が悲鳴を上げ始めます。。。。
硫黄岳の頂上は広く、ガスっていたらどこが頂上かわからないほどです。
此処から横岳辺りまで、沢山のお花が咲いていました。特にコマクサがいっぱいです。
自分は初めて目にする花の数々に立ち止まり、一眼レフを取り出して、しばし撮影タイムです。
一通り撮り終えて、気合を入れ直します。
そう此処からは、危険ゾーンの始まりなのです。
梯子や、鎖、階段などが次々に現れ、重荷の自分は懸命にバランスを取りながら進みます。
軽い荷物なら大したことなさそうな場所も、荷物が大きいとバランスをとるのが、これほど難しいとは・・・・
どうしても、ペースを落とさざるおえませんでした。
やっとのことで、地蔵ノ頭についたころには、またガスが出て、辺り一面真っ白になっていました。
もう今日は、下るだけです。途中会った方に、行者小屋でテン泊して明日赤岳に登りますと言うと、一様に「もったいないね〜」と言われました。。。
確かにそうなのですが、上にはテント場がないんだも〜ん・・・。
地蔵尾根は結構急で、昇られている方は皆苦労されていました。
途中お会いした方に縦走中であることを話すと、やっぱり山は縦走だよね〜頑張ってと言われ元気を貰います。
もう早く、ザックを置いて休みたいので、駆け降りるように行者小屋を目指します。
小屋に着き、テント泊の申請をして、テントを設営しに行きます。
此処のテント場は、小さな石が敷き詰められたような場所で、どこに設営しようかフラフラ見てると。
近くにテントを張っているお兄さんが、ここなんか一人用にはいいんじゃない石のテーブルも付いてるしw
と、良い場所を教えて頂きました。有難うございますw
他に良さそうな場所も無さそうなので、此処に決めました。
大量に余っている行動食をボリボリ食べながらボーっとしたり、日記付けたり。
久しぶりにノンビリしたひと時を過ごします。
2日続けてカレーだったので、今日はラーメンを食べて夜8時頃就寝です。
7月31日(火)
朝3時半起床。
今日の天気は良さそうです。外に出てみると、4日目にして初めて星空を見ることができました。
早速朝飯を食べて、テントを畳み荷物を整理します。
5時40分、まずは阿弥陀岳に向け登山開始です。
こちらの道は地蔵尾根程の急登りではなく、わりと歩き安い道が続きます。
今日は朝から日差しが強く、天気は快晴です。
尾根上からの景色に期待が持てそうです。
尾根に出る最後の部分は結構急な登りでしたが、わりとすんなり阿弥陀岳のとりつきまでこれました。
大絶景が広がっています。富士山が目の前にドーンと見えています。
後に会った、長野県に住むという方の話では今年の夏一番の天気とのことでした。
早く阿弥陀岳の頂きに立ちたくて、此処にザックをデポして早速出発します。
なかなか手強い登りで、重いザックを背負っては歩きたくない場所でした。
山頂からは大パノラマです。360度の大展望!!
5日間のうちこんな日が1日でもあって良かったです。
山頂に登って来た方々とこの感動を共有し、皆一様に「わぁ〜〜〜〜!!」と声を上げていました。
少しの間この眺めを楽しみ、ザックをデポした場所まで戻ります。
また重いザックを背負い、ついに八ヶ岳主峰赤岳に向け出発です!!
中岳を登りきると、多くのグループが休憩していました。
少しお話し、テント泊縦走していることを話すと、おばちゃん達にカッコいい!
若いころしか出来ないもんね〜!頑張って!などと励まされます。
相手がおばちゃんでもカッコいいって言葉に弱いんだよな〜w
なんだか元気がでてきました。←単純w
赤岳直下の崖は、中々しんどかったですが、それ程長く続かないので、なんとか登りきり山頂到着です。
最高の景色です。八ヶ岳最高峰に登った日が一番天気が良いとはなんとついているのでしょうかw
山頂に居た方たちとしばし談笑し、権現岳に向け出発です。
赤岳を過ぎ、キレット方面に向かうと直ぐに、荒々しく、崩れやすい岩場となり緊張を強いられます。
梯子や鎖などが設置されている場所や両側がスッパリ切れ落ちている場所などが、多発します。
正直、この4日目が一番不安でありました。
事前情報で色々調べていたので、高所恐怖症の自分が通過出来るかが疑問であったのだ。
特に、ゲンジー梯子は去年一目見て、あれは俺には無理だろうなと思っていたから尚更です。
ビクビクしながら向かいましたが、なんだか昨日の横岳で高い所に慣れたのか、まったく怖くありまへんwあれれww
帰って、切り立った場所に吹く風が気持ちよく感じる程でした。
ただ、影になる場所がない稜線歩きにおいて、この日の日差しは強烈で、肌はジリジリ、喉はカラカラです。
吹き抜ける風は涼しいのですが、灼熱地獄。何度も小さな影を見つけては休憩をとり、やっとゲンジー梯子到着です。
途中で止まりたくないので、一気に登りきる為梯子のたもとで、しばし休憩し、覚悟を決めていこうとしたら、上から下りてこられる方が来ました。
道(梯子)を譲ってしばし待ちます。う〜んやっぱり長いな〜・・・・
降りてくる方も慎重です。
さて、自分の番両手両足でしっかりつかみ、一歩一歩登って行きます。
20キロ以上の荷物の重さが、太股に容赦なくのしかかり、パンパンです。
ぶっちゃけ怖いとか考えてる余裕なしですw
息ゼーゼーw
なんとか一気に登りきり、しばし休憩です。
風がかなり強くなってきたので、久しぶりに携帯の電源を入れて天気を確認しました。
どうやら九州に台風が来ているようです。その影響かな〜?!
空荷で、権現岳を往復し青年小屋に向かいます。
ここまで来ると、去年日帰りで来たことがある為、なんだか安心です。
青年小屋までこんなに遠かったかな〜!?と思いながら崩れやすいガレ場をドンドンとくだりました。
それにしても人が少ないです。
赤岳から此処まで、4〜5人しか会ってません。去年ここに来た時には次から次へと人が登っていたのを思い出します。
のろし場付近で最後の休憩をします。水の残りもあとわずかなので、早く青年小屋に着きたいです。
青年小屋に着くと直ぐにテントの申請をして、テントを張りに行きます。
1張り先客が居ましたが、ガラガラです。山小屋の方に今日は少ないみたいですね?と聞いたら、今日も少ないよw
と言っていました。平日はこんなもんらしいです。
風が強いので、風の影響を受けなそうな端の方にテントを設営し、夏季限定のかき氷を食べに山小屋に向かいますw
かき氷を注文して、入って直ぐのテーブルで待っていると、1グループが来て談笑を始めたたので、かき氷を食べ終わるまでしばしお話に混ぜて頂きました。
重いものを担いでいる時の歩き方や、山での過ごし方など色々聞けて楽しかったです。
私が、自分の息子と同じ年だったらしく、若いわね〜と言われてしまいました。
その後、やっと元気が出たので、暗くならないうちに、ボトル4本持って「乙女の水」を汲みに行きました。
冷たくて最高の水でした。生き返ります。かき氷と同じ位の冷たさw
今日もわりと早く着いたので、ラジオ(FM長野)を聞いたりして過ごします。
暗くなってきたので、夕飯とします。今日はアルファ米の炊き込みご飯と、コーンビーフの缶詰です。
久しぶりに食った肉!!うまい!!缶詰最高です。重いけど・・・
寝袋に入り今日は、星の撮影をしようと、暗くなるのを待っていると、中々暗くなりません。
20時半を過ぎても暗くならないので、おかしいと思って外に出てみると、月です。
月ってこんなに明るいのか!!wしらんかったw
東京に居ると気付かなかったです。
月が明るすぎて、星がそれ程綺麗に写りません・・・
何枚か撮って諦めて寝ることにしました。
8月1日(月)
朝4時半起床。
今日は最終日。
西岳と、編笠山に登り後は降りるだけ。。。
もっと寝ていたい・・・・が、帰りの通勤ラッシュに巻き込まれたくないので、なんとか昼位には小淵沢駅に降りたいどころです。
早速朝飯を適当に食べ、テントを畳んで、荷物の整理をします。
最終日だというのに、行動食がまだ半分以上、非常食もあり、更に一食分の夕飯も余っています。。。。
完全に持って来すぎています。これだけで、1〜2キロ位有りそうですw
とりあえず、この荷物は此処にデポして、西岳を往復します。
西岳へはほぼ、アップダウンのない歩きやすい道続き、1時間位で到着です。
風は強いですが、今日も天気良く、富士山や、南アルプスなどが綺麗に見えていました。
写真を何枚か撮り、さっさと戻ります。
乾かしていたテントと、シートをザックに閉まって編笠山に向けて出発です。
山頂に着くと寒いです。。。吹き抜ける風が容赦なく体温を奪います。
慌ててウインドブレーカを出して着ました。そういえば昨日の夜は、テント内で10度位でした。
ついに最後の山・・・・しばし感傷に浸ります・・・最後か〜
20分程景色を眺めて、ついに下山開始です。
さて、下界に戻るか〜!!
押手川付近までは大きなゴロゴロした岩の道を下ります。
途中から結構多くの人と会いました。
色々お話したり、飴を頂いたりしながら、1時間位で押手川到着です。
此処でトレラン風の方とお話したのですが、なんと彼昼間ここ登った後、夜に富士山に登る予定だとか・・・凄い・・・ハードすぎですw
その横で休憩していた方は、地元の方らしく、お散歩に来て山頂でお昼食べて帰るそうです。羨ましいです。自分は家まで電車を乗り継ぎ4時間半の旅が待っています。。。。w
押手川から観音平までは、だらだらとした下り坂が続き長いです。更にこの辺まで降りてくると暑い・・・・
木の陰から車が数台見え始め、観音平到着です!!
長かった登山もついに終わりを迎えます。
近くにいた親子に写真をお願いしました。
とりあえずベンチに座り、汗と泥で汚れたシャツを脱いで、余った水をタオルに染み込ませて体を拭きます。
5日間風呂に入っていないので、非常に気持ちがよいですw
帰り用に持ってきていたシャツに着替えて小淵沢駅まで急ぎます。
なんとか14時7分発高尾駅行きに間に合いそうなので、炎天下の中を歩きました。
途中あった自販機でジュース4本をがぶ飲みして体を潤しましたw
2時間半近く歩き、ギリギリ駅に着いたころには結局着替えたTシャツは汗ビショ・・・
その後電車を4時間以上乗り継ぎ家に到着!!
長かったようで、短かった夏休みももう終わり、翌日からは仕事です。フゥー。。
山では、でかいザックだからか、沢山の方に声を掛けて頂き励まされました。皆さん有難うございました。
完
体重3キロ減
体脂肪5%減
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