正月遠征 南八ヶ岳 阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳
- GPS
- 15:09
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 2,603m
- 下り
- 2,593m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:48
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 8:43
天候 | 31日 曇り 1日 快晴 2日 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1日500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八ヶ岳山荘〜美濃戸山荘 林道は8割方凍結していました。四駆のSUVにチェーン装着が無難かと思います。我々はツボ足で何回かショートカットしながら歩きました。帰りはチェーンアイゼン使用。 美濃戸山荘〜行者小屋 南沢利用。トレースは明瞭。この時期のこの道のためにチェーンアイゼンがあるんじゃないかと思うくらいチェーンアイゼンが最適。行者小屋に近付くにつれ、氷道から雪道に変わってきてました。これから降雪が増えればチェーンアイゼンはダマになりやすいかもしれません。 行者小屋〜阿弥陀岳 中岳沢利用。トレースはうっすら。 雪崩の危険がある中岳沢。この時期はまだ雪が少ないので雪崩の危険は少ないが、中岳のコルに近い上部は傾斜がきつくなり、サラサラの雪で表層雪崩が起きやすくなってました。 途中、北陵へ続くトレースが右に別れるので間違って入り込まないように。 中岳のコルから阿弥陀岳山頂までは気の抜けない雪陵地帯。雪がまだ少なくいやらしいミックスの急登もあり、慎重なアイゼンピッケルワークが求められます。特に下りは滑落の危険あり。ハシゴや鎖はほとんど出ていました。 阿弥陀岳〜中岳〜赤岳〜横岳 トレース明瞭。中岳のナイフリッジはまだ未発達。 文三郎尾根の分岐から人が一気に増えました。赤岳の登りもミックスですが、阿弥陀よりは難易度は低く感じました。この日は強風予報でしたが場所によって風の当たり方が全然違く、西側を歩く時は日陰で風当たりが強く、東側は太陽が暖かく風も当たりませんでした。 赤岳展望荘から横岳も気の抜けない雪陵地帯。ハシゴや鎖は利用出来ます。アイゼンの引っ掛けは要注意。 横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭 横岳を過ぎると風を遮る物がなくなり暴風にさらされます。時折体がよろける突風が吹き荒れていました。硫黄山荘から硫黄岳まではケルンが続いているので視界が悪い時はこれを頼りに登るといいでしょう。赤岩の頭まで下りてくると風はおさまります。 赤岩の頭〜赤岳鉱泉〜行者小屋 赤岩の頭からは樹林帯なので風の影響はありません。赤岳鉱泉でアイゼンは脱ぎました。行者小屋までは中山乗越まで登りなので最後の踏ん張り所です。 余裕があれば中山展望台に寄るのもありですが、今回は余裕もなくガスってきたのでパス。 この時期、稜線で休憩出来るのは赤岳展望荘のみ。トイレや食事など、暖かい所で休憩出来ます。赤岳頂上山荘、硫黄山荘は冬期営業はしていません。 |
その他周辺情報 | 下山後はJ&Nを利用させていただきました。食事をすると、お風呂は半額の350円だったかな?で入浴出来ます。 八ヶ岳山荘の駐車券一枚で、コーヒー1杯無料で頂けます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
去年、1人で正月に来て、あまりの寒さに意気消沈してしまい、行者小屋でテン泊しただけで稜線にも上がらず撤退した冬の八ヶ岳。
その時、来年必ずもう一度挑戦しようと決意して今回を迎えました。
今年は、一緒に行きたいと行ってくれたHiroshiiiiさんも一緒で、心強い仲間と挑む事が出来ました。
初日、そのHiroshiiiiさんの体調がすぐれず、行者小屋までもなんとかいっぱいいっぱいでたどり着いた感じで少し心配しましたが、いつも通り酒を飲んだら元気になり、小屋泊の方々と酒盛りをして楽しい時間を過ごす事が出来ました。一緒に飲んだ京都の方々、東京の方、大阪のおっちゃん、楽しい時間をありがとうございました。
去年はあんなに寒くて夜中何回も目が覚めたのに、今回はかなり酒を飲んだからか、朝までぐっすり寝る事が出来ました。
それでも朝の気温はマイナス17度くらいでしたので、出発準備の時は少し億劫になりました。
最高の天気の中登り始め、中岳のコルに乗り上げた時に目の前に飛び込んできた景色を見た時、去年ここまでもこれなかった思いもあってか涙が出ました。この景色を見た時、今日これから登る阿弥陀から硫黄までの踏破を確信しました。
風が強い区間もあったり中途半端な雪付きに緊張する瞬間もありましたが、二人で声をかけあいながら慎重に楽しく歩き通す事が出来て、久々に会心の山行になりました。
今回一緒に行ってくれたHiroshiiiiさんには本当に感謝です。そして今回の山旅をより一層楽しくしていただき、思い出深い旅にして頂いた小屋で出会った方々や同じ道を歩いた方々に本当に感謝致します。
本当にありがとうございました。
二人とも冬の赤岳登頂おめでとうございます!
天気が心配されましたが、中々の好天だったようでなによりです。
レコを読んでいたら自分もご一緒すれば良かったなと後悔しております(笑)
直前まで天気予報とにらめっこしてたので、これ以上ないくらいの快晴の中登れましたよ👍冬の赤岳も嬉しいけど、阿弥陀に登れたのが何よりでした。
二人で、マーニーどこ行ったかねー、なんて噂してましたよ😁
大荒れの予報がウソのような青空。やっぱり日ごろの行いが効いてるんですねぇ。私の方は土砂降りで計画潰れて家で紅白見てました。コッチも日ごろの行いって言うやつでした。
最後になりましたが明けましておめでとうございます。
八ヶ岳や南アルプスは冬も比較的晴れの日が多いので、快晴の中登る事が出来ましたが、日頃の行いは相変わらず悪いままです😁
近いうち新年会山行とかやりたいですね!今年も色々よろしくお願いいたします!
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